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社会

神戸の仏料理店アラン・シャペルが3月閉店 

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 神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)の最上階にある仏料理店「アラン・シャペル」が、3月25日で閉店する。フランスで最高峰とされるレストランの世界唯一の提携店だったが、本店の経営陣交代で決定。ホテル開業時にオープンし、全国のファンに愛された名店は31年で幕を閉じる。

 同ホテル創業者の中内力氏が、施設の核として「三つ星店」の誘致に乗り出し、開業が実現。巨匠アラン・シャペル氏(故人)ら本店の料理人が技術指導を重ね、日本での仏料理の最先端として注目を集めた。

 しかし、店内挙式などのサービス面をめぐって本店の新経営陣とホテルで意見が異なり、本店側が提携店を持たない方針を決めたという。

 閉店後も現在の総料理長らが、5月下旬に新設するレストランで腕を振るう。現在、同国に本店がある別のレストランと誘致交渉中という。

 同ホテルは「大きな冠はなくなるが、地元食材と本場の味を融合させた独自の料理を提供していく」としている。(石沢菜々子)

(2012/01/13 22:01)

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