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「慰安婦」問題で日本は謝罪せよーーアメリカの侮日派の糾弾

2007/03/03 13:49

 

いわゆる「慰安婦」問題について、アメリカ議会にいま日本に謝罪を求める決議案が出ていることは周知のとおりですが、この決議案を推進する側は一体、どんなことを述べているのでしょうか。どの程度の対日認識を抱いているのか。
どの程度の歴史認識を持っているのか。
このへんの実態を2月15日の「慰安婦」糾弾公聴会での証人や議員の発言からうかがってみました。
産経新聞に私が書いた記事の紹介です。記事は3月3日付です。

【緯度経度】ワシントン・古森義久 

「慰安婦」糾弾の正確度は 

 米国議会下院に、いわゆる「従軍慰安婦」問題に関する決議案が提出されている。2月15日にはその決議案審議の公聴会が下院外交委員会のアジア太平洋小委員会によって開かれた。決議案は「日本軍は合計20万人ものアジア各国の女性を強制的に徴用し、セックス奴隷としたが、戦後の日本はその非を認めていないため、いまの日本政府に明確な謝罪の表明を求める」という趣旨である。

 決議案の前提には慰安婦はすべて日本軍に直接に強制徴用され、河野談話村山談話も明確な謝罪にはなっていないという決めつけがある。この決議案に対して日本政府は麻生太郎外相や加藤良三駐米大使の言明として「事実ではない」と反論する。では日本側のこうした姿勢に対し米側はどんな糾弾を進めるのか。同公聴会で日本を非難した議員や証人の言葉の一部を紹介し、その実態に光をあててみよう。

 「この決議案は日本帝国の軍隊によるセックス奴隷、つまり強制的売春の責任をいま日本政府が公式に認めて謝り、歴史的責任を受け入れることを求めている。日本の軍隊が5万~20万人の女性を韓国中国台湾フィリピンインドネシアから強制的に徴用し、将兵にセックスを提供させたことは歴史的な記録となっている。米国も人権侵害は冒してきたが、日本のように軍の政策として強制的に若い女性たちを性の奴隷にしたことはない」(同公聴会の議長役となった同小委員長の民主党エニ・ファレオマバエンガ代議員=米領サモア選出で本会議での投票権はない)

 「日本の国会は戦争での個人の損害賠償は講和条約の締結で解決ずみという立場をとるが、他の諸国はそうは考えない。若い女性の多くは日本軍により自宅から拉致され、売春宿に連行された。1993年には河野洋平氏による談話が出たが、日本政府の誠意ある謝罪ではなく、人為的で不誠実な意思表示に過ぎなかった。20年ほど前に日本の文部省は検定教科書のなかの慰安婦の悲劇を削除、あるいは削減してしまった」(同決議案の提案者の民主党マイク・ホンダ下院議員)

 「日本側がアジア女性基金を作り、元慰安婦たちに賠償をしようとしたことは歓迎するが、それは政府としての正式の認知ではなく、賠償金受け手への日本の首相の謝罪書簡も日本政府としての明確で公式の謝罪ではない」(ホンダ議員)

 「日本軍当局が慰安婦運営に直接、かかわったことを示す証拠として中曽根康弘元首相の回顧録を提出する。中曽根氏はそのなかで東インド諸島での慰安所開設の様子を詳述している。河野談話村山談話を含めてこれまでの日本政府当局者によるいかなる謝罪表明も慰安婦問題での日本の公式の謝罪ではない。橋本、小渕、森、小泉など歴代首相によるアジア女性基金の賠償金受取人への謝罪書簡も単に個人の見解表明に過ぎない。不誠実であり、日本をよく知らない外国人に向けてのカブキの演技のようなものだ。この種の弁解はホロコースト否定にも似ている」(日本の戦争責任糾弾の民主党系活動家ミンディ・カトラー氏)

 「とくにいまの安倍晋三政権は日本の歴史について虚偽の概念を有し、河野談話を骨抜きにしようとしている。いまの日本では右翼が非常に強く、数多くの政治家、歴史学者、新聞記者などはその恐怖におののき、政府への反論を述べられないでいる。彼らは夜、脅しの電話を受けたり、自宅に不審な物体を送られたりしている。私はあまりにも多くの米国人も含めての学者たちが脅迫を受けていることを知っている。日本のニューヨーク・タイムズに匹敵する最も尊敬され、最も広範に配布される日刊紙が最近、なんと2度も慰安婦システムというのは歴史的な」捏造(ねつぞう)だとする社説を掲げた」(カトラー氏)

 「現在の日本政府は戦争犯罪に関する情報を意図的に隠す努力を続けている。日本はいまや国際法の責務にきちんと直面せねばならない。歴代政権で唯一、戦争犯罪や侵略に遺憾を表明した村山富市氏は日本の軍部と国会の反発によって首相の任期を短くして辞任させられた」(「慰安婦問題ワシントン連合」代表のオクチャ・ソウ氏)

 以上のような発言が米国議会の公聴会という場で堂々と述べられているのである。ただし議員側はほとんどの時間、ファレオマバエンガ代議員とホンダ議員の2人だけの出席で、証人側には日本の立場を説明する人も中立の立場の人も呼ばれなかった。ただし冒頭だけ出席した共和党のデーナ・ローラバッカー議員は日本政府がすでに謝罪したとして、この決議案への反対を表明した。

 さて日本側としてはどう対応すべきか。このままだと安倍首相の訪米ごろに決議案が採択される見通しも十分にありそうなのだ。

(2007/03/03 07:56) 

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2007/03/03 15:28

Commented by ぷぅ さん

>決議案が採択される見通しも十分にありそうなのだ。
これまで何回も否決されてきたのに、今回は可能性が高くなったというのは、日本からの反応がマイナスに作用したということなんですか?
としても、ハッキリさせなければ、ナチスにされてしまいます。
>共和党のデーナ・ローラバッカー議員は日本政府がすでに謝罪したとして、この決議案への反対を表明した。
韓国系の団体が抗議運動を始めるようですが、なぜ日本人が中国・韓国の言い分に振り回されてきたのか、ちょっとだけ理解されるかもしれません。
多少なりとも擁護してくれる人が攻撃されるとすれば、本当に難しいです。

 
 

2007/03/03 16:02

Commented by soudenjapan さん

To kakashiさん
>>決議案が採択される見通しも十分にありそうなのだ。
>これまで何回も否決されてきたのに、今回は可能性が高くなったというのは、日本からの反応がマイナスに作用したということなんですか?

否決されたのではなく、本会議の採決にはかけられず廃案になっていたのだと思います。今までは議事進行をつかさどる下院議長が共和党出身者(建前上は中立です)だったためにホワイトハウスと連携して採決にかけずお流れにしていました。ところが先の中間選挙で下院の勢力が入れ代わってしまったために、今回は下院本会議で採択される可能性が極めて高いと言われています。

 
 

2007/03/03 16:11

Commented by soudenjapan さん

公聴会の要旨がコンパクトにまとまってますね。さすがです。
できれば前回の決議案と今回のホンダ案との違いにも触れていただきたかったところです。
Evans案(House Resolution 759 [109th])
http://www.govtrack.us/congress/billtext.xpd?bill=hr109-759

 
 

2007/03/03 16:48

Commented by ohrakusai さん

insanityに対する最大の自己防御は、近寄らないこと、無視することであり、対等に議論することは、自らをdegradeすることでありました。
残念ながら、相手が金を持ち、教育もついてきて、しかも世界中にdiasporaがありますと、わめく相手を無視しつづけるわけにいかなくなりました。今週の読売で岡本行夫氏が書いていますように、例えば南京で何があり、何がなかったのか日本のイニシャチブで明らかにする必要があります。
弁護ばかりしている日本は、無知な陪審員にとって、限りなく黒く見えるからであります。過去の日韓関係のいきさつを無視した、今回の、韓国統一相の日本糾弾スタンドプレー発言に対しては、日本の調査結果をつまびらかにすることです。
河野声明は、すくなくとも、政府声明でないのが救いです。 これを修正するのではなく、別個に新たな事実の発表というかたちで、官房長官声明をだせばよいのです
(S崎氏は歴史問題に疎いのが不安ですが)

 
 

2007/03/03 17:12

Commented by hiropon さん

>日本軍は合計20万人ものアジア各国の女性を強制的に徴用し、セックス奴隷とした

彼らの主張している「20万人」というのは一体どこから出てきた数字なんでしょ?北朝鮮は「強制連行が800万人、従軍慰安婦に40万人」と主張していますが・・・。日本はアメリカと戦いながら20万人もの慰安婦を維持するだけの食料や輸送力、兵力があったんでしょうか。はっきり言って戦闘にまったく役に立たない女性を20万人も維持するなんて、日本軍の敵のアメリカ軍だって不可能だったんじゃないでしょうか

 
 

2007/03/03 22:49

Commented by mochizuki さん

 1941年(昭和16年)に東京帝国大学法学部政治学科を卒業後内務省に入るが、海軍短期現役制度により海軍入営して海軍経理学校にて初任教育を受け海軍主計中尉に任官し、海軍主計科士官となり、終戦時は海軍主計少佐、終戦後内務省に復帰ご政界に転じて内閣総理代人を務めた中曽根康弘大勲位と、1938年(昭和13年)応召して予備役召集第一回の幹部候補生となり若松町の陸軍経理部に進み、後陸軍主計少尉となり軍務時代慰安所設置に尽力していたことが鮎川義介日産コンツェルンなどの財界と人脈を結ぶ接点となり、除隊後の戦時下において日経連の初代専務理事に推される要因とり、戦後の公職追放から復帰後は、経済同友会の創設に参加し、1954年(昭和29年)のニッポン放送設立に加わり、1957年(昭和32年)文化放送にいた水野と協力してフジテレビジョンを開局させ、1964年(昭和39年)同局社長、1968年(昭和43年)産業経済新聞社社長に就任、1969年(昭和44年)彫刻の森美術館館長・フジサンケイグループ初代議長を勤め、1984年(昭和59年)最高顧問の座に就き、1988年(昭和63年)長男の鹿内春雄が逝去したことを受けて再び議長の座に再就任し、1990年(平成2年)10月28日死去した鹿内信隆元氏の証言があるならば、日本軍当局が慰安所の運営に直接的または間接的に関係した緯度と経度を示す証拠としては十分であるとおもうが、日本の右回りコンサバさんは、いわゆる「河野談話」の何処をどの様に変更したいのだろうか?

 因みに、「従軍慰安婦」は間接的に戦闘に役に立つように配備され、直接的に戦闘に加わった従軍慰安婦もいたようだから、“はっきり言って戦闘にまったく役に立たない女性を20万人も維持するなんて、日本軍の敵のアメリカ軍だって不可能だったんじゃないでしょうか”というご意見は、20万人という人数をさし措けば、事実誤認あり、そのように馬鹿げた主張を続けるから国際社会の信頼性を損ねる因縁ではないでしょうか?

