経済・IT関西初「マリオット」ホテル、3年後に開業 近鉄の超高層ビル2011.7.7 08:29

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関西初「マリオット」ホテル、3年後に開業 近鉄の超高層ビル

2011.7.7 08:29
阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)の模型の前で握手する近鉄ホテルシステムズの二村隆社長(左)とポール・フォスキー・米マリオット・インターナショナル アジア太平洋地域ホテル開発担当上級副社長=6日、大阪市阿倍野区の天王寺都ホテル(松村信仁撮影)

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阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)の模型の前で握手する近鉄ホテルシステムズの二村隆社長(左)とポール・フォスキー・米マリオット・インターナショナル アジア太平洋地域ホテル開発担当上級副社長=6日、大阪市阿倍野区の天王寺都ホテル(松村信仁撮影)

 近畿日本鉄道は6日、米ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」と提携し、大阪市阿倍野区で建設中の高さ300メートルの超高層ビル「阿部野橋ターミナルビルタワー館」(仮称)に「大阪マリオット都ホテル」を開業すると正式に発表した。世界的な知名度を持つマリオットを誘致し、訪日外国人客の取り込みを図る考えだ。

 新ホテルは、ビルと同じ平成26年の開業を予定。マリオットブランドのホテルは国内3カ所目で関西初となる。関西国際空港と電車1本で行き来できるJR天王寺駅の近くにあり、外国人観光客やビジネスマンを中心に利用を見込む。開業3年後の客室稼働率80%を目指す。

 同ビルの38~55階にある376の客室のうち西側の64室は、浴室から大阪市内が一望できる。約40平方メートルの客室はツイン、ダブルが中心。宿泊代は未定だが、1室3万円前後の見通し。

 沿線人口の減少で輸送量が伸び悩む近鉄は、グループをあげて訪日外国人の取り込みに力を入れている。近鉄の高松啓二専務は「マリオットは世界中からの集客が見込める」とブランド力に裏打ちされた集客力に期待を示す。

 マリオットはすでにJR名古屋駅上の超高層ビル内などでもホテルを手がけている。

 マリオットのアジア太平洋地域ホテル開発担当、ポール・フォスキー上級副社長は「日本は食べ物や文化の面で訪問先として魅力があり、成長力は大きい」と、関西進出の理由を強調した。

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阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)の模型の前で握手する近鉄ホテルシステムズの二村隆社長(左)とポール・フォスキー・米マリオット・インターナショナル アジア太平洋地域ホテル開発担当上級副社長=6日、大阪市阿倍野区の天王寺都ホテル(松村信仁撮影)
阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)に入る「大阪マリオット都ホテル」ロビーのイメージ(近鉄提供)

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