ソウルで日本人相手の売春再び横行

 日本人観光客のSさん(24)は「夕方ホテルに戻るためタクシーに乗ると、派手な女性の写真が印刷された名刺を差し出し、売買春をあっせんする運転手もいる」と話した。

 また最近は、日本人男性を相手にした「ポン引き」も登場している。通常、彼らは午後7-11時の時間帯に活動する。明洞でビラ配りのアルバイトをする男性(23)は「ポン引きは男性同士で来た日本人観光客を見事に見分け、彼らに付きまといながら上手な日本語で『女の子いますよ』と名刺を渡している」と語った。

 日本人観光客専用の売買春情報サイトも少なくない。日本語の検索ポータルサイトで「デリヘル」「明洞」という単語で検索すると、日本語で書かれた韓国の売買春サイトが10個以上も出てくる。

 あるサイトには「ホテルにチェックイン後、名前、ホテル名、部屋番号、好きな女性のタイプをお知らせいただければ、お好みのスタイルの女性を派遣します。観光と食事をゆっくり楽しんだ後、ホテルで翌朝までお過ごしください」と書かれている。観光ガイドまで兼ねた売春女性を派遣するという宣伝だ。価格については「会社員・女子大生は5万円、タレント・モデル級は10万円」と書かれている。

 また、「××ハウス」という業者のサイトには、日本語で「韓国料理を食べながら、チマチョゴリ(民族衣装)を着た女性と朝まで伝統家屋で遊ぶことができる」と書かれている。日本人向け観光ガイドの女性(45)は「韓国に3-4回ほど来たことのある男性は、韓国の売買春サイトであらかじめ下調べし、どこで遊ぶかを決めてくるケースも多い」と話した。

クァク・レゴン記者 , パク・サンギ記者
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