 尚、海軍では慰安婦が1年間で4000円~5000円の前借金を償還できるように配慮していたようだから、例えば、1937年(昭和12年)~1945年(昭和20年)までの8年間に、約8回転したと仮定すれば、現役として配備した慰安婦が2万5千人でも、総数は20万人となります。

 
 

2007/03/03 23:56

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
> 尚、海軍では慰安婦が1年間で4000円~5000円の前借金を償還できるように配慮していたようだから、例えば、1937年(昭和12年)~1945年(昭和20年)までの8年間に、約8回転したと仮定すれば、現役として配備した慰安婦が2万5千人でも、総数は20万人となります。

これはいい情報ですね。4,5千円という数字はどこから出てきた数字ですか?よろしければ情報元を教えてください。

韓国がよくだしてくる20万人説は、日本の当局により拉致あるいは騙された女性(看護婦、お手伝い等として雇用するとの虚偽の約束)の総数です。実数が2万5千人との主張は聞いたことがありません。

 
 

2007/03/04 00:13

Commented by 古森義久 さん

kakashiさん

「日本を多少なりとも擁護してくれる人が攻撃される」という点、日本にとってもきわめて重要なポイントです。なぜそうなるのか、日本側としてはそういう人たちが中韓勢力から攻撃される際になにを述べるべきか、日本の指導層は真剣に考え、敏速に対応すべきだと思います。

 
 

2007/03/04 00:17

Commented by 古森義久 さん

soudenjapanさん

アメリカ議会の多数派が共和党から民主党に変わったからこそ、日本にとってこれまでと異なる展望や危険が生まれたという点の説明、ありがとうございました。私もそのとおりだと思います。

 
 

2007/03/04 00:22

Commented by 古森義久 さん

ohrakusaiさん

新たな声明を出す(従来の「談話」をあえて否定せずに)という案はよいかもしれませんね。
いずれにしても、いま日本政府はこの決議案への対応としてのきちんとした声明が必要だと思います。もし河野談話村山談話を修正あるいは否定するのであれば、この当面の対応とは別個に進めるべきだと思います。戦術と戦略の区分だともいえるようです。

 
 

2007/03/04 00:24

Commented by 古森義久 さん

hiroponさん

20万の根拠は私も知りません。
日本を攻撃する側も知らないのでは。
現に公式な証言などでは「5万から20万」というふうに逃げています。

 
 

2007/03/04 00:48

Commented by hiropon さん

20万人も従軍慰安婦がいたのなら、日本敗戦と同時に必ずアメリカ軍が保護して尋問・祖国に送り、当然アメリカ軍に何らかの記録が残るはずですが。追求している側もおかしいとは思わないんでしょうか。まあ20万人というのは荒唐無稽だとか、資料に基づいて反論しても「数は関係ない」とか「ごまかすのは反省してないからだ」と感情的に反論して議論にもならないんでしょうが

 
 

2007/03/04 02:02

Commented by missionpossible さん

古森義久さま

3日の記事拝読しました。

どれも発言者の名前を見るだけで、さもありなんという発言ぶりですね。

個人的には、マイク・ホンダ氏の言動に対し、ある種の「哀れみ」を感じます。自らの政治的サバイバルのために、自らのルーツの国を侮辱することを生業とせざるを得ないのですから。一般に、日系米国人で米国社会でそれなりの地位にある人、特に戦前・戦中世代は、米国への忠誠心の証として、日本に対してタフであることを示す傾向がありますが、それにしてもホンダ氏の場合はそれに止まらない悪意が根底にあるような気がします。

>ohrakusaiさん
>>新たな声明を出す(従来の「談話」をあえて否定せずに)という案はよいかもしれませんね。
>いずれにしても、いま日本政府はこの決議案への対応としてのきちんとした声明が必要だと思います。もし河野談話村山談話を修正あるいは否定するのであれば、この当面の対応とは別個に進めるべきだと思います。戦術と戦略の区分だともいえるようです。

以前私も投稿しましたが、同感です。

ところで、1日夕方の安倍総理の記者団に対する発言が、海外で反響をよんでいるとの記事が3日の朝日夕刊にのってました。といってもニューヨークタイムズの記事は例のオオニシ氏ですし、ワシントンポストはAP通信(タブチヒロコ記者とありますがよく知りません)のキャリーなので日本発なのですが。
二人とも閉鎖的な日本の記者クラブの取材現場にいたわけでもないのに、長めの記事をこれだけの短期間で出せるのは、日本のマスコミからの情報提供を受けてるものと見ています。ちなみに、ネルソン・レポートに至っては1日付けで安倍発言を報じていますが、これは日本の新聞が安倍発言を報じた2日朝刊とほぼ同じタイミングです。いくら何でもこれは早すぎます。日本のマスコミから投稿でもされない限り。
推測ですが、3月1日が3・1事件の日でもあり、韓国大統領もいつもの発言をしたので、1日付けの安倍発言を質問で引き出し、外国メディアに流して、さらに日本国内にフィードバックして盛り上げようとしているのではないでしょうか。日本は予算も衆議院を通ってしまい、国民投票法案なり、日米安保がらみの法案が出てくるので、それに対応する動きかなとも読めます。

 
 

2007/03/04 02:07

Commented by mochizuki さん

To soudenjapan様
 秦郁夫著「昭和史の謎を追う(下)の従軍慰安婦たちの春秋(上)」によると、海軍の「特要員(慰安婦)進出」は、“第1次は「内南洋進出組」から直行し、1942年(昭和17年)5月30日付の「第2次特要員進出に関する件」(兵備四機密第137号)と題した兵備・軍務両局長から南西方面艦隊参謀長に宛てた通牒(「特集文芸春秋」1955年、重村実手記)におると、300人前後の進出予定者は、アンボン、マカッサル、メナド、バリクパパン、ペナン、昭南(シンガポール)、スラバヤなどで、「運営を艦隊管理の民営とす」と定め、細部は出先の軍需部や主計長が「各地の状況に応じ」業者と協議することとし、料金の実額までは定めてはいなかったが、4000~5000円の前借金を契約期間の1年間で消却することを標準にせよと、きめ細かく指導しており、第3次以降も実施されたが、戦局が悪化した昭和18年(1943年)末から昭和19年(1944年)春にかけて、海軍は配下の慰安婦と看護婦の多くを内地(日本)に帰還さた。”とのことです。

 秦郁夫氏は、同書の中で、兵士を300万人とし、兵士50人当たり1人の慰安婦が配置されていたとすると6万人、慰安婦が1.5交代したとすると9万人と推定しておりますが、然し、8年間に慰安婦が8交代すれば48万人となります。

 更に、秦郁夫氏は、同書の追記2で、“金原節三氏(軍医大佐 陸軍省医務局医事課長)による「金原節三業務日誌―課長会報{1942年(昭和22年)9月3日}」に、陸軍省恩賞課長が「将校以下の慰安施設を次の通り作りたり」として「北支100、中支140、南支40、南方100、南海10、樺太10、計400カ所」と報告した記述がある”と紹介しており、陸軍省管轄で一定期間内(1年間?)に400カ所の慰安所設置したと推定でき、例えば、1ヶ所当たり100人の慰安婦を配属したと仮定すれば、それだけで4万人の慰安婦が必要となります。

 また、秦郁夫氏は、同書の追記2として“その後の調査により、筆者は慰安婦の総数を1万数千人、民族別の内訳比率は4(日本人)-3(現地人)-2(朝鮮人)-1(その他)と推計した。詳細は秦『慰安婦と戦場の性』(新潮社 1999)を参照されたい(1999・6・15記)。”とも記述しております。

 
 

2007/03/04 02:59

Commented by 古森義久 さん

missionpossibleさん

ネルソン・レポートを出しているクリス・ネルソン氏は自他ともに認める民主党の超リベラルで、日本の戦争や歴史に関するテーマでは侮日活動家のミンディ・カトラー(Kotlerを日本ではコトラーと表記している人もいますが、come を カムと表記するように、このKoはカですね)氏らと一体になって、日本叩きを「レポート」を装って、続けています。
レポートの一つの中で、靖国神社に参拝する人たちをアメリカのKKK(クークルックスクラン)にたとえてさえいました。
だからネルソン氏が日本の慰安婦問題日本攻撃活動グループなどと連携があっても、おかしくはないですね。
ちなみにネルソン・リポートは日本側の企業なども高い代金を払って、購読しているようです。間接的に日本のコーポレート資金で侮日言論活動を補助しているともいえる気がします。

 
 

2007/03/04 03:01

Commented by mochizuki さん

To soudenjapan様
 因みに、「契約期間の1年間」というのは、太政官布告第295号(明治5年10月公布 通称「廃娼令/娼妓解放令」)に“1 人身を売買致し、終身又は年季を限り、其主人の存意に任せ虐待致し候は、人倫に背き有るまじき事に付き、古来制禁の処、従来年季奉公等、種々の名目を以て奉公住致させ、其実売買同様の所業に至り、以て外の事に付、自今厳禁たるべき事”、“1 平常の奉公人は1ヵ年宛たるべし、尤奉公取続け候は証文相改むべき事。”、“1 娼妓・芸妓等年季奉公人、一切解放致すべし、右に付ての貸借訴訟、総じて取り上げず候事。”という規定に準じた措置だと思われますので、陸軍の方も同様な措置がとられたと思われますので、それに違反すれば刑法上の犯罪または人道上の罪としての処罰もしくは民法上の違反行為としての謝罪・賠償を求められたら道理に照らして然る措置をするべきで、この問題は、慰安婦の総数を云々してどうのこうのと論うよりも、苦情を訴える人が、例え、一人でも数十万人でも真摯に受けて、一人ひとりの当事者に丁寧に対応するのが筋だとべきだと思います。

 因みに、20万人分の苦情をいう人に対しては、一人ひとりの当事者について其々事実関係を特定した資料と委任状とを20万人分揃えていただくのが筋であり、然もなければ、いわゆる「河野談話」に則った措置で辛抱していただくしかないと、私は思います。

 
 

2007/03/04 08:00

Commented by weirdo31 さん

>「日本の国会は戦争での個人の損害賠償は講和条約の締結で解決ずみという立場をとるが、他の諸国はそうは考えない。この種弁解はホロコースト否定にも似ている」(マイク・ホンダ)

戦後ドイツ連合国と講和条約を締結したという話は聞いたことがないので、ナチスドイツのホロコーストの結末は知らないが、外国の戦時中の不法行為をどうこう言う前に、自国のしかも自党の大統領による戦時国際法無視の非人道的な原爆投下と言う犯罪行為を糾弾すべきではないか。

われわれ日本人は、講和条約によってこの種犯罪行為にたいする賠償請求権は放棄し、不承不承納得している。マイクは外国の60年以上前のことをあげつらう前にまず自分の足元を見るべきではないか。

To Mr Komori: No response requested.

