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オスプレイ:緊急着陸は固定翼モードのみ 米軍操縦士が説明

 【サンディエゴ19日松堂秀樹】米軍普天間飛行場に今年末までに配備される予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、固定翼機モードで飛行中にエンジンが停止した場合、回転翼をヘリモードに切り替えることができず、固定翼のみで着陸を図ることが分かった。ミラマー基地所属の操縦士が記者団に説明した。元主席分析官が「オートローテーション(自動回転)機能に欠陥がある」と2009年に米下院の公聴会で証言した事実が裏付けられた。さらに固定翼機モードで緊急着陸して地面に回転翼が接触した場合、機体から外れ周辺に飛散するよう設計されていることが分かった。

 政府は04年の米軍ヘリ沖国大墜落事故後、飛行を再開させる際、安全対策の根拠となる報告書を07年に公表。「ヘリは緊急の際にもオートローテーション機能で飛行場に帰還を図ることは可能」と説明していたが、オートローテーション機能が欠如したオスプレイが配備されることで矛盾が生じている。

 ミラマー基地所属のオスプレイの操縦士、ウォーレン・カリー少佐は19日午後、試乗した記者団の取材に応じ、固定機モードで飛行中にエンジンが停止した場合の対応について「ヘリモードには戻せない。固定翼を使い、グライダーのように降下して安全な場所を探して着地する」と説明。普天間飛行場のような住宅密集地での緊急着陸場所については「よく分からない」と述べた。また、回転翼が前向きのまま緊急着陸した場合は「機体にぶつからないよう回転翼が外れるようになっている」と述べ、緊急着陸時に回転翼だけ外れる仕組みなっていることを明らかにした。

 カリー少佐と取材に応じたブレント・リーファー少佐は「一番最悪なシナリオで、今まで発生したことはない」と飛行中のエンジン停止の可能性が極めて低いとの見解を示した上で「オスプレイに限らず、操縦士はエンジンが停止した場合、何が目の前にあるか把握しながらなるべく安全に着陸することを心掛ける」と述べた。

(琉球新報)

2012年1月21日

 
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