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最終更新:2011年9月23日(金) 12時14分

福島の市民グループ、NYで脱原発訴え

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 原発の安全性に関する首脳級会合にあわせて、福島県の市民グループなどがニューヨーク入りし、野田総理の前で脱原発を強く求めました。

 「原発に関する首脳級会合が開かれたばかりの国連本部前で、脱原発を訴えるデモが始まりました」(記者)

 デモを行ったのは、原発反対運動に取り組む日本とアメリカの複数の市民団体です。その中には、福島県川俣町から参加した農家の佐藤幸子さんの姿もありました。

 今回、野田総理の訪米に合わせてアメリカに向かい、ニューヨークやワシントンで原発がもたらす事故の深刻さを伝えました。

 「(福島の教訓から)本当に学びたかったら、安全な原発などないのだということを学んでください」(佐藤幸子さん)

 「特に子どもに関係する話を聞いて涙が出そうになりました」(話を聞いた人)

 そして、国連前で行ったデモ。ちょうど、すぐそばの建物でレセプションを開催した野田総理が目の前に現れました。すると、佐藤さんは・・・。

 「野田首相、福島の子どもたちを守れないで原発の安全を世界中に言うのはひきょうだ」(佐藤幸子さん)

 1時間後、レセプションから出てきた野田総理、佐藤さんのすぐ目の前で国連事務総長とにこやかに握手を交わしましたが、デモの方に目を向けることはありませんでした。(23日11:09)

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