MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース:経済・IT 金融・財政産業・ビジネスIT写真RSS feed

  • メール
  • メッセ
  • 印刷

百貨店が三つどもえ、「三越伊勢丹」の試金石 大阪駅再開発

2010.1.28 12:46
このニュースのトピックス美術・芸術
来年春完成予定の大阪駅「ノースゲートビルディング」の上棟式。関西の都市再生を担う「大阪ステーションシティ」が誕生する=28日午前11時13分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)来年春完成予定の大阪駅「ノースゲートビルディング」の上棟式。関西の都市再生を担う「大阪ステーションシティ」が誕生する=28日午前11時13分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)

 大阪駅周辺の再開発で生まれる「大阪ステーションシティ」の先陣を切って、百貨店などの入る商業施設、「ノースゲートビルディング」の上棟式が28日、行われ、北ヤードを含めた大阪の新しい玄関口の再開発は着実に動き始めた。

 ノースゲートビルは、地下3階、地上28階建て。商業施設としてJR大阪三越伊勢丹と専門店街「ルクア」、関西最大級のシネマコンプレックスなどが出店する。

 とくに三越伊勢丹にとって経営統合後、初の新店となるJR大阪三越伊勢丹は、主力の婦人服・紳士服に加え、国内最大級の化粧品売り場や、画廊など美術・文化催事の専門フロアを設置。ファッションに定評のある伊勢丹と美術・文化に強味をもつ三越が、それぞれの得意分野を生かし、それぞれの独自性を打ち出す方針だ。

 また、専門店街のルクアは流行に敏感な20代の若者から30代半ばまでの「アラサー世代」をターゲットに、約200のテナントを誘致。三越伊勢丹の売り場面積(約5万平方メートル)と専門店街(約2万平方メートル)を合わせると、昨年11月に増床した大丸心斎橋店に匹敵する約7万平方メートルの新たな商業施設となるだけに、「当初は客を持っていかれる」(近鉄百貨店・飯田圭児社長)と、警戒感を強める声も少なくない。

 さらに、大阪駅南側では来春、6万4千平方メートルに増床する大丸梅田店が、ユニクロなど専門店の誘致を図るほか、食品や生活雑貨の売り場拡大などで独自色を打ち出し、北ビルに対抗する構え。

 一方、8万4千平方メートルと大阪最大規模になる阪急梅田本店は、建て替え完了が平成24年と他店に比べ1年遅いことから、「(他店との)競争で業態が進化する」(阪急阪神百貨店・新田信昭社長)と他店の動向を踏まえて新店戦略を練る。

このニュースの写真

来年春完成予定の大阪駅「ノースゲートビルディング」の上棟式。関西の都市再生を担う「大阪ステーションシティ」が誕生する=28日午前11時13分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
来年春完成予定の大阪駅「ノースゲートビルディング」の上棟式。関西の都市再生を担う「大阪ステーションシティ」が誕生する=28日午前10時29分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
大阪市北区の大阪駅北側建設現場で28日、来年春完成予定の「大阪ステーションシティ」「ノースゲートビルディング」の上棟行事があった。ノースゲートビルディング高層棟から見るホームや大屋根=28日午前11時57分、大阪市北区(竹川禎一郎撮影

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。