 
 

2007/03/04 10:42

Commented by soudenjapan さん

韓国アメリカ人、北米在住の韓国人の集まるフォーラムでは、デモの話がちらほら出ていました。先日の小泉首相の発言に抗議するためです。

ニューヨーク、ワシントンDC、それぞれ在住者がコメントしてましたが、今のところその動きはないそうです。ワシントンDCにおける韓国人会3月例会の席では、その話はなく、小泉首相の発言自体がまだ知られてないようだったとの報告でした。でも近々、大使館、領事館あたりに若干の抗議活動はあるかも知れませんね。門のところに糞をまいたら犯罪だろうかとわざわざ相談してるくらいですから冷静さを失っているわけではなさそうです。

中国人がしゃしゃり出てくるようだと面倒になるかも知れません。

 
 

2007/03/04 10:59

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>それに違反すれば刑法上の犯罪または人道上の罪としての処罰もし
>くは民法上の違反行為としての謝罪・賠償を求められたら道理に照
>らして然る措置をするべきで、この問題は、慰安婦の総数を云々し
>てどうのこうのと論うよりも、苦情を訴える人が、例え、一人でも
>数十万人でも真摯に受けて、一人ひとりの当事者に丁寧に対応する
>のが筋だとべきだと思います。

それは構わないのですが、誰をどうやって処罰するのでしょう?Mochizukiさん自身が国民を代表して処罰を受けたいということですか?私は何もしてないから責任を負う資格がないと言われるなら、政府を含めみんな同じことを言っているのだろうと思います。だからどうしてもと言うのなら、証拠がないと何もできない、となってしまいます。

 
 

2007/03/04 11:19

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>この問題は、慰安婦の総数を云々してどうのこうのと論うよりも、
>苦情を訴える人が、例え、一人でも数十万人でも真摯に受けて、
>一人ひとりの当事者に丁寧に対応するのが筋だとべきだと思います。

この部分についてうかがうのを忘れてました。

分かるような分からないような印象を持ちましたが、ちなみに、なぜそうお考えですか?これは個別の案件であり、数十万人なんて言っても意味はないのだから、そんな数字を出すのは止めたらどうかとホンダ議員に言ってみたらどうですか。

 
 

2007/03/04 11:32

Commented by ohrakusai さん

米朝交渉がテロ支援国家ラベル解除どころか、国交正常化まで行きかねないこの時機において、反日グループとそれに乗っかる政権をまともに相手にしていては、日本の国の格が損なわれます。ここは、「日本軍の強制的な連行を示す証拠はなかった」のラインの調査結果を、政府のお墨付きで、専門家に出させるだけでよいかと思います(上の私のコメントの一部修正であります)。「性」の問題を政治の場に出されると、現代人の人権感覚からすると「事実問題」を超えたアピール力があります。そこが、この問題を悪用する連中の狙い目であります。
これは靖国参拝問題とは本質的に異なるので、不適切な対処で、結果的にplay-upする事態は避けねばなりません。
今、日本の外交に最も重要な課題は、アメリカの中東問題の焦げ付きを、北朝鮮の核・拉致問題で日本がそのツケを支払わせられること、これまでの日米協調路線に対する変節、米中による新たな日本の頭越し外交でありますので、自民党の諸氏も、その点をしっかり押さえてほしいものです。

 
 

2007/03/04 13:34

Commented by 古森義久 さん

ohrakusaiさん

ご指摘の諸点、いちいちもっともです。
ただしいまのブッシュ政権、あるいは同政権を支持する共和党議員たちが慰安婦問題で「反日グループ」と歩調を一にするというわけではありません。
政権はホンダ議員らの決議案にはまちがいなく反対です。それをどこまで表明するかは、また別ですが。

 
 

2007/03/04 13:36

Commented by kaoru さん

なぜ当事者でない米国でこのような騒ぎになるのか不思議ですね。
単に代理論争が好きなおせっかいな国民性ゆえなのならば、シベリア抑留の補償を叫んで映画にでもしてもらえないでしょうかね。こちらの方がよほど事実に基づくドキュメンタリー映画になり、人道に対する罪・ナチ並みという宣伝文句もつけられると思うのですが…。

 
 

2007/03/04 15:22

Commented by weirdo31 さん

kaoruさん

シベリア抑留という戦時国際法違反の戦争犯罪の大元となるスターリンの対日侵略戦争は、1945(昭和20)年2月、ヤルタでルーズベルトが甘言を弄して引きずり込んだものですから、アメリカ人が乗ってくるはずはありませんね。・第2次世界大戦の戦後処理をめぐってこらした密約の中には、

・ソ連はポーランドの旧ドイツ領からの領土を取得する
・ソ連はヨーロッパ戦争終結後、90日以内に対日宣戦布告
・ソ連のサハリン(樺太)南部、千島列島、中国大陸での権益獲得

という明白な国際法違反行為があります。

ヤルタ会談に先立って1943年11月末カイロで開催された米英中の3国首脳会談では同12月1日カイロ宣言として声高らかに

「自國ノ爲ニ何等ノ利得ヲモ欲求スルモノニ非ス又領土擴張ノ何等ノ念ヲモ有スルモノニ非ス
右同盟國ノ目的ハ日本國ヨリ千九百十四年ノ第一次世界戰爭ノ開始以後ニ於テ日本國カ奪取シ又ハ占領シタル太平洋ニ於ケル一切ノ島嶼ヲ剥奪スルコト並ニ滿洲、臺灣及澎湖島ノ如キ日本國カ清國人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民國ニ返還スルコトニ在リ
日本國ハ又暴力及貪慾ニ依リ日本國ノ略取シタル他ノ一切ノ地域ヨリ驅逐セラルヘシ 」

と戦争目的を確認していたにもかかわらず、ローズベルトはチャーチルの反対を押し切って甘言を弄してスターリンを日本膺懲戦争に引きずり込んだのです。

マイク・ホンダも日本のことをあげつらう前に、自由と民主主義をまもるアメリカ市民として自国の国際法違反行為を摘発しまくり、することがなくなくなってから「従軍慰安婦」問題を取り上げたらどうだろうか。

 
 

2007/03/04 16:29

Commented by soudenjapan さん

>ワシントンDCにおける韓国人会3月例会の席では、その話
>はなく、小泉首相の発言自体がまだ知られてないようだっ
>たとの報告でした。

もしやと思って読み返してみたら、やっぱり「小泉首相」と書いてましたね。ここは「安倍首相の発言」の間違いです。皆さんお分かりでしょうけれども念のために。

 
 

2007/03/04 16:48

Commented by fluffybunny さん

こんにちは。いつも興味深く拝読させてもらってますが、初めて意見投稿させていただきます。

先日の安倍首相の慰安婦の強制連行を否定する発言が、欧米などでトップニュースになり、批判的な論調で報道されていることが、米決議案の採択支持の流れに勢いをつかせるのではないかと憂慮しています。河野談話によって日本はすでに謝罪して反省してるじゃないかという、日本擁護論も説得力を欠くことになるからです。安倍氏は一国の首相たることを自覚して、このような感情的になりやすい歴史問題に関して、慎重に発言すべきであったと思います。現在BBCサイトの”Have Your Say”コーナーでは、安倍首相の慰安婦強制を否定した発言について意見投稿がされています。その大多数が安倍首相や日本の歴史認識を非難する内容です。こんな調子では反日勢力が喜ぶネタを与えてしまうだけで、日本にとってはなんのプラスにもならないと思います。

 
 

2007/03/04 17:24

Commented by ぷぅ さん

soudenjapan さん
丁寧に教えてくださって、ありがとうございました。
よくわかりました。

今後、日本への批判が高まることは間違いなさそうですが、ここで政府が腰砕けになれば、もう取り返しが付かないかもしれないですね。
日本の保守系の先生方は素直で一本気の方が多くて、一方、いわゆる左翼の方々は表現に長けている印象があり、討論は不利っぽいし、あまり糾弾調のものだと却って説得力を欠くような気がします。
日本にある本をもっと英語で出版して欲しいです。

 
 

2007/03/04 17:50

Commented by urara225 さん

>kakashiさん
本の出版は出版先を探すのに一苦労するようで、
最近は日本で出版されている本を翻訳してインターネットで公開しています。
「史実を世界に発信する会」
http://hassin.sejp.net/

 
 

2007/03/04 17:54

Commented by kaoru さん

To weirdo31さん
詳細な解説ありがとうございました。

和を重んじ、潔く謝罪することに一目置く日本の価値観はそれとして、「謝罪したらどこまでも毟り取られる」という世界スタンダードを学ぶ必要がありますね。

いつまでも国連の敵国条項に甘んじたまま分担金だけ貢ぐから、言いなりになる属国程度の扱いされるのだ、といったら言い過ぎでしょうか。

 
 

2007/03/04 20:33

Commented by mochizuki さん

To soudenjapan様
 太政官布告第295号(明治5年10月公布 通称「廃娼令/娼妓解放令」)について罰則が明確ではありませんが、刑法上または人道上の犯罪は、国家・軍・警察などの組織的集団を犯罪者として処罰することはできないので、その犯罪の遂行についての謀議に参加した個人および犯罪の遂行を指揮・命令・実行・幇助した個人、もしくは、組織的に実行された犯罪を防止するための管理義務を怠った個人を訴追して処罰すべきですが、犯人を特定して告発・告訴はされた様子はなく時効が成立しています、一方、民法上の国家的な違反行為については国家賠償の対象になるので、裁判所が告訴を審理して謝罪・賠償の判決を下した場合、政治行為としては、主権者の代表として国会が必要に応じて決議して主権者の代理として内閣が処理し、国事行為としては主権者の代表として天皇が行うのが道理ですが、日本人の元慰安婦に関係してそのような訴訟例はなく、外国人の元慰安婦からの民事告訴裁判では悉く原告敗訴になっていると、私は承知しております。

 また、戦後補償(強制徴用・強制連行・強制労働など戦争行為またはそれに付随して特別の個人が被った損失・災害に対する国家の補償)は、政治行為としては、主権者の代表として国会が必要に応じて決議して主権者の代理として内閣が処理し、国事行為としての謝罪は主権者の代表として天皇が行うのが道理あり、他方、戦争賠償/戦時賠償(戦争に起因して交戦国が被った損失・災害などに対する国家の賠償)は、講和条約(平和条約)で処理するのが道理です。

 ここで、慰安婦問題は、戦後補償の措置と戦争賠償の措置との境界の不備に起因して隙間が生じたもので、「慰安婦」とされた方々への道義的な責任を痛感した日本政府の決定により国民と協力して償い事業などをするため1995年に「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」が設立され、その一貫として1997年に「河野談話」が発表され、さらに、橋本龍太郎・小渕恵三・森喜朗小泉純一郎歴代首相は「従軍慰安婦」の方々に対し謝罪・反省の気持ちを表明し、「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」は償い金・総理大臣のお詫びの手紙・医療・福祉支援事業などを各国・地域の「元慰安婦」の方々にお届けしています(詳細な内容と実績を私は確認していませんが…)。
(続く)

 
 

2007/03/04 20:37

Commented by mochizuki さん

(続き)
 そこで、苦情を訴える「元慰安婦」の方が、例え、一人でも数十万人でも真摯に受けて、一人ひとりの当事者に丁寧に対応するのが筋だとべきだという理由は、今更、平和条約を変更して国家間の戦争賠償として一括処理をするのはウスラトンカチな話であり、「民事訴訟」にしろ「戦後補償」にしろ、「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」による償い金・総理のお詫びの手紙・医療・福祉支援事業などを各国・地域の「元慰安婦」の方々にお届ける事業にしろ、対象者は個々人別に事実関係を特定した上で審査・処理を行うのが当然だと思います。

 また、戦争当時には私は生まれおらず、また、国民を代表する資格も主権(国民の総意)を代理する資格もはありませんが、日本国の遺産を相続した日本国の主権者・日本国民の一人ですから、「元慰安婦および当事者」の方々に対してそれなりの業罪と責任はあると自覚しますので、業罪は謝しかつ「河野談話」および「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」の事業を支持しますが、soudenjapan様は、「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」の設立と「河野談話」の発表ならびに、「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」を通じていわゆる「従軍慰安婦」の方々に対し謝罪・反省の気持ちを表明した橋本龍太郎・小渕恵三・森喜朗小泉純一郎歴代首相の行為は「国辱・反日」であり、それらの人々は「国賊・売国奴」だと断じますか?

