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タリバン誘拐 常岡さん解放 5カ月ぶり 健康、「感謝したい」

産経新聞 9月6日(月)7時59分配信

 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンで取材中にイスラム原理主義勢力タリバンに誘拐されていたフリージャーナリスト、常岡浩介さん(41)が約5カ月ぶりに解放され、カブールの日本大使館に保護された。5日、日本政府関係者などが明らかにした。4日夜(日本時間5日未明)に保護された。

 常岡さんは今年3月下旬、タリバンの取材のためにアフガン北部クンドゥズ州入り。4月1日以降、連絡が途絶えていた。

 犯人グループは解放条件として、数十万ドルの身代金や収監されている仲間の解放を要求していたとされる。

 現地の報道によると、クンドゥズ州のタリバン地元司令官が、常岡さんの誘拐を認めた。解放の理由について、常岡さんがイスラム教徒である上に、断食月(ラマダン)明けの祝祭が近づいていることを挙げているという。

 常岡さんは長崎県出身。NBC長崎放送を退社後、ロシア南部チェチェン共和国など世界の紛争地で取材を重ねていた。

 外務省邦人テロ対策室によると常岡さんは5日、アフガンを出国した。同室は「日本政府として身代金は払っていない」としている。常岡さんは疲れがみえるが健康で、「関係各位に感謝したい」と話しているという。

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最終更新:9月6日(月)7時59分

産経新聞

 

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