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与良コラムと日教組とステレオタイプと

2011/11/08 10:29

 

 

 ちょっと旧聞に属する話なのですが、書かずにおくといつまでも心に引っかかるものが残るので、この際、ここで記しておきます。もやもやしたままはき出さずにおくと、精神衛生に悪そうなので。

 

 私自身、反省しなければならない点は多々あるとは思いますが、最近、世の中のある問題の取り上げられ方があまりに「ステレオタイプ」で、複雑で多面的な事象を正邪・善悪の二元論で割り切ったり、よく知りもしないことを「アレはきっとああだ」と決めつけてそれで済ませるような場面に出くわします。

 

 私もあまり物事をあれこれ微に入り細に穿ち検討し、慎重に考える方ではないのですが、あまりに一面的で何も考えていないくせに偉そうな論調には正直、うんざりしています。一例を挙げます。

 

 2日付の毎日新聞夕刊のコラム「熱血!与良政談」を読んでいたところ、こんな一節があり、ため息をついたのでした。

 

 「政治と教育というといまだに『文部科学省対日教組』の対決図式で語る人は多い。

 

 ……いったい、この人は何十年前の話をしているのでしょうか。私はここ20年近く(学生時代を合わせるともっと長く)日教組問題をウオッチしてきましたが、文科省と日教組を対立の構図でみることができたのは、せいぜい自社さ政権が成立して社会党と日教組が文科省に浸透する以前までの話であり、それ以後は文科省は日教組とのなれ合いを深め、ときに一体化してきたのが実態でしょう。

 

 実際、私は自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会合をはじめ、保守系議員や民間団体による教育関連集会や日教組問題追及集会にちょっと数えられないぐらい取材してきましたが、そこで文科省と日教組の対立の構図が語られたのなど見たことも聞いたこともありません。

 

 むしろ、多くの保守系議員が「文科省はわれわれ保守系議員が何を指摘しても、左派勢力の方を恐れて言うことを聞かない」「文科省の連中はわれわれの話を聞くふりをして、この前も日教組幹部と飲み歩いていた」などと、文科省と日教組の癒着・一体化ぶりを嘆く場面には何度も遭遇しました。

 

 また、産経新聞も私も日教組の問題点をいろいろと指摘する一方、その問題点をきちんと指導しようとせず、それどころか日教組側に立ち、左派勢力の言い分ばかり丸呑みする傾向がある文科省を批判してきました。そのときどきの文科相によって温度差はありましたが、文科省という組織自体が対日教組における見方だなんて考えたこともありません。

 

 まして、日教組のドンが与党幹事長を務め、日教組の専従委員が文科政務官と首相補佐官にまで上り詰めた現在の野田政権において、「文科省対日教組」なんてノスタルジックで牧歌的な発想はどこから出てくるのでしょうか。与良氏の見識と知的誠実さを深く疑います。あるいは、不勉強と思考停止の極みなのか何なのか。

 

 また、私はこのコラムを読んで、慰安婦問題に対してレッテルを貼ろうとしたある種の人たちのことも連想しました。例えば、社民党の土井たか子元党首は以前よく、慰安婦の強制連行の証拠は見つかっていないというごく常識的な主張をする保守系勢力に対し、「従軍慰安婦はいなかったと言っている人たち」という言い方をしていました。

 

 保守系勢力は確かに、「従軍慰安婦という言葉は戦後の造語であり、戦前・戦中はなかった」とは主張しています。しかし同時に、当然のことながら「慰安婦」と言われる人たちがいたことは認めています。なのに、土井氏やその仲間たちは意識してか無意識にか、保守系勢力は「従軍慰安婦の存在自体を否定している不誠実な歴史修正主義者である」というレッテルを貼ろうとしたのです。

 

 これと一緒にしてはいけないかもしれませんが、与良氏が「いまだに『文部科学省対日教組』の対決図式で語る人」と持ち出すのを読んで、似たような構図だなあと感じた次第です。で、この手の嫌らしい相手をおとしめる手法は、歴史問題だけでなく、他のいろいろな問題でも同様に繰り返されていると感じているのです。

