トップカードゲーム戦記10.02.28


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■一連の動画問題につきまして

 有限会社遊縁代表取締役、カードキングダムグループ代表、池田です。
 この度は、お騒がせ及びご心配をお掛けして申し訳ございません。
 
 動画サイト上にて、当グループの提供するカードゲーム動画、運営に対するご意見、ご質問等が相次いでいる状況に関しまして、いくつかのメールを頂いております。
 そのうちいくつかのメールには、私から直接、お返事のメールを出させていただきましたが、時間的な都合もあり、すべてにお返事を出させて頂く訳にはまいりませんでした。
 この場を借りて、メールを下さった皆様方に、お礼を申し上げたいと思います。
 本当に、ありがとうございました。
 
 そして今回、騒ぎが起こってしまった事について、動画をご覧いただきましたすべての皆さま方に対し、お詫び申し上げたいと思います。
 いくつかご指摘いただいた事柄のうち、善処、改善すべきところは、今後、問題解決に向けて邁進いたします。
 同時に、誤解を受けやすい点に関して、説明責任を果たしていきたいと考えております。
 その為、今回、「質問状」という形で送られてきたメールに対して、簡単にではありますが、公式に回答したいと思います。
 
 これらの回答は、シンプルにまとめさせていただいております。
 複雑な事実関係に基いた、順を追った説明を詳しく記載したい所ですが、公式発表としては冗長な物となりますので、そうした、「より詳しい説明」は、“ いけっち店長プログ”等にて、発表していきたいと思います。
 今回はあくまで、端的に「結果のみ」を記載した公式発表であり、「その理由」は別項に譲る、という事です。
 ゆえに、この発表のみで解釈なされないよう、お願いいたします。

 

Q:ニコニコ動画のコメント欄で、あらゆるコメントを無差別に削除しているのでは?
 
A:“コメント削除のガイドライン”の動画で述べられている通りです。
 正しい、間違いにかかわらず“演出上無いほうが良いと判断したもの”を削除しています。


 
Q:カードキングダム遊戯王ドグマブレードでデュエルしてみた解説付き」にて「こんなデッキ流行っちゃ駄目なんだよね〜」との発言、さらに「遊城十代E・HEROデッキの提案 カードキングダム」にてプロモカード否定の発言をしていると思われる。
 しかし、1killかつプロモカードを多用したデッキを遊戯王最強デッキトーナメントに参加させている。
 これは矛盾しているのでは?
 
 
A:矛盾は無いと考えます。
 
 また、失礼ながら訂正させて頂きますが、ご質問の中に、明らかな誤解がございます。
 「プロモカード否定の発言」とありますが、私は、プロモカードの存在そのものを否定したたことはございません。
 「否定派」「肯定派」といった単純な仕分けに肩入れするつもりもございません。
 私は、プロモカードの「功績」と「罪悪」、両方について語ってきたつもりです。
 「強いカードを入手困難なプロモにされるのは困る」という意図の発言はしましたが、それがイコール、「プロモカード全体の否定派」というつもりはありません。
 「プロモのような珍しいカードに価値を見い出すプレイヤーと、プロモが手に入らないゆえに辞めていったプレイヤーの両者がいるので、プロモカードという存在は、カードゲームにとって功績と罪悪の両方が存在する」という事実を認め、問題点の解決方法を模索すべきと考えます。
 
 また、強力なプロモカードを使ったデッキを紹介する事は、問題点を広く多くのプレイヤーに知っていただくための一手段と考えています。
 プレイヤーが「知る」ことが、遊戯王のより良い未来のためになる、と信じているからです。
 
 各プレイヤーが問題を認識し、それに対してどう向き合っていくか、個々人が考えていくことが、今後の「ファンがみんなで作り上げていく、遊戯王というコンテンツの未来」にとって必要なのではないか、と考えています。
 
 その上で、強いプロモカードの使い方、最新のコンボ等を「情報」としてお届けしていくことは、情報を求めるお客さまがいらっしゃる以上、専門店としての義務であると考えています。

