米 北朝鮮に厳しく対応の考え
K10045589211_1005200903_1005200915
最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

米 北朝鮮に厳しく対応の考え

5月20日 7時12分

韓国の哨戒艦が沈没した原因をめぐって、20日に韓国で発表される最終報告の中で、北朝鮮の関与が明記される見通しとなるなか、アメリカ政府高官は「非常に重大な局面を迎えることになる」と述べて、北朝鮮に対し厳しい対応を取る考えを示唆しました。

19日に記者会見したアメリカのキャンベル国務次官補は、20日に韓国で発表される合同調査団の最終報告について、具体的な内容への言及は避けながらも、「アメリカも調査に積極的にかかわっており、その結論を強く支持する」と述べました。そして、「今後、数日の間に非常に重大な局面を迎えることになる」と述べて、北朝鮮に対して厳しい対応を取る考えを示唆しました。さらにクリントン国務長官が20日から日本、中国それに韓国を訪問することについて、キャンベル次官補は「この問題への対応をすり合わせることが目的の一つだ」としたうえで、「中国との協議では、中国が事態をどのように受け止め、どう対応するのかが議論の中心になる」と言明し、中国に対しても、北朝鮮に厳しい姿勢で臨むよう求めることになるという見方を示しました。