 

カテゴリ: 政治も  > 政局    フォルダ: 指定なし

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コメント(21)

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2011/11/08 10:55

Commented by Bero さん

>不勉強と思考停止の極みなのか何なのか

「勉強をやめちゃった人」なんではないでしょうか。一時期においてはもしかするとむしろ「勉強家」だったのかも知れませんが、ある程度①体系理解を身に着けたり、②結果を残したり、③地位についたりして「勉強を止め」てしまう人って、実に多いですよね。まあ実際のところ、この件(文科省と日教組)に限らず、与良氏の発言にはしばしば「時代錯誤」を感じます。物事を断定する前提にカビの生えていることが多いですね。

そんなの(最近の文科省と日教組の関係性など)、ちょっと現場に行ってグルッと一回りするだけで、肌で感じられることだと思いますけどね。

 
 

2011/11/08 11:37

Commented by RAM さん

To Beroさん
>そんなの(最近の文科省と日教組の関係性など)、ちょっと現場に行ってグルッと一回りするだけで、肌で感じられることだと思いますけどね。

*無理です、厚すぎて…特にツラなんかが(わら

 
 

2011/11/08 11:40

Commented by fa-eng さん

勉強しない、考えない子供を大量生産したゆとり教育が癒着の頂点だと思いますがw

 
 

2011/11/08 11:57

Commented by じゃリン子テツ さん

 本当におっしゃりたいことは、現在もっとも議論が白熱している某協定について産経が「事実をねじ曲げてまで賛成に世論誘導している」と主に(今まではたいてい味方であった)ネット界隈で見られていることについて、なのでしょうかね。
「それほど単純じゃないんだよ」とおっしゃりたいのかもしれませんが、じゃあ協定について複眼的に報道してきたと、胸を張って言えるのでしょうか。
 こんなことを問うてみましょうか。阿比留記者は教員組合の問題について精力的にトレースし、問題提起してきました。
 しかし、阿比留記者や御社の報道に接する限り、教員組合には陽の面はなにもなく、闇黒面ばかりで即時に解体するしかない組織のように認識してしまいそうになります。
 それは真実でしょうか?
 教員組合が日本社会の健全な発展を大いに阻害してきたことは論を待ちません。しかしながら、生徒の学習効率向上のためのさほど政治色が強くはない研究会など、有用な組織や活動も内包してきたのではないか。そういう部分についても読者に情報を提供し、判断材料を示してきた──そう言えますか?
 産経の・阿比留記者の教員組合報道は[「ステレオタイプ」で、複雑で多面的な事象を正邪・善悪の二元論で割り切ったり]してはいないものだったのでしょうか。
 ネットユーザーのマスコミ不信は、結局はそういう構造から芽生えているんじゃないかと思います。と、やや厳しめに。

 
 

2011/11/08 11:58

Commented by third-seaman さん

>不勉強と思考停止の極みなのか何なのか

そうなんでしょうね。何しろ全共闘世代の連中は、社会主義は歴史的必然だの、北朝鮮は地上の楽園だのの嘘八百を本気で信じ込んで、それもまた他人に自信たっぷりに教え込んでいたんですから。
拉致犯人の釈放署名の菅や江田じゃありませんが、思考停止でもしなきゃ恥ずかしくて外を歩けないんでしょう。

 
 

2011/11/08 12:20

Commented by iridium さん

先に本論と関係ない旨をお詫びしておきます。どうせ主もスルーされるでしょうし。

じゃリン子テツ 氏談

>本当におっしゃりたいことは、現在もっとも議論が白熱している某協定について産経が「事実をねじ曲げてまで賛成に世論誘導している」と主に(今まではたいてい味方であった)ネット界隈で見られていることについて、なのでしょうかね。

全く同じ感想を初見で持ちましたね。
推進派はますます混迷の度を増してますね。
最初は中国包囲網だっていったかと思えば、最近は中国を取りこむ FTAAP への一里塚だとかいったり。

