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赤星、無念の引退「首の痛み、想像を絶した」

12月9日21時15分配信 読売新聞

赤星、無念の引退「首の痛み、想像を絶した」
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記者会見で唇をかむ赤星選手(9日午後、兵庫県西宮市で)=枡田直也撮影
 阪神の赤星憲広外野手(33)が9日、首の痛みを理由に突然、現役引退を発表した。

 兵庫県西宮市のホテルで開かれた記者会見で、「頸椎の痛みが悪化したと(新聞に)書かれていたが、症状は想像を絶していた。(10月の)検査で中心性脊髄損傷と診断された」と明かし、9年での引退に無念さをにじませた。

 記者会見で赤星は、無理をすれば生命にも危険が及ぶ恐れがあり、球団とも話し合いを重ねて今月初め、苦渋の決断をした経緯を説明。しかし、「まだまだ出来るという気持ちは強い」「引退するという実感がない」と繰り返した。

 9月12日の横浜戦で、2年前にダイビング捕球を試みた際に痛めていた首を、同様のプレーで再び痛めた。負傷直後は手足が動かなかったが、11月に入ってから練習を再開。だが、医師の診断を経て、球団とも話し合いを重ね、今月初めに苦渋の決断をした。

 赤星は、2000年のシドニー五輪に日本代表として出場し、01年ドラフト4位で阪神入団。1年目から5年連続盗塁王に輝いた。

 赤星は03年から盗塁数と同数の車いすを病院などへ贈ってきた。この日は長年、華麗な守りを見せた甲子園球場の中堅付近で贈呈式を行った。

最終更新:12月9日21時15分

読売新聞

 

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