手書き文字の科学 手書き文字に関する会話

-ちょっと知りたくありませんか?-

たとえば、こんな会話を良くします! ちょっと知ってみたいと思いませんか??


 ・今、私たちが使っている字って、いつ頃できたの?
 ・漢字は、3000年くらい前からあることがわかっているけど、今私たちが
  使っている字(楷書)は1400年くらい前には、できていたんだ。
 ・へー、古臭いもん、使ってるんだね。。
 ・でもそれだけ、便利に出来ているってことでしょ。
	※一般的な本(文字史・書道史)に載っている知識
 ・どんなところが便利なんだろう?
	※押木、手書き文字の合理性


 ・「字は人をあらわす」って言うけど、ほんとかな?
 ・少なくとも、1000年くらい前の中国でもそう言われてたね。
	※中国の書論より
 ・で、「字は人をあらわす」って、ほんと?
 ・うーん、そう言う研究して人がいて、そう言う結果もでてますね。
 	※槙田先生の文献など
 ・あたしの字だと、どんな性格?
 ・えーと、*****
 ・ヨーロッパでも、西暦120年 ローマの歴史学者スエドーニウス・
  トランクウィルスって人が、筆跡の鑑定をしているよ。
 ・ヨーロッパには、筆跡鑑定家がいて、研究をグラフォロジイっていうんだね。
	※黒田先生の本など
 ・日本には、いないのかな?
 ・一人いて、性格判定してくるって。あと、オランダには、日本人の筆跡鑑定家
  がいるんだってさ。
	※H・Yさん、K・Fさん
 ・ねえねえ、私の字を見て、どんな性格だと思う?
 ・はちゃめちゃな性格!
 ・それは、性格じゃなくて、字がはちゃめちゃなだけ。。
 ・でもね、字をみてその人の性格を想像しちゃうことはあって、
  へんな字を書いていると損するみたいですよ。
 ・たとえば?
 ・字が汚く・くずれていて乱雑、読みにくくしかもかわいくない場合には、
  その人は「学校、職場の問題者やトラブルメーカーのような暴力タイプ」である
  と見られる。また、字が小さくこじんまりした印象を与え、弱々しく暗い感じが
  する場合には、「おとなしくて問題を起こさないタイプ」であると見られる。
  これにくわえて、汚く読みにくい場合は、「内にこもり少々ノイローゼ傾向の
  ある変わり者タイプ」と見られてしまうのである。
	※押木の調査より
 ・それは、見られるだけで、そういう性格ってわけじゃないですよね。
 ・そりゃまあ、そうですが、、、。


 ・しかし、字なんか読めりゃ、いいよな。
 ・そりゃまあ、そうかも知れないですね。
 ・だろ、なのに、なんであんなに、いろいろ勉強したのかね。筆順とか。
 ・はい。筆順って誰が決めたか知ってます?
 ・知らない。だれだ、決めたのは?
 ・昭和33年、文部省です。でも、ここにのってる筆順以外も間違いじゃないって
  書いてあります。
 ・じゃ、いいわけだ。この筆順じゃなくても。。
 ・でも、けっこう、いいこともあるんです。たとえば、筆順にしたがって
  書くと、かなりの字が最短コースでかけるんです。
	※下村先生の研究成果より
 ・ありゃ、楽するためか?
 ・とも言えるかもしれませんね。
	…


 ・いや、しかし、だ。ワープロ打てりゃ、書けなくてもいい。
 ・え、でも、ペンと紙があれば書けるから便利じゃないですか。あと、外国
  いったらサインとか。別の問題として、芸能人にサインちょうだい、、って
  ワープロで打たれてもいやですよ。さすがに。
 ・そういえば、警察にも文字の専門家がいるそうです。
	※筆跡鑑定の話



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