しかし昨日の稲田議員の正論は素晴らしかったし、あれをきちんと掲載した産経も立派です。
これで親中派の鳩山が反対しているから TPP 不参加は中国のメリットになるなんて為にする推進論も少なくなるでしょうしね。
今、朝日のサイトにでてるこの写真凄いですねw
もうこんな光景はみれないでしょう。
http://www.asahi.com/politics/update/1107/TKY201111070609.html

 
 

2011/11/08 12:35

Commented by hei-chan さん

「政治と教育というといまだに『文部科学省対日教組』の対決図式で語る人は多い。」のくだりは、とりあえず、置いておいて、与良さんの当該コラムは、与良さんがどういう意図で書いたのかほんとのところは知りませんが書かれているところだけを見れば与良さんにしては非常に納得いくいい内容と評価したいところですがw。

民主主義は、国民、有権者の見識があって初めてまともに機能する制度であって、そう考えれば、現在の日本の政治の閉塞状況の大きな原因のひとつは、国民、有権者の政治的見識の未熟、政治的見識を教育することを、戦後、余りにおざなりにしてきたことが挙げられるべきなのではないでしょうか?( そして、そうした教育をしないで国民に政治に無関心にさせることは、政治家にとっても官僚にとっても都合のいいことであり、そうした教育をしないことは意図的にされてき面も否定をされないのでは? )

戻って、「政治と教育というといまだに『文部科学省対日教組』の対決図式で語る人は多い。」ですけど、よく分かりませんけど、この文脈での与良さんの趣旨は、なんの説明もしないで「教育と政治」について語れと言われれば、大抵のひとは『文部科学省対日教組』の対決図式、関係、日の丸、君が代について語る人が多いだろう(そこには最近の両者の融和関係についても含まれるかもしれない)、、、しかし、オレ(与良)の言っている「政治と教育」とは、政治教育(主権者教育)の話だということで、公教育における政治教育の必要性、重要性を意識している人たちが余りに少ないことを言おうとしただけなのではないでしょうか?

 
 

2011/11/08 13:20

Commented by 一閑 さん

阿比留記者

> 与良氏の見識と知的誠実さを深く疑います...

そんな丁寧な批判をしなくとも...奴は確信的に虚構を語っているのですから。 2ch方面では「又与良か!」とネタ論説化されているような与党擁護の駄文を撒き散らしている人として認識しています。

ただ、民主党サイドの立場において日教組と文科省の結託状態は恥ずべき/隠蔽すべき事項なのかなぁ?という点で興味が湧きますね。 本質的に労働条件闘争用の集団が下手に政治力働かせて遂に権力掌握した、という現状は、最早彼らが完全なる批判対象となった事と同義であるのですが...

> 複雑で多面的な事象を正邪・善悪の二元論で割り切った...

現政権与党が未だもって責任転嫁体質を曝け出している背景には、与良に代表される民主シンパ報道機関が論理的に事実を報道する=公平な立場で与党批判をする責務を放棄した事の裏返しではないかと考えます。 もっと矮小化して語るなら、善悪二元論報道はつまるところダークサイドたる官僚&自民党&財界 VS 正義の騎士たる民主党&大手マスメディアという従来の構図を維持したいだけなんじゃないかとすら感じます。
陰謀論云々というより、権力掌握者側の自己愛が肥大化してこの見苦しい状況...What a Wonderful World...に到っているのではないかと。

 
 

2011/11/08 13:55

Commented by 遠州報國隊 さん

こんにちわ。

件の与良コラムを読んできました。

http://mainichi.jp/select/opinion/yora/news/20111102dde012070048000c.html

このエントリーでの阿比留さんの「与良批判」は、少し的を外しているように思います。そういう意味で、おおむね、hei-chan さんに同意です。

与良氏の文章はこうなってます。

“政治と教育というといまだに「文部科学省対日教組」の対決図式で語る人は多い。一方、先生自身は「歴史ならともかく現実政治を教えるなんてとんでもない」と考えている気もする。そうこうしているうちに低投票率は20歳代のみならず、30歳代、40歳代へと広がっている。やはり何とかしないと。”