 
Q:「遊戯王最強デッキトーナメント」の撮り直しに関して。
 
A:「客なのに事務所に連れ込まれて・・・」と言われているインフェルニティ動画でのプレイヤーですが、れっきとした練馬春日店の従業員です。
 
 「連れ込まれて」というと聞こえが悪いのですが、当社には会社としてごく普通に「事務所」があるので、従業員と話をする際に事務所を使うのは当然のことと考えます。
 
 プレイヤー本人のブログでも明言されている通り、「撮り直した動画」は、トーナメントの動画ではなく、解説動画のインフェルニティです。
 
 すなわち、「撮り直しを隠していたのに、関係者のブログからバレた」という論点そのものが、誤解から始まっているものです。
 
 その上で、「撮り直しは、ごく当然の事ながら、存在した」とも明言しておきます。
 動画内において、「撮り直ししていない」とは、発言、記載していません。
 
 “遊戯王最強デッキトーナメントパート9”にあった「公正、公平な試合」という記載は、“バブルマンデッキ対ジャンクブレードの試合そのもの”のみを指し示しています。
 当方としては、「ジャンクブレードを反則負けにしろ、という意見があるが、ごく正当な試合だったのだから、それを反則負けにするのはおかしい」という意味での記載でした。
 トーナメント動画全ての試合において、一切の編集や演出が入っていない、という意味合いの記載ではない事をご理解ください。
 
 撮り直しの理由、その一つは、マシントラブルです。半分近くの試合データが使用不可能だったので、カメラを買い換えて取り直しをおこないました。
 もう一つは、エンターティメント動画としての質を高めるため。つまり、ルールミスがあったり、見どころが無さすぎた試合は、「ボツ」となっております。
 
 当動画シリーズは、今までにも何度か、「演出上、撮り直しやシナリオがある」と明言しています。
 もともと、遊戯王の漫画やアニメ内のトーナメントと同じく、シナリオのある、構成的に盛り上がるものをエンターティメントとして作ろう、という企画でしたが、「トーナメントだからドキュメンタリーだろう」と受け取った方が多かった事は、こちらの予測外でした。
 誤解を招いたことに関しては、率直にお詫び申し上げたいと思います。
 今後、同じような誤解を招かないように、動画内か、あるいは動画説明文には、「この動画は、演出・編集されたものです。実際の対戦とは異なります」といった趣旨の一文を入れる事といたします。
 
 
Q:幅広い年齢層にて視聴環境が設けられる「ニコニコ動画」や「YouTube」での18禁的な発言があるのでは?
 
A:私自身といたしましては、そう言った発言を行った記憶はございません。
 演出上、際どい発言が存在した場合でも、そういった意図は一切ございませんので、ご理解いただきたい次第です。
 
 
Q:ニコニコ動画においての一連の動画内での発言・行動は、ニコニコ動画の利用規約の商業利用の禁止に反しているのでは?
  
A:ニコニコ動画が、業務目的として使用することはできないのではないか、というご指摘に対しては、以下の公式発表に準じたいと思います。
 
 2009年8月20日発表のニコニコニュースより
  
・ 宣伝目的で企業が動画を投稿する事は、原則自由にします。
・ 継続して利用される場合や、大量の動画を投稿する場合は、公式チャンネルを利用されることをご推奨致します。
・ CM、パッケージなどでニコニコ動画の名称を使用する場合は別途ご相談下さい。
・ ニコニコ動画公認と誤解を与えるような表現を許可なく行う事は禁止します。
・ アフィリエイト目的など、おもしろくないと我々が判断した動画は別途禁止させていただくことがございます

 
 規約には記載されていませんが、これは規約作成後のニコニコ動画の公式な表明記事です。
 我々としては、この公式発表に準じ、動画を公開させていただいております。
 これについては今回、株式会社ドワンゴ様にも直接問い合わせたところ、同様の回答をいただいております。
 何らかの事情で条件、規約等が修正され、問題が発生した場合は、その時に改めて対処を行います。今のところは、規約違反ではないと判断いたします。
 
 
 今回、説明責任を果たすべく、いくつかの質問にお答えさせて頂きました。
 最後に、繰り返しになりますが、この度は、お騒がせ及びご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。
 
 
 
 2010年2月28日
 
 有限会社遊縁       代表取締役 
 カードキングダムグループ 代表   池田 芳正


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