 因みに、「元慰安婦または当事者」ではないと思しきホンダ議員が何を騒ごうが米国議会が何を決議しようが、日本国・日本人は動揺せずに所定の償い事業を粛々と実行するしかなく(償いの仕方が悪いのなら憚ることなく改めるべきだが…)、ホンダ議員の言動が気になるのなら“son of a bitch ?”とでも言って彼に確認されたら如何ですか?

 
 

2007/03/04 21:23

Commented by fa-eng さん

被告側証人も居なければ弁護人も居ない。
居るのは虚偽の証言者と告発する権利のない検事と裁く権利のない裁判官。
なんて馬鹿馬鹿しい茶番でしょう。
まるでバウネットと総聯の仕組んだ、所謂天皇欠席裁判と同じ構図じゃないですか?。
おまけに、こんな馬鹿げた物に同調する日本民主党の岡崎トミ子をはじめとする
反日議員。

こんな馬鹿げた、反日新聞が焚きつけた作り話に乗せられた河野洋平も馬鹿ですが
積極的に対応しなかった政府、外務省も責められても仕方ないでしょう。
それこそ、「日本の熱心なロビー活動のおかげで、ウリ質の首長が通らないんだ」
と言う朝鮮人の言うとおり、日本の名誉を守るためにどんなことでもしていただきたい物です。

 
 

2007/03/04 21:52

Commented by soudenjapan さん

To fluffybunnyさん
>現在BBCサイトの”Have Your Say”コーナーでは、安倍首相
>の慰安婦強制を否定した発言について意見投稿がされてい
>ます。その大多数が安倍首相や日本の歴史認識を非難する
>内容です。

今見てきました。確かに安倍少々の発言を非難するコメントが多いですが、中には中立的なコメントやバランスの取れたコメントもあるようです。何よりも注目したいのは、安倍発言に賛成であれ反対であれ、あれだけたくさんコメントが日本人から寄せられたことはかつて無かったのではないでしょうか。しかもどのコメントもまともな英語で書かれています。

これはよい傾向ですね。グローバルな世界における意見のやり取りに少しずつ日本人も対応しつつある傾向がうかがえます。

日本の首相の発言が国内からだけでなく、瞬時に世界各地から叩かれる御時勢です。日本の政治家にも高度なコミュニケーション能力が求めらているのでしょう。

 
 

2007/03/04 22:27

Commented by fluffybunny さん

>mochizuki様

横レスすいません。元慰安婦とされる人達への補償に関してこれまで問題になっている点がいくつかあります。一つは、自称元慰安婦の人達の中に、実際に強制的に慰安婦にされた経験があるか疑わしい人達が多数いること。あと、ほとんどの元慰安婦の方が「女性のためのアジア平和国民基金」のような機関からの補償の受け取りを拒否し(もしくは拒否するように社会的圧力がかけられ)、日本政府からの直接的補償を求めていることです。これは韓国の従軍慰安婦の調査をしたチ・マンウォンという韓国人軍事評論家による「慰安婦問題を解剖する」というレポートに詳しく書かれています。原文が韓国語ですので自動翻訳機にかけて読んでみて下さい。
http://www.systemclub.co.kr/bbs/zb4pl5/view.php?id=new_jee&no=2061

>soudenjapan様

確かに日本はこれまで中国や韓国が広めるプロパガンダにもまともに反論しなかった為に、それが事実誤認が広まってしまった感がありますね。しかし先日安倍首相がしたような戦略なき場当たり的発言は、日本に対する誤解を広めてしまうだけでしょう。「狭義の強制性」を証明するものは無いなどと言っても外国人どころか、一般の日本人すら何のことを言ってるのか理解できません。もっと戦略的準備をして、しっかりと責任ある発言をして欲しいと思います。

 
 

2007/03/04 22:51

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>soudenjapan様は、「財団法人 女性のためのアジア平和国
>民基金」の設立と「河野談話」の発表ならびに、「財団法人 
>女性のためのアジア平和国民基金」を通じていわゆる「従軍
>慰安婦」の方々に対し謝罪・反省の気持ちを表明した橋本龍
>太郎・小渕恵三・森喜朗小泉純一郎歴代首相の行為は「国
>辱・反日」であり、それらの人々は「国賊・売国奴」だと断じま
>すか?

国家賠償さえしなければ、何をやっても構わないと思います。確たる証拠もなしに国家賠償をやれば他の案件との整合性も取れないでしょうし、今後、自己申告だけで国家賠償に応じなければならない前例ができてしまいます。それは避けたい。

河野談話については明らかに要修正です。

ホンダ決議案の問題点は、事実上、当時、売春婦はいなかったし、全員が給料を受け取っていないし、全員が残酷な仕打ちを受けた、としている点です。売春婦は少なからずいた。この一文は入れておかなければなりませんし、誇張については削除してもらわなければなりません。

Mochizukiさんの見解は結局、現状維持ということでしょ?

 
 

2007/03/04 23:07

Commented by 古森義久 さん

fluffybunnyさん

安倍発言のアメリカ側報道が議会に出ている決議案に悪い方への影響を及ぼすことには、私も深刻な懸念を抱いています。安倍発言自体よりも、ニューヨーク・タイムズなどのその報道の仕方により大きな原因があるようなのですが、結果として、「日本の首相が慰安婦問題に関してすべての責任や関与を否定した」というふうな情報が流れます。
すると、ホンダ決議案に反対するアメリカ議員には「この問題では日本はすでに謝罪し、責任をとった」と主張する人が多いわけで、困ってしまうことになります。
この点の実態は近々、産経新聞で報道したいと思っています。

 
 

2007/03/04 23:13

Commented by 古森義久 さん

urara225さん

戦争がらみの歴史についての日本側研究者による英文の著作としては、
北村稔氏の「南京事件の探究」(文春新書)の英訳が最近、出ました。
アメリカ側のUniversity Press of America からの出版です。
タイトルは以下のとおりです。

"The Politics of Nanjing"
An Impartial Investigation

北村氏は立命館大学教授ですが、東京の外国特派員協会で4月2日午後6時半からこの英語の書を基に講演をする予定になっているそうです。

 
 

2007/03/04 23:17

Commented by 古森義久 さん

far-engさん

「日本の名誉のため」という感じ方はごく自然であるのに、重要であることを改めて説明し、強調せねばならない悲しい状態があまりに長く続いてきた、ということですね。
外務省にしても最高幹部はこの種の案件に対し朝日新聞の社説と同じことを述べる人たちばかり、というのが、つい最近までの状態だったのですから。
しかしいまは違うという点を強調したいと思います。

 
 

2007/03/05 00:04

Commented by urara225 さん

古森さん
アメリカ側のUniversity Press of America からの出版です。
アメリカの大学出版局というと授業で利用されるんでしょうか?

>東京の外国特派員協会で4月2日午後6時半からこの英語の書を基に講演をする予定
アメリカ人は総じてこの問題に関心が薄いと聞きます。
人が集まるといいのですが。。。
私はぜひ講演の様子を報道してほしいです。

 
 

2007/03/05 00:38

Commented by りょっこたん さん

難しいことはよくわからないけど、アメリカがそのつもりなら
日本も原爆のことでアメリカを糾弾する決議とか、同盟破棄で
いいんじゃないですか?

そろそろ、アメリカから独立しましょーよ。

 
 

2007/03/05 01:19

Commented by 古森義久 さん

urara225さん

アメリカ大学出版局から出版されても、授業で使われる保証はまったくありません。しかしその可能性がこれまでの日本側での英文出版や、事実上の自費出版の英語の本の場合よりも、ずっと高いとはいえるでしょう。

北村教授の講演の様子が報道されるよう私もその情報を事前に広範にしたいと思っています。
「事前の計画的な中国民間人の大量虐殺」とか「日本軍は南京で中国人30万を虐殺した」というプロパガンダを論破する北村教授の学説には説得力が十二分にあると思います。

 
 

2007/03/05 01:23

Commented by 古森義久 さん

りょっこたんさん

アメリカがそのつもりならーー」、「原爆糾弾決議」「同盟破棄」という反応は日本国民の感情として、非常に重要なファクターです。
政策として、そういう方向にでは走るかどうかは別にして、アメリカ左翼の日本叩きがこんなふうに続くと、日本側には草の根レベルで、こうした反米の感情が強まる、ということは、事実として米側にも知らせるべきでしょう。
なぜなら、ホンダ議員は慰安婦問題でいま日本をいくら叩いても、日米同盟には影響がないとか、日本国民の感情や誇りを傷つけることはない、と断言しているからです。そうではないことを知らしめたくなりますね。

 
 

2007/03/05 02:38

Commented by mon-tarou さん

古森様こんばんは。
いつも興味深く記事を拝見させて頂いております。
この件は、日本にとってとんでもないレッテルを貼られてしまうことになるにもかかわらず、国内ではあまり報道されていません。
イジーマイノリティの主張に虚偽があることなどが、ネットの普及等により多くの人の知ることとなってしまいました。
報道することで、こういった動きを検証させまいとする力が働いているのでしょうか?
それにしても、今まで日本を貶めようとする勢力に対し、行動をしてこなかったツケでもあると思います。
今回は、日本も対応をしていますが、早速中国韓国が横槍を談話や報道を通じて横槍を入れてきています。
安部総理には、これらの問題への対応もひるむことなく、積極的に取り組んでもらいたいと思います。

 
 

2007/03/05 07:17

Commented by soudenjapan さん

To fluffybunnyさん
>>soudenjapan様
>しかし先日安倍首相がしたような戦略なき場当たり的発言
>は、日本に対する誤解を広めてしまうだけでしょう。「狭義の
>強制性」を証明するものは無いなどと言っても外国人どころ
>か、一般の日本人すら何のことを言ってるのか理解できま
>せん。

そうですね。不用意な発言、おろかな発言はやめてほしですね。
ぼくは各地の英語掲示板でこの種の対話、いわゆる日本軍の悪行についての話を時々してきたので、その経験の範囲で言えば、最初はどんな物言いをしてもびっくりするような大げさなリアクションがあるものです。今回のBBCの掲示板における反応と同じです。