ここでの与良氏は、“政治と教育というといまだに「文部科学省対日教組」の対決図式で語る”人ではなく、むしろ阿比留記者と同じ認識を持っているようにも見えます。

それとは別に、与良氏の見るところ、

「世間には何十年前の話を持ち出す人が多く、学校で政治を教育するというと、『かつての日教組のような政治教育をされたら困る』と言い出す関係者・保護者が多いのではないか」

的なニュアンスで書いているように見えるのですが。

 
 

2011/11/08 14:10

Commented by 阿比留瑠比 さん

遠州報國隊様
 おっしゃりたいことは分かりますが、私は長年、政治と教育の現場を取材していても「政治と教育というといまだに「文部科学省対日教組」の対決図式で語る人」自体を見たことがありません。そういう人が存在すると与良氏が仮定する発想、あるいは本当にそういう人が多いと信じていること自体が、私はうんざりなのです。

 
 

2011/11/08 14:35

Commented by 佐衛門 さん

同じ空気を吸いたくない虫唾が走る奴って世の中に入るものです。
このチョビ髭がロック好きだって聞いた事があって、
本気でバンドを解散しようと考えた事があります。
やっと作ったジジイバンドなんですがね。

 
 

2011/11/08 15:15

Commented by ichi さん

与良正男はマスゴミ、自分自身の不勉強さをあげて、国民に政治の教育が必要だと、
これを有難いご託宣と崇めるか、与良正男は、「自分達が民主党を作ったのでは無い、国民が作ったのだ。」と言いたいの
か。
国民は馬鹿ではない、洗脳されたマスゴミ、国民はその洗脳が日本で新たな文化・思想を作ってしまったことに恥じている。
国民は恥じるのだがマスゴミやその徒党の与良正男は恥じることも知らないお花畑の人間だ。
現実がそのお花畑を乱すことに我慢なら無いのが日本の新たな文化・思想だ。このような文化・思想は日本では発展しなかっ
たはずだ。我慢なら無いという排他的思想は日本文化ではない。

そう、行き着く所は宗教へと向かう

 
 

2011/11/08 15:25

Commented by kazu-haya さん

阿比留様

こういうエントリを読むと何と言うか私自身、自省を迫られている様な気がします。
自らの過去の言動を鑑みれば、まぁ、ろくなもんじゃないな、と。
どうしても世間的、または自分なりのステレオタイプやテンプレートを持って語りがちになってしまいますし。

定点を持つ事は大事ですが、それだけに拘ると大事な事を見逃します。
両立は困難ですが、そういった姿勢こそ情報に対して真摯な姿勢足りえるのかな、と。

気づかせて頂き、ありがとうございます。

 
 

2011/11/08 16:09

Commented by Bero さん

阿比留さんと与良氏、両者の認識の共通点は…
文科省対日教組」の対決図式など無い。

一方両者の相違点は…
阿比留さん=そんな図式で語る人さえ居ない。
与良氏=そういう人が依然多い。

当然、阿比留さんは上述「相違点」を理論軸として与良さんを批判されているように読めるのですが、私もやはり、「文科省対日教組の対決図式で語る人が多い」という前提、つまり先入観に支配されたまま論を進めている与良氏の言説はあらかじめ破綻しているように感じます。
(この点については要自戒。)

それだけならさしたる批判の対象でもないのかも知れませんが、問題はこういう人がマスメディアに出て一定の影響を発散してしまう、という点でしょう。同じ「メディア」として一括りにされ、ときに痛烈な批判を浴びる阿比留さん(あら…)としては、看過し難いところだろうと思います。

 
 

