辺野古移設、オスプレイ配備 普天間で沖縄猛反発(06/13 11:51)

 沖縄県の普天間基地移設問題で、北沢防衛大臣は、仲井真知事に対して日米合意案の推進を表明したほか、新型輸送機「オスプレイ」の配備についても説明しました。沖縄県側は猛反発です。

 普天間問題がまったく進まないなかで、騒音や安全性など住民からの懸念が強いオスプレイがさらに配備されるとあって、住民らは抗議の座り込みをしています。
 宜野湾市・安里猛市長:「戦後65年、この基地の犠牲を受けてきた沖縄県民に、これ以上の犠牲を強いていくのか。そういった差別はあってはならない」
 一方、このオスプレイ問題は北沢・仲井真会談でも取り上げられ、北沢大臣は安全性で特に問題がない点を強調し、今後、詳細なデータを提示することを約束しました。また、北沢大臣は、普天間基地の代替施設について「辺野古でV字型の滑走路とする」方針を正式に説明しました。
 沖縄県・仲井真知事:「言葉は悪いですけど、絵空事というか何と言いますかね。ただ決めるというだけのものじゃないかと思いますね。だから、実質、本当に進めようとしてるのかね」
 政府は、今後も負担軽減策や振興策をテコに理解を得たい考えですが、展望はまったく開けていないのが現状です。

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