しかし、そこで気後れせずに冷静に対応すれば彼らの態度も変わってきます。彼らは、一見、分かった風なことを言ってきますが、実は底が浅いと言う人がほとんどです。何度かやり取りすればすぐにわかります。

一般論ではなく、資料を示して早く細部の議論に入れれば、場の雰囲気もスッと変わるのですが、今回は官邸もびっくりして腰が引けてしまったようですね。

 
 

2007/03/05 08:21

Commented by 古森義久 さん

mon-tarouさん

この件での日本側マスコミの報道が少ないこと、背後に目に見えない大きな体系的、組織的な力があっての結果ということではないと思います。
日本のマスコミにはそれほどの遠謀深慮はほとんどの場合、ありません。
ただ読売も朝日も、ここ数日、少しずつ取り上げてきているようですね。

これまでなんの言動もとってこなかったことのツケというのは、まさに正確な指摘だと思います。

 
 

2007/03/05 08:38

Commented by mitibata さん

  韓国の事情に詳しいオーストラリア人が運営したいる<a href="http://www.occidentalism.org/">Occidentalism</a>というブログでは、New York Timesなどにおける安倍首相のコメントの誤訳というか歪んだ伝え方から初めて、今回の慰安婦騒動について、英語で理性的な検討をしています。
  多くの欧米人には、日本と韓国の文化的な違いなどほとんど分かっていません。官邸も、欧米メディアの定型的な感情的否定的反応にびびらずに、何を言いたっかたのか、はっきりさせなくてはだめです。ちょっと言って、反発されると、すぐ後ろに引いてしまうでは、何も解決しません。
  世耕さんなども、日本のブログだけでなく、海外のブログもちゃんと調べてほしいです。

 
 

2007/03/05 08:42

Commented by mitibata さん

すみません。リンクが乱れてしまいました。
http://www.occidentalism.org/

 
 

2007/03/05 09:59

Commented by 古森義久 さん

mitibataさん

確かに「ちょっと反発されると、すぐ後ろに引いてしまう」という日本の態度こそが長年の侮日の濡れ衣を堆積させてきたのだといえますね。

 
 

2007/03/05 11:20

Commented by missionpossible さん

古森様

5日産経朝刊の記事拝読しました。既にこのブログでも書いておられた内容だと思いますし、同感です。安倍さんの発言は昨年の国会でのやりとりを踏まえたものであり、特に新味があるわけではないのですが、この問題を盛り上げたい人達に利用された感があります。

今日の午前の国会のTV中継では、参議院予算委で民主党の小川敏夫議員が、あたかもこの問題が米下院全体で盛り上がっているような調子で追及していましたが、安倍さんから「決議案には事実誤認があるが、小川議員はそれを認めるのか。小川議員の思惑は知らないが、自国を貶めるようなことはすべきでない」と切り返され(議場は拍手喝采)、小川議員は決議案の内容に対する自らの評価には触れることなく、安倍さんの「国を貶め」発言を問題視して理事会預かりを申し入れていました。

民主党もあまりこの問題を扱うと割れるのでではないでしょうか?

 
 

2007/03/05 11:23

Commented by mochizuki さん

fluffybunny様
 「지만원(ジーマン院?) 慰安婦問題を解剖する(2)」を拝見しました、軍の要請により駆り集められて管理売春に使われた、いわゆる「慰安婦」の応募したときの情状と慰安所での生活の情状は各々に相違があるのが当然なのに、一義的に論ずるのはアホウに如かず、それに対する償い・養生も個々の情状に応じて処置しなければ問題を解決することはできないのに、一律的な形式や面子に拘るのはマヌケに如かずという主旨ではないかと勝手に推察します。

 「慰安婦」の実相を統計的に処理すれば、募集・応募の状態は「自発的(就職・自首)←甘言または強圧的(任意同行)→強制的(誘拐/拉致/逮捕送致)」の間で分布し、また、慰安所での生活の状況は「自発的売春←強圧または強制的管理売春→暴力的管理売春」の間で分布し、更に、その情状は「元慰安婦」は他言を憚る人が圧倒的な多勢であるが、その「痛ましさ」の程度は見聞きする人の「敏感力/鈍感力」に応じて分布するもので、「河野談話」の内容は妥当だと、私は思量します。

 因みに、安倍首相の“「狭義の強制性」について、事実を裏付けるものはなかった”との発言については、「強制的(誘拐・拉致・逮捕送致)な募集」の有無については、被害者・加害者・日時・場所などの事実関係をすべて特定して事件が確かであることを証拠立てることはできなかったが、そのような事実が存在したことを示す、信頼すべき状況証拠は複数存在していると、私は認識しております。

 余談ですが、日本政府からの直接的補償について、国際法に則る解釈をすれば、基本的には日韓基本条約の締結により賠償責任は韓国政府に移っており、諸般の事情で「女性のためのアジア平和国民基金」が設立されたと思いますが、それでも不満足ならば、“日本軍が動員した慰安婦の方々に対しては日本人として生まれた私の業罪を謝します。 日本軍の慰安婦動員に協力した朝鮮人(韓国人)の方々はいなかったのか? 日本軍が動員した慰安婦を利用した朝鮮人(韓国人)の方々はいなかったのか? 日本軍が慰安婦を動員する光景または日本軍が動員した慰安婦が売春をする光景を当時見聞きした朝鮮人(韓国人)の面長・巡査・将兵・一般人などの方々は、どのように考えていたのか?”と問い質すしかありません。

 
 

2007/03/05 12:27

Commented by mochizuki さん

To soudenjapanさん
 国家賠償をするならば、各事案について確たる証拠を以て事実関係を特定した上で、審判・判決にもとづくのが当然であるが、当時の情状を勘案すればそれは不可能であるから、国家賠償に準ずる措置として「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」を設立したものでしょうが、それにしても“自己申告だけで賠償に応た”という前例が実際に存在したのでしょうか?

 自己申告だけで賠償に応ずるような前例は、国家的な賠償に限らず民間の賠償でも、私が知る限り、一例たりとも存在しませんが、物事には「ばらつき」または「誤差/雑音(Noise)」がありますので、絶対に存在しないとは断言できません。

 また、「河野談話については明らかに要修正です。」と仰るならば、具体的な修正案と根拠を示さない限り何の進展もなく、単なる「誤差/雑音(Noise)」と断ぜざるを得ないと思います。

 私の見解としては、結局、新たに資料が出てきても凡そは想定の範囲内であり、現状を劇的に改変すべき新事実は何も出てこないだろうと考えていますが、想定が間違う可能性が全くないとは断言できません。

ここで、日本軍に従属した「慰安婦」は全員が「一発料金が1.5~2.5円くらいの売春婦」であり、「慰安婦」の取り分は「40%~60%くらい」で、その中から「食事代等の生活費と前借の償還金」などを天引きされていたが、多額の預金をしていた人(その返還を求めた訴訟もあったように記憶しています、判決は覚えていませんが…)も、悲惨な生活をした犠牲者もいることは、公知の事実であり、その境遇を一律に論じても問題は解決しないのではないでしょうか?

 因みに、ホンダ決議案の内容が、本当に“当時、売春婦はいなかったし、全員が給料を受け取っていないし、全員が残酷な仕打ちを受けた”という一律的な評定をしているものならば、そんなのもが裁決されたところでそれも単なる「誤差/雑音(Noise)」であり、恥をかくのは「アメリカ合州国」だと想定します。

 
 

2007/03/05 12:52

Commented by 古森義久 さん

misshonpossibleさん

日本の国会での最新のやりとりのお知らせ、ありがとうございました。
民主党としても党内に多様かつ相反する意見があり、この問題ではあまり明確な態度はとれないのでしょうか。

 
 

2007/03/05 13:45

Commented by へぼゴルファー さん

安倍政権が日本の歴史について虚偽の概念を有する?
日本では右翼が非常に強く、数多くの政治家、歴史学者、新聞記者などはその恐怖におののいてる?

無茶苦茶ですね。

私は、河野談話の修正が一番だと思いますが

これらの風説は、それをするのに躊躇させる力がありますね。

なんとも情けない!

毅然とした外交をせず、隙を生み続けたツケが回ってきてるようですね。

それでなくても、一般の女性の立場からは慰安所の存在事実自体が、正論を述べる余地を奪うほどの悪心象を生み出すわけですから
本当に困った問題です。

ところで、河野談話の修正は、なかなか難しいと様子ですが、論点はどういうところなのでしょう?
修正のメリット、デメリットなどは?

また、軍の慰安所は、当然日本軍だけでなく、他国の軍隊でもあったとは聞きますが、実際のところ、いつ頃、どこの国の軍?で、どのくらいの規模のものがあったのでしょうか?

 
 

2007/03/05 14:12

Commented by ぷぅ さん

urara225 さん
>本の出版は出版先を探すのに一苦労するようで、
それは理解できますが、機密費でも何でもいいから英訳本を日本ででも出版して、各国の高校や大学などへ、市民団体や個人の名前で寄付するとか、地道な活動も必要ではないでしょうか。
日本にも反論があるなら読んでみたいが、肝心の本が売っていないという声もあるようです。
>「史実を世界に発信する会」
知っています。自由主義史観研究会などいくつかのホームページでも英語で発信しているようですが、アクセス数は限られるようです。

 
 

2007/03/05 15:37

Commented by mochizuki さん

To soudenjapanさん

 日本国の公娼の数は、最大時の24万人が、1937年(昭和12年)には20万人、1941年(昭和16年)には17万人と減少し、戦局が激化するにつれ業者も公娼も転廃業する者がふえ、1944年(昭和19年)2月には全面廃業となり、当時の新聞には「全国の芸妓3万7千人が女子挺身隊として工場へ」とあるが、『警視庁史』には、軍需工場地帯に臨時慰安所を設置したという記述があるそうで、「公娼」から「慰安婦」に転出した人がかなり多いと推定します。

 「公娼(公に営業を認められた売春婦)」と「慰安婦(軍の慰安所で将兵・軍属などの性交の相手をして報酬を得る女性)」との間には歴然とした格差があると思いますが、何れにしても「売春婦の類(報酬を得ることを目的として不特定の男性と性交をする女性、または、不特定の男性と性交をすることで報酬を得る女性)」であることに変わりはないと思います。

 余談ですが、「公娼」は終戦とともに復活し、有力業者を集めて「特殊慰安施設協会(RAA)」が結成され、大蔵省に頼んで3千万円の緊急融資を受け、米軍第一陣が到着する前日の1945年(昭和20年)8月27日に大森の小町園に第1号の「特殊慰安所」が誕生し、新聞の募集広告で1360人が集まったようです。

 尚、1945年(昭和20年)8月16日付で警備局長から全国の警察部長に宛てた通牒には“この種の性的慰安施設」にふさわしい女性は「芸妓、公私娼妓、女給、酌婦、常習密売春犯罪者等」”とあるが、世相がら、戦争未亡人や恋人を戦死させた素人女性もどっと押し寄せたようで、その他に、いわゆる「パンパン(第二次大戦後の日本で、進駐軍兵士を相手にした街娼)」が多数存在したが、1946年(昭和21年)に公娼制は廃止され、1957年(昭和32年)売春防止法が施行されたのは公知の事実です、私が実際に見てきたわけではありませんが…。

 因みに、アメリカのホンダ議員が、もしも“当時、売春婦はいなかったし、全員が給料を受け取っていないし、全員が残酷な仕打ちを受けた”と認識しているならば、それは、日本の「特殊慰安施設協会(RAA)」が開設した「特殊慰安所」について、そこを利用したアメリカ人側からの知見に基づくものではないでしょうか、それも事実かどうかは定かではありません。

 
 

2007/03/05 21:43

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>To soudenjapanさん
>それにしても“自己申告だけで賠償に応た”という前例が
>実際に存在したのでしょうか?

