【コラム】「水曜集会」記録、遺憾(2)

【コラム】「水曜集会」記録、遺憾(2)

2011年12月15日15時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  こうした‘甘言’を通して朝鮮総督府は朝鮮人女性の労働力を搾取しようとした。 さらに、よく知られているように、こうした方法で勤労挺身隊の名目で募集された朝鮮女性の一部は、日本軍‘慰安婦’として連れて行かれたりもした。

  1992年から韓国挺身隊問題対策協議会が毎週水曜日に、日本軍慰安婦被害女性に対する謝罪や真相究明を求めて行ってきた「水曜集会」が、昨日で1000回目を迎えた。 水曜集会は一つの問題で世界で最も長く続いている集会のギネス記録を保有しているという。 こうした「記録」は集会参加者の根気と執念に対する敬畏と同時に、‘それでも’解決しない現実に対する慨嘆の心情を呼び起こす。 それだけに、大変なことでありながらも喜ばしくない記録だ。

  その間、約20年という時間が流れ、韓国政府が公式認定した被害者234人のうち、生存している女性は63人になった。 13日にも1人がこの世を去った。 こうした事態については、賠償と謝罪を拒否している日本だけでなく、問題解決に積極的な努力を見せない韓国政府も責任を負わなければならない。 一刻が大切だ。 時間が流れて、この地に被害者がいなくなることで問題を伏せようという卑怯な考えでないのなら。

  イ・ヨンア明知大教授

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