高校歴史教科書に日本軍慰安婦を明記か…最終案を提出=韓国
韓国の国史編纂委員会は21日、日本軍従軍慰安婦や強制徴用に関する記述を明記した高校歴史教科書の執筆基準の最終案を教育科学技術部に提出した。最終案が通れば、2014年から正式に採用される。韓国メディアが伝えた。
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国史編纂委員会が教育科学技術に提出した最終案は、2009年の高校歴史教科書執筆基準の試案を基に16日に開かれた公聴会で学会から提起された意見などを反映して確定された。
慰安婦問題など記述をめぐる変更点として、「太平洋戦争で強制動員と物的収奪を集中的に強行した」という記述が「徴用、徴兵及び日本軍慰安婦など強制動員と物的収奪を集中的に強行した」と修正された。また、「日帝の経済的収奪の中で農民と労動者たちが組織的に抵抗する過程で社会意識が高まり、女性団体の活動など女性たちの意識も高揚した」との記述が追加された。
教育科学技術部は来週、歴史教育課程開発推進委員会の審議・諮問を経て30日に執筆基準を確定する予定だ。最近の韓国世論は高齢となっている元慰安婦女性らへの関心が高まっており、高校歴史教科書で慰安婦問題の記述が義務付けられるようになった。(編集担当:金志秀)
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