「ニュースを斬る」

鳩山由紀夫、蓄電池と普天間を語る

「我々は正義の味方だ」

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2012年3月22日(木)

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 政権交代を目前にした時期、鳩山氏は米軍普天間飛行場の移設先は「国外、最低でも県外」と主張した。その後、2010年3月に開かれた自民党の谷垣禎一総裁との党首討論で、「私は今、その腹案を持ち合わせているところでございます」と具体的な候補があることを明言。だが、その言葉が致命傷となり、結果として9カ月で退陣することになった。

 「何も考えていないんじゃないか」と言われるから、「腹案がある」と言ったんだけどね。もうこれ以上、普天間の話はしなくていいでしょう。役人とは一切、相談しないでやろうとしていましたからね。今は完全に官僚主導に戻っちゃいましたよ。消費税ひとつとってもそうでしょう。消費税を上げれば経済が死んでしまうよ。

 取材の趣旨が蓄電池関連ということもあるのだろう。政権時代の官僚の抵抗や普天間問題について質問すると不機嫌な表情を浮かべ、口が重かった。およそ30分のハコ乗り。その後、伊丹空港に到着すると、長躯をかがめて関係者に頭を下げ、要人用の出入り口に消えていった。

本記事は車中取材と蓄電池議連の会合での発言をもとに構成しました

(この記事は、有料会員向けサービス「日経ビジネスDigital」で先行公開していた記事を再掲載したものです)

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篠原 匡(しのはら・ただし)

昭和50年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、日経BP社に入社。以後、主に「日経ビジネス」の記者として活動している。趣味は競艇と出張、庭いじり。著書に『腹八分の資本主義』(新潮社)、『おまんのモノサシ持ちや』(日本経済新聞出版社)がある。



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