ないと思います。

> また、「河野談話については明らかに要修正です。」と仰
>るならば、具体的な修正案と根拠を示さない限り何の進展
>もなく、単なる「誤差/雑音(Noise)」と断ぜざるを得ないと
>思います。

これは簡単です。根拠は、石原元内閣官房副長官による当時の交渉過程に関する告白です。修正するなら、石原氏が言うように、当局による強制を示す証拠は見つからなかったという事実を加筆すればいいだけです。できれば「事実関係よりも外交関係を重視した結果、本声明を内閣官房長官談話として発表するに至った。」とでも加えていただければよいと思います。

あとMochizukiさんがるる述べておられる点については、Mochizukiさんの立場は、個別の案件を丁寧に処理するとの手法に尽きるのすから、余分なんじゃないでしょうか。

 
 

2007/03/05 23:07

Commented by 古森義久 さん

へぼゴルファーさん

河野談話の修正は、やはり「軍による組織的な強制徴用はなかった」ことを明確にすべきでしょうね。

他国の軍隊がセックスをどれほど制度化していたのか、ドイツ国軍には慰安所に匹敵する施設があったということを読んだ記憶があります。
しかし「他国の軍隊もやっていたから」という主張はヤブヘビの恐れがあると思います。

 
 

2007/03/06 01:42

Commented by fluffybunny さん

みなさま、こんばんわ。

CNNのサイトで今回の安倍首相発言に関連して”Should Japan apologize again for its World War II military brothels?”という投票をやってますが・・・全く大きなお世話とうか、何様のつもりなんですかね。アメリカは過去の奴隷制度や植民地支配や戦争犯罪について正式に謝罪すらしたことありませんが、それらについて今謝罪すべきかどうか日本人が決議なんてしたら大変なことになると思いますが。そういう常識的な考えすら理解できないのかと不思議でなりません。

今回のような対日慰安婦非難決議案の阻止において、日本政府はすでに日本は謝っているという主張だけでなく、米シンクタンク所長の意見のようにアメリカにそんな権限がないということを主張したり、決議案の内容の間違いを証拠つきで反論しているんでしょうかね。日本政府も頼りないです。

 
 

2007/03/06 02:30

Commented by mochizuki さん

soudenjapan様
 いわゆ「河野談話」で「強制性」について述べている部分は「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。”との件だけであり、一方、産経新聞社広報部によると、石原元内閣官房副長官の証言は「政府が調査した限りの文書の中には軍や官憲よる慰安婦の強制連行を裏付けるような記述は見出せなかった」、石原発言を受けて河野氏自身も、朝日新聞紙上で「(慰安婦の強制募集を示す)公文書はなかった」と語っていることは周知の事実のようですね。

 それらの資料を合理的に解釈すれば、矛盾・対立は全くないと私は理解します。

 先ず、「河野談話」のなかで、日本軍は慰安婦の募集を業者に要請(必要だとして、強く願い求めること)したのであって、募集する事を強制したとは述べていませんから、石原発言を受けて河野氏自身が朝日新聞紙上で語った事実と整合していますね。

 その次に、「河野談話」のなかで、慰安婦の募集で、軍や官憲が強制連行をしことはどこでも示唆しておらず、また、甘言(相手の気に入るような口先だけのうまい言葉)や強圧{強い力や権力で、圧迫(圧倒的な重みを相手に加えて業者の考えを聞き入れるように積極的に求めること)・抑圧(不快な観念や表象・記憶などを無意識のうちに押し込めて意識しないようにすること)}によるなど、本人たち(慰安婦本人と家族の方々)の意思(慰安婦になることの直接原因となる心理作用や、売春する事実に対する意欲)に反して集められた事例が数多くあったが、その実行者は軍の要請を受けた業者であることは明白であるから、石原証言による事実と整合していますね。
(続く)

 
 

2007/03/06 02:34

Commented by mochizuki さん

(続き)
 その次に、「河野談話」のなかで、官憲等(特に警察関係の官庁・役所、また、官吏・役人など)が直接、慰安婦募集に加担(力添え・助力をすること)をした事例もあったことが明らかになったという事実については、石原証言では一切触れていないから矛盾や対立はなく、また、当時の「公娼制度」の下では、公娼になるには警察署に届け出て登録する規則があるが、軍の要請を受けた業者のなかには軍の威光をかさに着てその規則を破り、警察や地域社会と問題を起した辞令もあるという公文書があるようだが、それを訴追したという公文書はないようだから、「河野談話」に虚偽はないようですね。

 因みに、問題を抜本的に解決するには、個別の案件を丁寧に処理するとの手法に尽きるから、それは当事者(元慰安婦の方とその直接的関係者)に委ねるしかないが、形式や面子に拘って、“河野談話を修正しろ!”とか、“河野は反日・国賊だ!”とか騒ぐことは、当事者の感情を逆撫でして、ホンダ氏のような人々の政治的意図の遂行を助長するだけの、有害無益な「誤差・雑音(noise)」だから、この手の問題に対しては「鈍感力」を身につける方が良いというのが、私の主張の足構えです。

 
 

2007/03/06 13:33

Commented by 古森義久 さん

fluffybunnyさん

ほんとに「何様のつもりなんだ」と抗議したくなりますね。
ただし同じアメリカでもこうした傲慢、独善に反対する人たちもいることは救いです。

 
 

2007/03/06 21:54

Commented by buryar9551 さん

こんなニュースが入ってきました。

ttp://www.asahi.com/international/update/0306/014.html
慰安婦決議案、採決は首相訪米後 米下院小委員長

第2次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案が審議されている米下院外交委アジア太平洋地球環境小委員会のファレオマバエンガ委員長(民主)は6日までに、4月下旬に予定される安倍晋三首相の初訪米に配慮し、決議案採決をその後に先送りする意向を表明した。時事通信の単独インタビューで語った。

 同委員長は、小委員会で決議案の審議を慎重に続ける考えを表明するとともに、「より良い形になるよう議論することが民主主義だ」と述べ、日本政府が既に謝罪を表明しているとの指摘を踏まえて一部修正もあり得るとの認識を示した。採決のタイミングに関しては「米国を訪れる安倍首相に恥ずかしい思いをさせたくない」と述べ、外交摩擦回避のため訪米後への先送りを明言した。

 
 

2007/03/06 23:56

Commented by herotarou さん

朝鮮日報にとって、安倍首相の「狭義の強制性を裏付ける資料は無い」との言葉が大分ショックだったようだ。資料発掘に米国まで手分けしているようだ。
とはいえ肝心の「記事」が伝聞調。益々クサイ!

慰安婦:「動員には強制性あり」=米政府機密文書
http://news.livedoor.com/article/detail/3058719/

 
 

2007/03/06 23:58

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>soudenjapan様
>その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反し
>て集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これ
>に加担したこともあったことが明らかになった。

どの資料ですか?その資料が見つからないから、わざわざアメリカにまで探しに行くわけです。そして国立公文書館でMochizukiさんも引用されている米陸軍作成のレポートが発見されています。

資料が見つからない、日本側からの証言者も見つからない。どうしようかとソウルで韓国側と大使館職員が、慰安婦たちの証言を証拠にしようと談合する。それを石原さんたちが了承する。この時点で事実上、当局による強制を認めると決定。その後、インタビューのためにソウルに人を送る。インタビュー後に河野官房長官が証拠が見つかったと発表。

こういう流れですよね。そして石原さんは、強制性を認めればそれですべて解決との期待があったので強制性を認めた、と言っています。証拠なんてどうでもよかったのでしょう。

仮に官憲が立ち会っていたとしても、それが何ですか。国の政策が存在した証拠にはなりません。現場の警察官がMochizukiさんに不当な取調べをしたからといって、それが当局の政策だったとはなりません。

ですから、河野談話を証拠として国家賠償を求めてている人たちに対してMochizukiさんならどう回答するつもりですか?

ぼくはこの文書を根拠に賠償には応じられないから、それが明確になるように修正を加えるべきと考えています。

次に、「個別案件に丁寧に対応する」手法についてですが、実際にはどんな手続きでしょう。結局、慰安婦の方々の証言しかないように思いますが、もしそうなら丁寧に対応しようがしまいが、何がどう変わりますか?結局、申告さえあれば国家賠償すると言うことではありませんか?

 
 

2007/03/07 00:17

Commented by soudenjapan さん

To herotarouさん
>慰安婦:「動員には強制性あり」=米政府機密文書
>http://news.livedoor.com/article/detail/3058719/

この記事を見る限りでは、何も新しい情報は含まれていないように思います。いわゆる「甘言」の話で、騙された人は結構いたはずです。お手伝い、看護婦、工場勤務などですね。

しかしそれを政策としてやったわけではありません。逆に当局は、その種の不正が多発しているから業者を厳しくチェックせよとの命令書を出していました。

 
 

2007/03/07 01:09

Commented by 古森義久 さん

buryar9551さん

このニュースがその通りになれば、新たな展開ですね。
侮日派もいくらかの常識があるということなのか、この際、あまり強引に押すと損をすると計算をしたのか。

 
 

2007/03/07 02:04

Commented by mochizuki さん

soudenjapan様
 「河野談話」の“慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。”という件の妥当性は、陸軍省兵務課起元で陸軍省兵務局長(今村均)、陸軍省次官(梅津)、陸軍省大臣官房副官(櫛淵)のお歴々が稟議・決済した「副官より北支方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒案(陸支密745号 昭和13年3月4日)」で、“支那事変地に於ける慰安所設置の為内地に於て之か従業婦等を募集するに当に故らに軍部諒解等の名義を利用し為に軍の威信を傷つけ且つ一般民の誤解を招く虞あるもの或いは従軍記者慰問者等を介して不統制に募集し社会問題を惹起する虞あるもの或いは募集に任する者の人選適切を欠き為に募集の方法誘拐に類し警察当局に検挙取調を受くるものある等注意を要するもの少からさるに就ては将来是等の募集等に当りては派遣軍に於て統制し之に任する人物の選定を周到適切にし其実施に当りては関係地方の憲兵及警察当局との連繋を密にし以て軍の威信保持上並に社会問題上遺漏なき様配慮相成度依命通牒す”を、北支方面軍または中支派遣軍の参謀長が受領したと思しき「受領番号:陸支密受第2197号」という資料から容易に判断できます。

 河野談話は個々の事件の事実関係を特定していないから国家賠償請求訴訟も直接証拠にはなりませんが、それを実践しているのが「財団法人 女性のためのアジア平和国民基金」の事業です。

 因みに、「軍慰安所」は、“慰安婦の自発的な意思に基づく自由な条件の下で運営され、何の「強制」なかった”と、soudenjapan様は主張されるのでしょうか?

