第十八使徒、ありのブログ

自分の作品の後書きや原作の萌える部分についてのみ語るブログです。

とても悲しい気持ちをLAS小説にしてみた。

とても悲しい気持ちがおさまらないので、心に浮かんだイメージをLAS小説にしてみました。
悲しい未完成の話を公開するなんて、自分が過去に誓った約束事と反しますが、やっぱりどこかに吐き出したいんですよね。
私はもう2度とこんなひどい事をされたとか、自分はそんな悪い事はしていないとか反論するのを止めます。
って言うか止めたつもりだったんですけどね。
まあ、私が具体的に何かを愚痴れば、誰かに迷惑がかかるのは事実。
上手く作品に昇華できればいいのですが、悲しい気持ちで書き始めた作品は没になる事が多いです。
成功例もハルヒ×エヴァのクロス学園連載の10話での謝る場面とかあったりするんですけどね。

※これはとても悲しい小説で未完成なので追記で隠します※

題名は決まってません、どうやったらハッピーエンドに持って行けるんでしょうか。
逆行って言うのはありきたりすぎますからね(汗)

ただ、新作のヨシュエス短編が評価されたみたいで少し嬉しかったです。
この大きな悲しみを消すにはまだまだ足りないけれど。

※この作品は私が悲しい気持から立ち直った時に消される可能性があります。
<赤い世界>

浜辺に打ち寄せる波の音だけが響く赤い世界。
その場所に存在するのは横たわるアスカとそのアスカの首を絞めようとするシンジだった。

「アスカが悪いんだっ! アスカが急に僕に冷たくするから! 僕はアスカの足を引っ張らないように一生懸命頑張ったのに!」

シンジに首をつかまれたアスカはだるそうにシンジに視線を向けた。
ただそれだけだった。

「どうしたんだよ、抵抗しないのかよ!」
「生きていても、どうせアンタと2人きりだし。アンタと居ても全然楽しくないから」

アスカにそう言われて、シンジは苦しそうに両手で胸を押さえた。

「何よアンタ、アタシに嫌われて傷ついているの?」
「違う、アスカなんか嫌いだ!」

アスカに指摘されたシンジは目をつぶってそう叫んだ。

「じゃあ、さっさとアタシを殺しなさいよ」

それでもシンジはその場に立ちつくして動こうとしない。

「もう一度言うわ。アタシはアンタが大嫌い」
「どうしてアスカは僕を嫌うのさ! 僕は何も悪くないのに!」

シンジがそう叫ぶと、アスカはそのシンジの答えがわかっていたとばかりにため息をついた。

「アタシはアンタに期待してた」
「アスカが僕に?」
「キスの1つでもしてあげようって思うほど好きだったのよ」

アスカの言葉を聞いてシンジは少し顔をほころばせた。

「でも、アンタはアタシが使徒にやられている時もただ見ているだけだった!」
「それは、父さんが初号機を凍結しろって命令していたから」
「アンタは少しも命令に逆らおうとしなかったじゃない!」

言い訳をするシンジにアスカはそう言って怒鳴りつけた。

「アタシが家出してヒカリの家で寝泊まりするようになってもアンタは迎えに来なかったわね。ボロボロになったアタシの所に来たのはネルフの諜報部だった」
「そ、それは……」
「アタシが2週間も家出していたのに、アンタは一回も顔を出さずに!」
「ご、ごめん……」
「だから、アタシはアンタには失望したの」

アスカにそう言われて、シンジは慌てて頭を下げた。

「全部、僕が悪かったよ、だから僕を許してよ!」
「ダメ、もう手遅れ」

冷たい瞳で、アスカはシンジを見つめるだけだった。

テーマ:つぶやき - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/08/25(水) 22:11:14|
  2. トーク

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