【宮古島】在日米海軍第7艦隊所属の掃海艦「ディフェンダー」(排水量1312トン、乗員84人)が21日午後12時半ごろ、県や宮古島市が自粛を求める中、同市の平良港に入港した。県内の民間港への米軍艦船の入港は、2007年6月の与那国町祖納港、09年4月の石垣港以来で、平良港には初めて。
同港ゲート付近では、市内の労組や市民団体らが入港に反対する横断幕やプラカードを掲げ、「軍事利用は許さないぞ」「米軍艦船帰れ」などとシュプレヒコールを上げた。
同艦入港前に、連合沖縄宮古地域協議会(根間修議長)は、長濱政治副市長を訪ね、下地敏彦市長に対して抗議行動への参加を要請。長濱副市長は「参加するかはケース・バイ・ケースだ」と述べ、不参加の意向を伝えた。