 それよりも、米国下院の折角のご好意に甘えて、“客観的な証拠を以て日本軍・日本の官憲が違法・不当に強制連行をしたことが検証された人には衷心より謝罪し賠償をしたいから、米下院小委員会で、個人別に事実関係を特定して十分な検証をし、有害な「誤差・雑音(noise)」を除去し、日本国民が総意で理解・納得できるような証拠資料を、安倍首相の訪米までに準備して頂くようお願い申し上げ候。”とでもいう方が真っ当ではないでしょうか…。

 
 

2007/03/07 07:00

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>soudenjapan様
>「受領番号:陸支密受第2197号」という資料から容易に判
>断できます。

ええ、ですから暴力、強制、虚偽による募集は国による政策ではなかったというわけです。例の教授が見つけたこの資料は、軍が暴力、虚偽を容認していなかった事実を明確に示しています。

重要なのは、暴力と政策をつなぐ資料がないという点です。逆に、Mochizukiさんが引用されたように、政策としては容認していなかったことを示す証拠ならあるという点です。

>河野談話は個々の事件の事実関係を特定していないから
>国家賠償請求訴訟も直接証拠にはなりませんが、それを
>実践しているのが「財団法人 女性のためのアジア平和国
>民基金」の事業です。

その通りだと思います。

 
 

2007/03/07 07:03

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>soudenjapan様

> 因みに、「軍慰安所」は、“慰安婦の自発的な意思に基づ
>自由な条件の下で運営され、何の「強制」なかった”と、
>soudenjapan様は主張されるのでしょうか?

暴力も強制も拉致も存在したでしょう。しかしそれは当局の政策ではなかった。それらを結びつける資料はないということです。したがって先日の公聴会で委員長が述べた、

"Some may say the past is the past and that the US is also
an offender and violator of human rights. Maybe this is so.
But nowhere in recorded history has the US military as a
matter of policy issued a directive allowing for the coercion
of young women into sexual slavery or forced prostitution.
On the other hand, this is exactly what the Japanese
military did ...."

は的外れであり、しかもこのような俗説が流布する根本原因は河野談話にあるのだから、それを修正する必要があるわけです。修正と言っても脚注を加えるだけです。

>米下院小委員会で、個人別に事実関係を特定して十分な
>検証をし、有害な「誤差・雑音(noise)」を除去し、日本国民
>が総意で理解・納得できるような証拠資料を、安倍首相の
>訪米までに準備して頂くようお願い申し上げ候。

喜んでこれまでと同じ主張をしてくるでしょう。その中には当然、吉見文書と河野談話が最有力の証拠として登場してきます。

「丁寧に対応する」については日本政府にできることはなさそうだと理解してよろしいですか?

 
 

2007/03/07 09:08

Commented by ぜろ坊主 さん

泉幸男氏の国際派時事コラム「商社マンに技ありにこの決議案の裏にあるアメリカ社会の事情についての読みが紹介されています。
 それについてTBさせていただきます。

 
 

2007/03/07 18:25

Commented by mochizuki さん

To soudenjapa様
① 「副官より北支方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒案(陸支密745号 昭和13年3月4日)」を解釈すれば、昭和12年12月末頃からの慰安婦の募集を軍が要請した故に、①“軍部の諒解等の名目の意を表す通知・通達などの文書の類を利用して軍の威信を傷つけ且つ一般民の誤解を招くおそれがあるような方法で募集した者”、②“従軍記者や慰問者等を介して社会問題を惹起する虞ある方法で不統制に募集した者”、③“募集に任ずる者の人選に適切を欠いた為に誘拐に類る方法で募集して警察当局に検挙され取調を受けた者”がある等注意を要する者が少なからず存在したから、将来の慰安婦募集等に当っては派遣軍に於て一定の計画や方針に従って指導・制限をし、募集を任する人物の選定を周到適切にし、募集の実施に当っては関係地方の憲兵及警察当局と互いに綿密に連絡をとり協力して募集を行うことを以て、軍の威信保持上ならびに社会問題上手抜かりがない様に配慮するようにとの命令に依る通知をしたに過ぎず、は既に国の機関(軍部)が関与して実施された甘言・狂圧による等(暴力的、強制的、虚偽的な手段)による募集を是正した記録は発見されていない様子であり、また、それ以降の募集については元産経新聞元社長の鹿内氏の証言に出てくる「ピー屋設置要綱」が作成され陸軍経理学校で教育をし、軍部・業者・地元の憲兵や警察が三位一体で、手抜かりなく社会問題化を制止しただけで、抜本的な再発防止策が実施されたという記録も発見されていない様子であるから、一部にそのような事例があっても軍部・憲兵・警察は黙認/容認していたと推定し、それが国策(政策)と見なされても仕方ないと私は認識しますが、状況証拠だけですので、あなた様や他の皆様方と私との間に解釈に相違があるのは仕方ないと思います。

② 「軍慰安所」の運営に“暴力も強制も拉致も存在したでしょう。”と、あなた様は推定されましたが、凡その人も水準の差はあれ、同様に認識されていると思います。

 
 

2007/03/07 18:59

Commented by mochizuki さん

To soudenjapa様(2007/03/07 18:25の続き)
③ 「秦郁彦著 昭和史の謎を追う(上)の第41章 従軍慰安婦たちの春秋(上)、第42章 従軍慰安婦たちの春秋(下)(文芸春秋2000年)」を私は読んだだけで、その中で参考文献とされている「吉見義明著 従軍慰安婦(岩波新書1995年)」と「吉見義明監修 従軍慰安婦資料集(大月書店 1992年)」は読んでおりませんが、「河野談話 平成5年;1993年」の内容は、それらの著書に記された状況の下での元慰安婦の方々および前記①と②の状況の下での元慰安婦の方々の全ての方々を対象にした、日本政府・日本国民の謝罪と償いであると私は認識して、支持しておりました。

④ 然し、この度日本国内閣総理大臣安部晋三君は“河野談話は継続するが、「狭義の強制性」を売らずける公文書はないからその謝罪はしない”という主旨での声明を発表しましたが、これを逆説的に解釈すれば、前記①と②で言及したように、「狭義の強制性」の下で募集されたおよび/または慰安所で生活をした元慰安婦が存在した可能性があるにも拘らず、それらの方々に対しては日本政府は謝罪も償いもしていないことになります。

 そこで、あなた様がおっしゃるように、吉見文書と河野談話が、狭義の「強制性」の事実関係を特定して立証する上で最有力の証拠となるのであれば、被害者とその支援者の方々が、その証拠を基にして日本国の裁判所または国際司法裁判所に提訴し、裁判所が有罪と認めるならば、国民の総意として裁判所の判決に従って謝罪と賠償をするのが国家・人として歩むべき道だと私は思います。

⑤ 「丁寧に対応する」については、日本政府にできることは「河野談話」を発表した時点でやりつくしたと私は信じておりますが、落ち度があったのならば改めるに憚ることはないとおもいますので、「河野談話」に基づく謝罪と償いで不足があるならば追加すべきだと思います。

然し、「河野談話」に基づく謝罪と償いでは過剰であってから取り消すというようなみっともない真似だけはしないで欲しいと思います。

 
 

2007/03/07 21:52

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>抜本的な再発防止策が実施されたという記録も発見され
>ていない様子であるから、一部にそのような事例があって
>も軍部・憲兵・警察は黙認/容認していたと推定し、

これが困るんです。推定せずとも分からない点については分からない、証拠がない点については証拠がないとするのが正確であり正しい処理の仕方ではないでしょうか。自分の好みの結論に有利になるように空白を埋めてしまおうととの衝動には自制心をもって対応していただきたいと思います。

残りの後半部分については、ぼくではよく分かりませんでした。裁判については日米両方の最高裁まで争われ結審しております。

「あなた様がおっしゃるように、吉見文書と河野談話が、狭義の『強制性』の事実関係を特定して立証する上で最有力の証拠となるのであれば、」の部分については、ぼくではなく慰安婦側とその支持者がそう主張しているということです。

④については、安倍氏の発言に矛盾があるわけではなく、これまでに提供された謝罪、金銭に加えて日本政府として新たに何か追加する意図はないという意味ではないでしょうか。

 
 

2007/03/08 01:30

Commented by mochizuki さん

To soudenjapan様
 「推定」とは、①“ある事実を手がかりにして、おしはかって決めること。”、②“法律で、ある事実または法律関係が明瞭でない場合に、一応一定の状態にあるものとして判断を下すこと。”、③“統計調査で、ある集団の性質を調べる場合に、その集団から抽出した標本を分析することによって集団全体の性質を判断すること。”などを意味します。

 そこで、物事を推理し・推し量って、分からない点については分からない、証拠がない点については証拠がないとし、分からない点については分からない、証拠がない点については証拠がないとし、分かった点と出てきた証拠に依って「推定」するのが正確で正しい物事の処理の仕方であることは、一般的・普通の常識ですが、あなた様は、推定を否認して、自分の嫌いな点を拒絶して結論をださないで、自分の不利にならないように事実を隠蔽してしまおうととの衝動には自制心をもって対応していただきたいと思います。

 慰安婦側とその支持者が“吉見文書と河野談話が、狭義の『強制性』の事実関係を特定して立証する上で最有力の証拠である”と陳述すれば、あなた様はそれを是認しますか、また、日本の裁判所または国際司法裁判所がそれを是認するとあなた様はお考えですか?

 軍が慰安婦の募集を要請した業者の中に“甘言・強圧”を用いた募集をして警察当局に検挙(検察官・司法警察職員などが認知した犯罪行為について被疑者を取り調べること、または、容疑者を関係官署に引致する場合をさすこと)され、取調を受けた者が少なからず存在したことが、陸軍省の公文書の中で明瞭に記述されていますので、その分については加害者と被害者が存在したことは明確な事実だと判断できますが、検挙した被疑者が容疑不十分であった証拠も容疑者を訴追した記録(証拠)が一件も発見されてもないことは、軍部・憲兵・警察の権勢を以て被害者を泣き寝入りさせたと「推定」した上で、適切な「司法判断」をするの妥当であり、ましてや、「行政判断」においては当然で、それなくして「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」を実践し、「美しい国、日本」の構築は不可能だと、私は思います。

 
 

2007/03/08 01:35

Commented by mochizuki さん

To soudenjapan様(続き)
 産経新聞によると、内閣総理大臣の安倍晋三君は“「決議案は客観的事実に基づいていない。決議があっても謝罪することはない」と述べ、決議案に強い不快感を示した。”とのことですが、客観的事実に基づた苦情・決議はきちんと受理して謝罪するつもりなのでしょうか?

 そのつもりがあるか否かに拘らず、「解釈力・理解力・判断力・表現力の欠如」・「交渉音痴」・「Maji & Nekura」と評されることは否めない事実であり、内閣総理大臣の安倍晋三君の下では「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」を実践し、「美しい国、日本」の構築は不可能とだbb是ざるを得ないと、私は思います。

 
 

2007/03/08 05:00

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>To soudenjapan様
> 「推定」とは、①“ある事実を手がかりにして、おしはかっ
>て決めること。”、②“法律で、ある事実または法律関係が
>明瞭でない場合に、一応一定の状態にあるものとして判断
>を下すこと。”、

推定は推定でどこまで行っても推定でしかありません。しかもMochizukiさん個人が導き出した推定の上に、国策がどうであったか決め付けているわけです。推定すること自体が間違いではありませんが、そこから先が問題であると言っているのです。

なぜ推定を証拠としますか?証拠がないことの裏返しではないのですか?なぜ推定を推定と記述することを恐れ、勝手に断定に切り替えますか?結論の脆弱さを隠すためではないのですか?

しかも国際司法裁判所や他の裁判所が出すであろう判決までMochizukiさんが勝手に決めてしまってよいのですか?推定に推定を重ねて何になりますか?

(※ちなみに裁判なら日本の最高裁、アメリカの最高裁、両方ですでに結論が出ています。)

推定はどこまで行っても推定に過ぎないと、ぼくに言われることくらい容易に想像できたでしょうに。

「適切な『司法判断』」が何であるのか、「『行政判断』においては当然」と勝手に決め付けてまで、自分の結論の根拠とする必要がありますか?

 
 

2007/03/08 08:41

Commented by mochizuki さん

>To soudenjapan様
 先ず、「推定」を「証拠」としているわけではなく、当時の公文書に示された「証拠」から推理・推量して、“軍部・憲兵・警察の権勢を以て被害者を泣き寝入りさせたと”の「推定」を導き出し、現時点での「司法判断」・「行政判断」を如何すべきかを、私は論じたつもりですが、あなた様には「推定」という日本語で認識する概念をご理解いただけないようですね。

 その次に、「司法判断」・「行政判断」をする道理を私は論じた、換言すれば、仮に、私が原告側として裁判所に告訴するとすれば、訴状に記して裁判官に判断を促す事柄、または、仮に、国会に請願するとすれば、請願書に記して国会議員に判断を促す事柄を述べただけですが、どうして、あなた様には「しかも国際司法裁判所や他の裁判所が出すであろう判決までMochizukiさんが勝手に決めてしまってよいのですか?」という疑問が生ずるのですか? 論理がすっ飛んでいませんか。

 因みに、「(※ちなみに裁判なら日本の最高裁、アメリカの最高裁、両方ですでに結論が出ています。)」と仰る事例は、原告と被告は其々誰で、如何なる事実関係について、如何なる法律を適用して裁判し、如何なる理由で如何なる判決が下されていますか、また、その裁判で、あなた様が問題にしている「吉見文書」と「河野談話」は証拠として採用されていますか?

 余談ですが、「適切な『司法判断』」が何であるのか、「『行政判断』においては当然」とというのは私が勝手に決め付けた結論の一つであり、結論の根拠ではありませんが、そのことが、あなた様にはご理解またはご納得いただけませんか?

 
 

2007/03/08 18:52

Commented by soudenjapan さん

To mochizukiさん
>先ず、「推定」を「証拠」としているわけではなく、
>当時の公文書に示された「証拠」から推理・推量し
>て、“軍部・憲兵・警察の権勢を以て被害者を泣き寝
>入りさせたと”の「推定」を導き出し、現時点での
>「司法判断」・「行政判断」を如何すべきかを、私
>は論じたつもりですが、あなた様には「推定」とい
>う日本語で認識する概念をご理解いただけないよう
>ですね。

ご推察の通り、ぼくでは理解できないようです。しかし、この件に関してはどのみちこのあたりが潮時でしょう。Mochizukiさんが述べられてきた、苦しんだであろう人たちの利益を、所与の条件の下で最大限考慮してやろうとの主張は大切なのだろうと思います。

裁判については詳しく知りませんが、慰安婦側が日本国政府に対して謝罪と国家賠償を求めて、日本国内、アメリカ国内で起こした裁判だったと思います。日本政府はサンフランシスコ条約他、個別条約ですべて解決済みと主張。結局、原告側の要求は6回(地方、高等、最高裁、そして下級、上級、連邦最高裁)にわたり認められませんでした。

 
 

2007/03/17 06:32

Commented by ajury さん

一生懸命に大学のブサヨ教授から摺りこまれた虚妄思想を健気にも忠実に守り悪い血の巡りも物ともせず掻き集めた資料に目配り脈絡付かずとも必死だけを信条とする日本人を装った在日朝鮮人には同情せねばならず文の長さが頭の悪さを呈す彼の将来への惨状へご冥福を申し上げねばなりませんw

 
 

2007/03/17 12:00

Commented by 古森義久 さん

ajuryさん

同じテーマでも、私なら以下のように短く描写します。

要するにウジムシの這い回る跡なのです。

 
 

2007/04/02 10:21

Commented by mochizuki さん

要するに「バカの篭り堂」はウジムシの巣窟であり、「バカの篭り堂」の主宰者の形相は、ウジムシが這い回った跡が顕著に表現されているということでしょう、たぶん。

 
 

2007/04/16 03:27

Commented by ajury さん

そうそう、
暇がてらmonozuki氏のコメントをウェブすると、あら不思議。
古今東西そこいらじゅうで掲載された記事にピタリ当てはまりますw

で、その記事を血の巡りが悪い軽石頭でつなぎ合わせた結果が村八と。
至極当然の結果ですねw

白頭産の軽石では便所の蓋にすらなりませんが、
その熱意を少しでも労働意欲に向ければお友達も増えると思いますw

 
 

2007/04/16 06:09

Commented by 古森義久 さん

ajuryさん

<<文の長さが頭の悪さを呈す彼の将来への惨状へご冥福を申し上げねばなりません>>
というあなたのコメントが出たら、とたんにウジムシの這い回る痕跡がごく短くなってしまったのには、思わず腹を抱えて笑いました。「ウジムシの軽石頭」なんて、ちょっとしたギャグになりませんかね。

 
 
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2007/03/11 08:46

米国での慰安婦騒動について考える [渡部昇一的ココロだー!!]

 

米国下院での「従軍慰安婦決議案」問題がかなりホットになってきたようですね。 安倍総理の「狭義の強制性の否定」発言が米国のリベラルマスコミ(歴史的に反日と言うことでもありますが)が一斉に反発しているよう…

 

2007/03/08 13:46

米国議会は、直ちに謝罪せよ! [普通の感覚]

 

日本が女性を強制的に慰安婦にしたとは 何を根拠に言ってるのか? 河野談話は大変誤解の招きやすい内容であり そのこと自体は反省している。 しかし、談話の揚足を取り、 事件を捏造し、 日本を批判するのは 全く失…

 

2007/03/07 09:04

米下院が「慰安婦問題」決議案を出す理由 [ゼロ坊主]

 

国際派時事コラム「商社マンに技あり!」の発行人である泉幸男氏が 米下院が「慰安婦問題」決議案を出す理由について 見事な分析を配信しておられるのでできるだけ多くの方に読んでいただきたくご紹介します。 http:…

 

2007/03/05 18:04

言葉の虫かご:慰安婦、売春婦、性奴隷 [道端鈴成]

 

河端「慰安婦問題だが、ややこしいことになってるみたいだな。」 道端「はい。アメリカ下院の委員会の公聴会で、元慰安婦3名の証言があったようですが、日本側の証人は呼ばれなかったようです。 そのなかの一人、Lee…

 

2007/03/05 13:55

慰安婦問題。教えて! [普通の感覚]

 

安倍さん、中川さん達発言をみると、 河野談話 の修正は、一筋縄でいかなく難しい様子ですが、論点はどういうところなのでしょう? もちろんやり方にもよるのでしょうが、 修正することのメリット、デメリットなどは…

 

2007/03/05 01:41

NO MORE 中韓朝. 日本への事実無根の言掛り国との友好はありえない。 [Izakent]

 

Do Korean & Chinese Nations know the Statute of limitationω Regarding the Comfort Women Resolution - Why should U.S & J-people listen to Korean & Chinese Prostitute Ladies’ Rape Victims Theory over …

 

2007/03/04 15:21

『生活者の日本統治時代―なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか』 呉 善花 [本からの贈り物]

 

生活者の日本統治時代―なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか呉 善花 (2000/12)三交社この商品の詳細を見る マスコミは信用できないという話を先日書いたが、政治家も信用できない。 「従軍慰安婦」に対…

 

2007/03/04 12:17

南京、慰安婦 中韓の反日プロパガンダに反撃せよ! [依存症の独り言]

 

なんとも憂鬱(ゆううつ)である。サンダンス映画祭で賞をとったドキュメンタリー映画「南京」が一般公開される。当時の記録フィルムと、中国の生存者、旧日本軍兵士へのインタビュー、欧米人の記録などで構成されて…

 

2007/03/04 12:10

“慰安婦”は「誠意」ではなく「認識」の問題 [東アジアニュース]

 

またまたわれらがノムたん、飛ばしています。 以下は昨日の讀賣新聞からの引用。 【ソウル=福島恭二】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は1日、日本による植民地支配に抵抗する「3・1独立運動」88周年記念式典で演説…

 

2007/03/04 12:08

政府は河野談話を早急に見直すべき [所感/雑感]

 

米国議会(下院)に提出されている慰安婦問題をめぐる対日非難決議案については、米国内ではほとんど注目されておらず、メディアで取り上げられることもないようだ。 そもそもこの決議案は、急増している米国内の韓…

 

2007/03/03 17:38

【NHK】“政府筋”発表を重んじる公共放送【公明党&創価学会?】 [つれづれすくらっぷ]

 

■“慰安婦 迷惑かけないため” 3月3日 1時6分  NHK  政治 従軍慰安婦問題に対する日本政府の謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話に関連して、 政府筋 は、記者団に対し 「戦場になっている地域に迷…

 

2007/03/03 15:09

NYT紙、大西哲光の意外とましな?慰安婦報道が来ました。 [反日リベラルヲッチング]

 

 皆様がお待ちかねの、本日の主菜、ニューヨークタイムズ紙のノリミツ・オオニシの慰安婦報道が出来ましたので早速給仕しましょう。  さて、直前のエントリで指摘しましたように、見事に!まるで申し合わせたかの…

 

2007/03/03 15:06

WP紙慰安婦報道で発見した反日日本人記者 Hiroko Tabuchiの正体を報告希望 [反日リベラルヲッチング]

 

早速、反日リベラルな日本人を見つけました。その名は Hiroko Tabuchi という女です。AP通信に所属してます。 http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/01/AR2007030101498.html  さて、記事…