2011/11/08 16:16

Commented by izaiza1219 さん

与良さんのコラムを先日拝見し、おっしゃることは分かるけど…理想論だなあと呟いていたくちです。

その意味では、“政治と教育と言うと いまだに文部科学省対日教組の図式でしか見ない”遺物ですが、「教育に政治的中立などあり得ない」と言う日教組と、法律上、それは許されないとする文科省には溝がある、無いなら在ってほしいと思います。

田舎の小学校の、それも昔の話を書いても始まりませんが、担任の女教諭は日教組活動に熱心で、「今日はキョウケン(教研)の日」と、月に2、3回はいそいそと出かけていました。
いつもは暗くなるまで付き合ってくれるだけに、「先生、またキョウケン!」と騒いだものです。
そんな先生でしたが、56年にハンガリー動乱が起きた時は、社会の時間だけでなく、国語の時間も使って、連日、ソ連批判でした。
農業の集団化には無理がある、反抗すれば殺されるが、その数がもう1000万人を超えたかもしれない、中国がソ連のまねなんかしたらもっとひどいことになる、中国ではいま共産党を批判させているが、罠だ――といった話に、胸をどきどきさせながら、聴き入ったものです。

それから20余年、娘の担任の女性教師も政治むきの話をよくなさっていたようで、「世界で一番の悪人は誰か」と問い、子どもらが「わかんなーい」「ヒットラー?」などと答えると、「日本の天皇よ。アジアの人々を何千万も殺しただけじゃなく、沖縄では『泣いたら殺せ』と、軍に赤ん坊も殺させた」とか話されていました。
それはちょっと違う、と言ったところ、「違わないもん、先生が教えてくれたもん」と泣いて怒った娘も、またその娘がやがて小学生です。

わが恩師には感謝していますが、白紙状態といっていい子供たちに、何をどう語るかは、与良さんが考える以上に難しい気がします。
教育に新聞をということで、全国の小学校に導入されているNIE教育なども、文科省は今一度、検討し直したほうがいいと思っています。

 
 

2011/11/08 17:49

Commented by hei-chan さん

改めて、与良さんの当該コラムを読んでみて

>政治と教育というといまだに「文部科学省対日教組」の対決図式で語る人は多い。

の一節は、文脈の中で、意味内容がいまいち不明なうえに、表現の堅苦しからもなんか場違いに浮いている印象を受けますねえ。書きたいことをストレートに書けずに表現を濁したのか、あるいは、単に字数を縮めたためにこのようになってしまったのか?

要は、与良さんが、本件の主権者教育、政治教育の推進、制度化を、具体的に、文科省の役人、そして日教組の幹部などに打診したところ、文科省の役人は自分としては賛成だが日教組が反対するだろうと難色を示し、一方、日教組の幹部も実際、政治に悪用される思想教育だとかの現実の政治状況を理解していない旧態然とした理由で反対、消極意見だった。また、社の同僚その他に話をしてみても、文科省、日教組間そして政治家の間での折り合いがつかずにポシャるだろうとの意見が多かった、ってことなんでしょうか、、、しかし、与良さんとしては、現在の政治の危機的な状況を見れば、「いまだに」そんな旧態然とした「「文部科学省対日教組」の対決図式」的なこと言っている場合じゃないだろう、ってことなんでしょうか?

いずれせよ、各論としてはいろいろ議論が残るところでしょうけど、総論としては、主権者教育には大賛成で、選挙制度の改革とこの主権者教育のいかんによっては日本の政治は短期間で大きく変わることができるのではないのかと期待しているのですが。

 
 

2011/11/08 21:44

Commented by しばりょう さん

日教組なんて、GTQ日本解体の産物でしょう。

今度の TPP それ以来の 米国による、日本解体ですよ。

マスコミは、もう信用していません。

ガス抜きに 稲田氏を起用したり、産経も悪よのう。

稲田氏が支援の演説をした、TPP反対デモを報じないし、民主党の拉致に関係する団体寄付問題、産経報道しましたか?

