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天皇陛下“たゆみなく努力を”

3月11日 15時36分

天皇陛下“たゆみなく努力を”

天皇陛下は、皇后さまと共に東日本大震災の犠牲者の追悼式に出席し、「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています」と述べられました。

追悼式では、地震が発生した午後2時46分に黙とうが行われたあと、天皇陛下がおことばを述べられました。
天皇陛下は、冒頭、「震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します」と述べたうえで、救助や防災の活動中に命を落とした人たちが多くいたことに触れられました。
また、被災者を支援してきた大勢のボランティアや原発事故の対応にあたってきた人たちをねぎらったうえで、世界各国から寄せられた支援への感謝の気持ちを表されました。
そして、「被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています。この大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心がけを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います」と述べられました。