政治【党首討論】(3)首相「思いつきでの処理、いかに危険か誰より知っている」+(1/4ページ)(2011.6.1 17:16

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【党首討論】
(3)首相「思いつきでの処理、いかに危険か誰より知っている」

2011.6.1 17:16 (1/4ページ)
党首討論で発言する菅直人首相=1日午後、国会・衆院第1委員室(緑川真実撮影)

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党首討論で発言する菅直人首相=1日午後、国会・衆院第1委員室(緑川真実撮影)

(党首討論〔2〕に戻る)首相「大震災以来、本当に真剣に復旧・復興に取り組んできた」

 谷垣氏 「官僚機構とも、これを担当する官僚機構とも、きちんとした人間関係が作れていない。あるいは、東電とは、そりゃ緊張関係も必要でしょう、しかし東電との信頼関係は全くなくなっている。だから、対応が進んでいかない。あなたの下では私は不可能だと思う」

 首相 「私は原子力事故のことについて、平成11年に生まれた新しい法律制度、まさに原子力災害が法律によって初めて緊急事態という宣言をして、その日から私がこの東電を含む電力事業に対して指示をするという立場になった。しかし、当然のことだが、最初の段階から東電の責任ある人にも来てもらい、そして原子力安全・保安院の責任者にも来てもらい、そして原子力安全委員会の委員長にも来てもらい、官邸に届いた情報を分析をして、そういう助言をいただく中で、本部長として判断しなければいけない、そういうことについては、きちんと判断をしてきた。何か、いろいろ谷垣さんも何かの本を読まれたところの受け売りかもしれないが、決して私は思いつきや自分だけの考え方だけで処理することが、いかに危険かということは、誰より知っているつもりだ」

 「そこで、私から逆に申し上げたい。私は今、最初の中でいろいろと話があったが、昨年6月に私が首相に就任した最初の国会だったと思うが、これまでのの20年間においても日本は残念ながら、経済の低迷や財政の悪化や、そして自殺の高止まりといった低迷状態にある。そういう危機にある中で、それをいかに解決していくかということを取り組んでいきたいということを申し上げてきた。そして今回、3月11日に大震災が発生した中で、危機の中の危機という位置づけで、この大震災を復旧・復興していく中から、最初の危機をも含めて超えていくという大きな目標を持たなければならないと考えている」

(次ページへ)政府案を出せば協議に乗っていただけるのか

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