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「みそが放射線防御」 仙台で健康セミナー

満員の会場で講演する渡辺名誉教授

 宮城県味噌醤油(みそしょうゆ)工業協同組合主催の「仙台みそ健康セミナー」が24日、仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台であり、広島大原爆放射線医科学研究所の渡辺敦光名誉教授が「味噌による放射線の防御作用」と題し講演した。
 渡辺氏は放射線に対するみその防御効果を、マウスを使って研究している。講演では強い放射線を照射後、みそを10%加えた餌を1週間前から食べていたマウスは、放射線で傷ついた細胞の再生が見られたことなどを説明した。
 渡辺氏は「照射直後にみそを与えても効果はなく、継続的な摂取が大切」などと強調。「みその中の塩分は単独の塩とは違い、血圧を上げない。1日2杯はみそ汁を飲んでほしい。熟成期間が長いほど効果がある」と話した。
 セミナーには子ども連れの母親ら400人以上が参加し、満席となった。組合によると1000人を超える聴講希望があったという。


2011年08月26日金曜日


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