2008年8月15日更新 記者 おとなっち


「予算」とは何ですか?

予算とは
「予」=あらかじめ
「算」=けい算する

という意味です。

つまり、「来年度の「歳入」と「歳出」の見積もりを出しましょう」というのが予算の意味となっています。

予算には、「本予算」・「補正予算」・「暫定予算」などがあります。

国の予算の場合、毎年1月中旬から下旬頃に通常国会が開かれ、その中で来年度(本年4月~翌年3月)の本予算についての議論が始まります。本来、3月31日までに本予算が決まらなければ、国の運営が成り立たなくなります。予算にのっとって国や地方自治体は運営しているからです。

3月31日までに予算案が議会を通らなかった場合に登場するが「暫定予算」です。公務員の人件費など、必要最小限の経費となる予算を暫定的(仮措置)に組むことで、混乱を抑える役割があります。ちなみに暫定予算は本予算が可決されると同時に失効となります。

予算は議会の多数決で決まります。地方自治体の長や、内閣が提出した予算案が可決されるとは限らないのです。そのため、水面下で政党なとの協議を重ね予算を編成します。

ちなみに、2008年度の大阪府は暫定予算を組んでいます。そして、橋下知事の予算案が否決される恐れがあったため、職員の人件費や私学助成金を修正。橋下氏が譲歩する形で2008年7月23に予算が可決されました。

大阪府予算の概要


社会の情勢は日々変ります。景気が悪くなったり、災害が起きたりと、本予算では対応できない事も起こり兼ねません。そこで登場するのが「補正予算」です。必要経費を捻出するために、新たに予算を組む事で、その時々に対応した対策を行います。

近年、毎年のように補正予算を組まれており、本予算と加算した金額が、年度の予算になります。


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