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次週の内容 過去の放送 ナレーター渡辺いっけい
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次週放送内容 #328「外で遊ぶ!」8月18日OA
「外で遊ぶ!」

 遊んで、遊んで。自由に遊んで。子どもの笑顔、地域で見守る。

 午前10時、東京都世田谷区にある広場に、次々と親子がやってくる。そこは、「プレーパーク」と呼ばれる遊び場。『子どもが自由に遊べる場所を』という地域の願いから誕生した。現在、世田谷区には4箇所あり、区とNPOと地域の人たちによって運営されている。NPO法人プレーパークせたがや・理事の三輪さんは「子どもはみんな冒険心を持っている。子どもの力を信じて、子どもに選択肢を与えてあげる。多少の怪我をしてもケンカをしても、自由に活動できる場所っていうのが一番だと思っています。」と語る。自然環境を活かした遊具、水遊びに木登り、工具を使ったさまざまな工作など、広場には遊びがたくさん。何を使ってどのように遊ぶかは子どもたちが考える。“自分の責任で自由に遊ぶ”がプレーパークのモットーだ。「ここに来ると子どもが好きなように遊べるので。」「子ども達とみんなで、すごく一体感を感じるというか、すごく仲良くなれる気がします。」とはプレーパークを訪れる親の声。道具や遊具を整備し、遊び場の環境を整えるのは、『プレーリーダー』と呼ばれるプレーパークのスタッフ。プレーリーダーの森川さんは「誰でも来られる子どもの遊び場っていうのが、このプレーパークだなって思っていて。子どものワクワクを、ずっと大事にしたいよねっていうところを、地域の人達と一緒にできたらいいな。」という。大人も子どもも共に過ごし、地域が繋がっていく。

 「様々な場所に遊び場を」とプレーパークせたがやの活動は広がる。遊び道具を乗せた車『プレーカー』が、月に1度、区内2ヵ所の公園に外遊びの出前をするのだ。プレーリーダーの竹内さんは「みんな普段遊びにきている場所に『おじゃまします』『楽しい事やりましょ』って来ています。遊び場を作るのは、街作りと一緒だなと思っていて、その地域の人達が、子どもを見る、見守る目が変わっていくといいな。」と語る。竹馬や楽器、積み木に工作道具など、プレーカーには遊び道具がたくさん。子ども達は、プレーカーで運ばれてきたおもちゃで、自由に好きなだけ遊ぶ。「こうやって、あっちから来てくれますから、それは本当にありがたい。」「一人一人を見るというよりも、みんなでみんなを見るっていうのが、自然とできていて。」と、子どもを見守る母親達。

 子どもの笑顔、地域で見守り、地域で育てる。

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