2009年12月09日

日本人のモチベーションは世界最低レベル

  実に興味深い記事に出会いました。 


<引用開始>
米コンサルティング大手タワーズペリンの調査によれば、日本の労働力人口の全体の72%の人が仕事に対して意欲的でないそうである。その上、97%の人が全力を尽くしていないそうであり、換言すれば、日本は、世界で最低のモチベーションレベルである。国際競争力だけではなく、モチベーションさえ失ってしまった日本の将来は、甚だ憂慮に堪えない。
<引用終了> 

全文はこちらです。ぜひお読みください。

ロバート・ドラーチャ:モチベーションを失ってしまった日本
http://www.the-journal.jp/contents/yoronz/2009/12/post_35.html


 
一言で表すと「日本人はやる気を失っている」のです。その理由は簡単です。いくらがんばっても報われないからです。豊かさを実感できないからです。 


日本は、「幸福度マップ」という調査では178ヶ国中90位だそうです。中国より幸福ではない国という調査結果です。
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2006/07/30121209/ 


「こんな日本にだれがした」、その答えは、これまでの政官業の癒着構造が日本を最低レベルの国にしたということです。 


その中でも、最大の責任はマスコミと政治家の癒着にあると私は考えています。民主党政権になり、日本の貧困率が世界ワースト4位であると発表されましたが、自公政権下ではこのような政権に悪いイメージを与える報道はなされませんでした。隠されてきたと言っても過言ではないと思います。 


それでも私は、日本は希望溢れる国に生まれ変われると確信しています。日本人は「みんなが〜から」に弱い特性を有していますが、この特性を逆手に取ることが日本の強みにつながります。 


つまりこういうことです。「みんなが〜の方向に進んでいます」という雰囲気をつくり出せば、日本人は皆、同じ方向に向け走り出すのです。 


そして、同じ方向とは低炭素社会づくりであり、循環型で持続可能な社会づくりです。幸いなことに、環境分野では、日本の技術は世界一です。この分野にベクトルを合わせることにより、日本人は奮い立つに違いありません。希望を取り戻すに違いありません。 


科学の科は分けるという意味です。私は、友愛を科学した「友愛読本」を今後提供していきます。その「友愛読本」では、上記のようにこれまでの社会をつくってきた人たち<これまで族>と、これから希望溢れる社会づくりに参加する人たち<今から勢力>に徹底的に分けて、これからの社会づくりや社会生活における考え方を示しています。 


その中から、元気になるコンテンツを2つ紹介します。 

◇テーマ 間伐材
<今から勢力>
国内外の大震災や津波、ハリケーンなどの大災害に備えた国際規格の「国家備蓄材」や、耐震性強化木材に加工します。


<これまで族>
その場に放置しておきます。 


◇テーマ 日本は資源国
<今から勢力>
日本の国土の3分の2は枯渇することがないバイオマス(森林)に覆われています。これから、10年〜30年かけて資源の森を再整備することにより、日本はバイオマス資源の輸出国になります。産出される莫大な日本材は、捨てるところなくすべてが材木やエネルギー資源として活用され、持続可能で世界一の超循環社会を生み出す「原動力」になります。友愛グリーン・ニューディールを目指す今から勢力はそう信じて疑いません。


<これまで族>
これまでは、外国から言われるままに、温室効果ガスを出す石油資源を最大のエネルギー源として購入してきました。外国から言われるままに、外国の木材を輸入し、いまでは地方の森林都市の森林に囲まれたホームセンターでは、カナダや北欧産の木材(2×4材)が人気商品として大量に販売されているという、アンビリバボーな現象が生じています。これまで族はこうした旧来型の商売を守ることに懸命になるに違いありません。 


さらに、日本人は製品やシステムを「進化させる」「洗練させる」「磨き上げる」天才的民族です。「友愛読本」には、このように記しました。 


<引用開始>
友愛からはそれますが、日本国民が元気を取り戻す話をします。それは、日本人はオリジナルを磨き上げる、つまりより良いものに進化さる力は世界一です。きめ細かく、勤勉な日本人は、丁寧にそして劇的にオリジナルを生まれ変わらす天才といってもいいでしょう。

 
カレーやラーメンなどの外国生まれの食品は、今やオリジナルのおいしさを遥かに超えています。カップヌードルは実に世界80カ国以上の国で食べられているのです。自動車や家電やゲームなどの性能も同じです。セブン・イレブンというコンビニエンスストアも元々はアメリカ生まれの「システム(仕組み)」ですが、今や、日本で格段に進化し世界に進出し続けています。 

もう一つ、忘れてはならないのは、ディズニーランドのおもてなし手法です。ディズニーランドはアメリカ文化そのものですが、実は今、繊細な心を持つ日本人が進化させたおもてなし手法を本家アメリカが逆輸入して教えているのです。

このように、日本人の知恵と工夫によりオリジナルをさらに進化させる力は他を圧倒しているのです。

 
友愛も同じです。
<引用終了> 


日本人が元気を取り戻せば、再び春はやってきます。そのためには、今現在も国民が選択した政権の足を引っ張っている<これまで族>を完全にノックアウトさせなくてはいけない、私はそう考えます。