良識ある、新聞は死んだ。

 
 

2011/11/08 23:00

Commented by bigbadjohn さん

阿比留様

思索せずにただお経を唱えるお坊さんは、たとえ朝5時からの勤行を毎日励行するにせよ、知的退廃に陥らないようにするのはたいへんなことだと思います。サヨク9条平和教の人たちも同じですね。同じお題目を唱えさえすれば万人無敵と信じ込んでいて、毎日の勤行に励んでいるわけです。

もうひとつ、彼らの特徴は、道義心が薄いことです。悪いことはなんでも社会のせい、階級敵のせいで、自己反省することがありません。最低の人たちだと思います。

 
 

2011/11/09 17:42

Commented by izaiza1219 さん

>何も考えていないくせに偉そうな論調には、うんざりしています。

いまほど夕刊を読み、阿比留さんの違和感?が多少分かる気がしました。
きょうのは、石巻市の中学校に生徒らを励ましに行き、逆に勇気づけられたというボランティア報告(「私にもできること」)ですが、

 優しい彼ら、彼女らがやりがいのある仕事に就ける、希望を持てる社会を何としてでもつくっていかねば。

と決意を新たにする、そのあたりの熱血が、阿比留さんとは合わないかもしれない、そんな気がしました。

「新聞記者っていうのはね」「テレビでコメントする仕事はね」と、稚気あふれる例の迫力で、与良さんの肉声を間近に聞いた子どもらも刺激されたでしょうね。

優しい彼ら、彼女らは、どんな夢を語ったのか。
イチローのようになりたいです、NHKのアナウンサーになり、いつかは厚生労働省で大臣がしたいです。
誰もがそうなれる社会にしようよ。そうならなきゃ嘘だよな。一緒に頑張ろう!

阿比留さんには、でも、そんなこと、言えないでしょ?
イチローのことはよく知りませんが、小学生時分から一日何百球のボールを打ち、素振りを千回繰り返していたそうです。
やりがいとか夢とかいう言葉はあまり好きじゃありませんが、夢は必ず叶い、思ったものになれると考えるのは幼稚園児です…なんてことをぼそぼそ言いかねない気がしますよ。違いますか?

熱血はその通りですが、確かにステレオタイプです。




 
 

2011/11/09 22:25

Commented by 九煙洞老人 さん

【現代史の対決】秦郁彦著・文春文庫のP.179に
【大学では、過激な学生運動をしていて「権力を倒すには暴力革命が必要である」と本気で考え、デモもした。しかし、本当に世のなかを変えるには「内部に入ってやらねば」と考え公務員になりました】と毎日新聞のコラムに寄稿した高級官僚の話が、あります。

要するに文科省はサヨクの巣窟と考えるのが正解かと。
内容はおおまかに、
1.あの戦争と「靖国問題」
2.慰安婦と教科書問題 
3.日中関係史をたどる 
4.昭和史の断片 etc.
とくに圧巻は「欠陥だらけの山川教科書「詳説日本史」執筆者の正体ですが、保守論陣の諸兄にはもう一度手にとってほしい一冊です。

阿比留瑠比記者の健筆を今後も期待するもののひとりとして紹介いたしました。

 
 

2011/11/11 12:49

Commented by yuurimorucot さん

与良さんという人は、確信的反自民で民主党政権樹立に多大な功績をあげた方ですが、今でも、民主党政権を批判せざるをえない時でも、必ず何の脈絡もなく、「自民党も同じだけど」「自民党も悪かったけど」という言葉を発する人です。
よほど自民党が嫌いで仕方ないんですね。こういうテレビのコメンテーター多いけど、この人は偉そうに発言してます。(大阪の番組でも酷いもんです)。

 
 
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2011/11/08 15:54

政治主導の行政改革は財務省から [普通のおっさんの溜め息]

 

 昨日の「たけしのTVタックル」で行き詰まり状態の年金改革の問題を取り上げていましたが、出席者の発言です。 ・官僚だけが共済年金でうまいことやっているなど既得権にあぐらをかいている。 ・民主党案の基礎…