先日撮った写真チェックのため、表参道で待ち合わせ。休日ということもあり、周囲は激混みだ。こんな時、作動の遅いケータイのカメラだと、もたもたしている間に、背景に人が写り込んだり、通行の邪魔になったり、カッコ悪かったりするのだが、この940SHは、カメラの起動、モードの切り替え、露出補正、AFの速度、書き込み速度など、全ての動作が速く、イライラする感じが全くない。試しに路上で少し撮ってみたが、結果はご覧の通り。これなら半端なコンパクトカメラは不要かもと思うほどだ。
また色も驚くほど自然な感じに写っている。1210万画素×画像処理エンジン「ProPix」の成せる技だろう。このエンジンはダイナミックレンジを広げ、色再現性に優れ、更にノイズ除去やぶれ補正なども同時に処理する。
加えて「モノクロカメラ」、「セピアカメラ」といった、ちょっと雰囲気のある写真もご覧のように撮れる。特にこのモノクロのカットは、撮影データを見るとISO500、F2.8、1/33秒となっている。高感度のわりにノイズも許容範囲。またシャッタースピード1/33秒は、普通に片手持ちで撮影すると間違いなく手ぶれするのだが、手ぶれ補正が効いているのか、ぶれていない。これには正直驚いた。ケータイのカメラといっても侮れない。
さて、肝心の写真チェックであるが、使うカットをL判に紙焼きもして持っていた。L判の写真用紙のサイズは127×89mm。300dpiで1500×1051ドット/約160万画素以上であれば十分なので、この940SHの1210万画素は桁違いに高解像度だ。非常にいい感じのプリントに仕上がった。もちろん3.4インチのフルワイドVGA「NewモバイルASV液晶」を二人で見ながら、ワイワイ会話が弾んだのはいうまでもない。
モデル:宇美
資生堂ビューティーショー、KenKatayama 太陽の華PVなどで活躍中