政治

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

国民新党:「保守」強調 外国人選挙権・別姓反対で

 参院選に向け、国民新党が新たな看板作りに腐心している。衆参計9議席と与党最少の同党の存亡に直結するためだ。参院選ポスターの原案では、党是の「郵政改革」に加えて「外国人参政権(選挙権)反対」「夫婦別姓反対」を明記。民主、自民両党に不満を持つ保守層を意識した旗印を掲げ、活路を見いだす方針だ。

 国民新党の亀井静香代表が24日の定例会見でポスター案を公表した。亀井氏は「うちが反対する限り絶対日の目を見ない。そういう(与党内の)力学なんだ」と胸を張った。

 昨年の衆院選で代表と幹事長が落選した同党の危機感は強い。だが民主党との選挙協力は進まず、国民新党側には「衆院選では幹部同士で協議したのに今回はまだない」との不満が漏れる。

 同党の支持基盤は郵便局長を中心に全国に薄く広く存在するのが特徴で、選挙区での新候補者擁立は困難なのが実情だ。地盤を持つ富山や島根でも民主党の候補者擁立の動きが先行する。亀井氏は24日の会見で「国民新党の協力なくして勝てると思ってるからおやりになってるんじゃないか」と不快感を示した。【朝日弘行】

毎日新聞 2010年2月26日 東京朝刊

PR情報

政治 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド