2009/12/07

神楽坂エドワード、クリスマスパーティー盛況のうちに終了いたしました☆☆☆



画像は、コアスタッフ打ち上げにて、神楽坂アーディッシュにて慰労会中。現在僕の手元に当日パーティー写真がないため、追ってプライバシー支障ない範囲でアップいたします。あとは閲覧パスワードにて画像を見られるようにいたします。

すべての関係者みなさま、ご参加者の皆様、どうもありがとうございます。春夏1回、秋冬1回というペースであのような形で今後も続けてまいります。まだまだ僕個人は詰めが甘いところたくさんありましたが、優秀なスタッフ8名、エドワード・ボーイズ2名のおかげで、無事盛況のうちに終了することができました。ありがとうございます。

あれだけまとめて、同時にカッコイイ男性を見たことは未だかつてないわよ、という声が女性陣から届いております。うれしですね!トラッド寄りにキメた男子が一定数存在しているとパーティーが上品に引き締まります。女性も豪華な着物、セクシーなドレス、とても華やいでうっとりしました。

まだまだ、叩き台ながら、ブラック・タイ(黒服)もやっぱりパーティーには必要なんだな、ということがわかりましたし、子供パーティー会場がどれだけニギヤカ(下手したら大人の空間をぶち壊すくらいうるさくなる?)だろうと、チャレンジしたいたことも、パーティー全体の人ごみ重低音のせいで、ぜんぜん聞こえないという新発見もあり、これも小達成でした。

司会のこばやしあきこさん、さすがプロフェッショナル、すごくソフトに上手に誘導しつつ、仕切ってくださり、ほんと感謝いたしました。やわらかいながら、仕切りの軸がしっかりぶれずに、最終打合せでのチェックの完璧さも含め、プロの凄みを感じました。今後ともよろしくお願いします。

ヴォーカルとピアノのShokoさんクルー、お客様からは、『しっとり唄うスタイルであれだけ、ものすごくのびやかで上手いというのは凄い』とこれも感動した人続出でした。最後のThe Christmas Song、感涙した方も多かったようですね。ウィスキーたお好きでしょ?で殿方のほっぺは紅色です。

企画にもかかわってくれて、されにブラックタイの役割も背負い、そして最後にデュエットでからんでくれたRさんも、すばらしかったです。感謝いたします。今後は、実質、エドワードの経営面、展開の軸になっていただきたいです。ワークステーションを使って1000回以上1700回?練習したという徹底ぶり。ビジネスの定量化を徹底して背中で教えてくれます。

ブラックタイの役目を担ってくれたGK氏の会場内での鋭いブリッジぶりも、何度も目撃していました。さすが野生の直観力がなせる技かなと思いました。タケシ氏、マキちゃんのサンタクロース、トナカイ役での子供パーティー会場も大成功でした。あの子供の社交場での親御さんたちのつながりというのも、よき出会いですね。ありがとうございます。

タキシード・カメラマンの梅さん、ありがとうございました。一眼レフで画像、動画、と撮影いただきました。出来上がりが楽しみです。また、彼には子供パーティー会場でのマットも調達いただきました。ありがとうございます。今度ともエドワードのパーティーカメラマンとしてよろしくお願いします。

キャットウォークで参加していただいた方方、ほんと見事でした。スィンギング・ロンドンの曲とともに、30'sスタイルのど迫力で登場されたお二人、30年ちょっとスイング曲がずれてましたが、かっこよかったです。目立ちますし、あのエレガンスは普遍的な美しさ、と男の粋が詰まっていますね。ぜひお約束通り、スカイツリーに撮影一杯ツアーに行きましょう。

僕が自分用に直前に発注したタキシードが、ちょっと手違いでモード風なほどヒップ寸、膝巾が細く上がっていたため、かわりにエドワード・タキシードの完璧なラインとしてサンプルの役目をはたしていただいてTSUTSU様、ありがとうございます。お隣のsachiko さん、さすが、女優の舞台を張ってるだけあって、和のドレスがエレガントセクシーでした。ありがとうございます。

エドのアイドルでもあるリリーさん、そしてその旦那様のTARO様、僕と違ってテンパルことなく、しっかり落ち着いてさすがでした。リリーさんに、ジャーミンズトリートの白毛豚のブラシが当たったのはラッキーでしたね。感動カードの内容のすばらしさにしっかりまともにあの場で、ぼくは読みながら感動してました。

園遊会で着用したスーツでウォーキングされたTさん、お若いのに、堂々しとされておられましたね。僕の同窓生のTくんを今後ともよろしくです。ニューヨーク帰りのLさん、ダンサー、表現者だけあってのびのびとしたフレッシュなウォーキングでした。

そして、ロジャーと桃子さんの、今回エドワードが勝手にキャスティングしたカップルとはいえ、お二人ともにワイルドなエレガンスを放出しておられました。夏のヤマユリのような芳香、セクシーさですね。日本人にはないパワーを感じます。今後ともエドワードにそのエッセンスを注入してください。

そして、田丸屋チーム。神楽坂チーム。ターン後の阿波踊りには、やられた!と思いました。キャットウォークで阿波踊り、さすがなるほど!アグネスホテル、ここは、神楽坂でした。地の利を生かして盛り上げていきたいものです。グラパチ連、期待しております。ぜひ、僕も参加させてくださいね。タニミーは、国際的リーダーシップを発揮する最高の九州男児だと確信します。

そして、西の横綱、M様ご夫婦。こちらもカップルも、際立ったキャラクターのカップルですね。ドーメルのアイス、グレイの太いストライプに、奥様のエレガントでキュートなシャネルスタイル。アイス・グレイのトーンでスパンコールもとてもセクシーで、ボアのミンクも細かい光粒子のハットとも、すべて色トーンが気持ちよく完璧に合っているので、最高にシックでした。

そして、トリのM家ウォーキング。実はこちらはおじい様おばあ様まで3代が僕の顧客となっていただいていて、直前まで3代での出演を検討していたのですが、お二人の連日のスケジュールの関係で次回へとお楽しみを延期しました。どよめきがおこるほど、すばらしいご家族。エドワードが考える理想の家族であられます。

いやいやいったん書き出すと、連鎖反応的に思い出してとまらなくなるのですが、アグネスの千賀社長、そして担当の溝口様、ほんとにありがとうございました。

また、逸品プレゼントを供出・ご協力していただいた関係者の方々ありがとうございます。BLBGVULCANIZE LONDONTRUEFITT&HILL LONDONHAWICK CASHMERE of SCOLANDクリス田丸屋、AMERICAN YESTERDAY、ANGLIA、守ボディメンテナンス、マイクLGFG by ROGERArtdish(敬称略)まことにありがとうございます。

どれも非常に貴重なアイテムばかりです。2010年8月夏のパーティーに向けてもまた、よろしくお願いします。しかしそれにしてもスイーツ男爵ことK合さんが、一等最初にエドワードが供出したモーブレーのシューケアセットをかっさらうところがさすがは男爵と感嘆いたしましたね。

昨夜も、コア・スタッフ打ち上げにて、神楽坂アーディッシュにて慰労会をして(冒頭画像)、帰宅したのが1時、ゆっくりお風呂に入って爆睡したので、今日は普通に朝10時から通常通り神楽坂エドワードにて仕事してます。当日は必死だったのですが、今は全然疲れが残っていません。

むしろ11月末からは、パーティー企画づくりで時間を使っていたので、通常業務のほうをちくちく丁寧にマニアックにやりたい、という欲望を1週間ずっと持っていて、今日は心置きなく新しい生地チェックをしたり、細かくじっくり工場仕様書を読み込んだり、カシミアニットのシャツカラー企画をしたり、オリジナルネクタイ、ボウタイの企画を古い資料調べて考えたり、などちょっと間があいていたことを、じっくりやって、そっからラクーアの岩盤浴にでも行きたいです。あっ、お礼メールか電話出さないといかんですね。


 すばらしいゴージャスな夜も、明けるとフツーのシンプルな朝

2009/12/05

We are READY !!

神楽坂『EDWARD of SOUTH KENSINGTON』クリスマスパーティー@神楽坂アグネスホテル12月6日(日曜日)午後6:30開場、7時開演、準備整いました。We are READY !!お待ちしております。






さて、確認まで、明日の午後6時ころの風景とアクセスを確認いたします。6時30分開場です。アグネスホールは、アグネスホテル内の地下です。地下に続く大理石の螺旋の階段が結構ステキですよ。以下、ご確認まで。

JR飯田橋駅西口(市ヶ谷寄り)から説明しますと、


改札出て右です。むこうに神楽坂が見えます。

左角にマクドナルドがあり、その前をむこう側(パチンコ店側)に渡ります。

パチンコ店パリスを左に進みます。

外堀通り、東京理科大学の工事中風の横の道を進みます。


しばらく進みます。
むこうに、緑の看板が見えてきました。アグネスの看板です。

研究社ビル(ブリティッシュカウンシルも入っています)の前の道を登っていきます。


こんな坂道が続いています。


突き当り、左に光が見えてきました。

車寄せがある建物です。


この横に見えている、同じ敷地内のスイーツのお店も最高においしいんですよ。


↓以下は番外編。初めての方に、神楽坂側から行くことはあまりお薦めできません。結構、入り組んで迷路みたいです。あえて裏からの目印は、このお風呂屋『熱海湯』です。拝啓父上様で、ニノが通っていた銭湯ですね。


実は、『熱海湯』の前の坂道からアグネスの裏道につながっています。しかし初めての方は挑戦しないように(笑)開場6時30分ですから。では、明日、楽しみにおまちしております。

いよいよ先ほど、準備が完了しました。
☆READY☆状態です。

2009/12/02

The Christmas Song

ちょと気が早いですが、、、

2009/11/26

Big-man , Bow-tie and Bow-more.

男くさい世界、これもまたいいですね。↓これは、ヴァルカナイズにてお客様用に2点購入しました。オーダーメイド(和製英語)、ビスポーク(英国※しかし一般的にはカスタム)、ス・ミズーラ(伊)、そしてス・ムジュール(仏)と行くにしたがって、なんとなくソフトで女性的な雰囲気になるように思えるのですが、ここに来て男らしい、という世界もそれなりにスタイルとして魅力あります。12月6日(日曜日)@アグネスホテル『神楽坂エドワード・クリスマスパーティー』御参加のお客様のために2点購入しました。


そういえば、先先月でしたか、神楽坂サロンにて、メンズオンリー5人で『大往生(あらかじめ決めとかないと、気持ち良く旅立てないことへの危惧)』をテーマにて、(美人)女性医師を招いてオーダーメイド大往生についてのトークセッションをひらきました。このパターン、かなり面白いでした。

女性講師一人に、オーディエンスは男性のみ、という状況はなぜかかなり盛り上がることがわかったので、女性目線からの色彩の美意識(たとえばですが)など、自分に採り入れる、採り入れない別として、いろんな分野のプロフェッショナルの方の意見を聴く機会を持とうと思いました。

で、↑これは2か月ほど前の英国雑誌『I-D』のものなんですが、かっこよかったので、ちょっと載せます。日本において、大柄の男子は非常に困っている、といいます。スーツにしても、カジュアルにしても選択肢があまり無いと。いっちゃなんですが、クマ的体型の男性は、非常に強い独自の魅力を持っていると思います。トラッド(僕の場合、世代の関係もあって、クラシックとトラッドの区別があまりないです)的着こなし、で、上のキャッチにあるように、ようは各アイテム、キチンと着こなしてみれば、ってところでは雰囲気がぐっと出ますね。



右の二人、ちょっとした少女マンガかい?ってくらいキマッてますね。ルーズなB系スタイルだけではちょっと物足りなくなったら、こういうスタイルで決めるのもいいでしょうね。


このイメージで作りました。スリッパ、ナイト・ウェア、男が憧れる夜のスタイルですね。ここまで、男くさいとアートですが、、、(※動画には残酷シーンがあり、要注意ですが)



恵比寿盆踊りに呼んでいただいたりして、なにかと感謝のついでに、おまかせでトラウザーズをプレゼントしました。シガーやシングルモルトの世界が好きな彼に、男くさいエレガンステイストを贈りたく(まだ仮縫い状態)てつくりましたが、クリスマスパーティーに間に合わなかったのがちょっと残念でした。


これを小脇に抱えて、ご夫婦で仮縫いに来られました。このシングルモルトの世界を僕はほとんど知らないんですよ。来年のスコットランドでは最低限たのしめるようになっとかないともったいないですね。ブランデーと一緒に愉しんでたシガーに関しては、読書のお供にしていたので、肺の調子がわるくなってレントゲン撮るところまでいってしまいましたが。今は基本的に健康とか考えていますね。


NHKで特集されるほど、カッコ良くリノベーションしたマンションに住んでいるM氏。氏とは、僕が司会をやった結婚式で、エドワードから供出させていただいたビンゴの景品に当たられて、知りあいました。神楽坂に来られ、夏にハリソンズで、スーツお仕立てされました。しかしながら、ご縁とは、不思議ですね。氏もビッグマン的風情ながら、先日ラルフにて、ボウタイ買われたと聞いて、拝見するのがかなり楽しみだったのですが、今回のパーティーには、仕事あって残念ながら、こられません。

夏に、着もの撮影会やって、ベルリンからアーチストのお二人が来られていました。↑着流し日本一の池部良かと見紛う風貌と、若干、団地的ユルさを湛えたダンディズム。ヨーロッパ版『江分利満氏の優雅な休日』のような憩ですね。

個人的に、ロンドンの60年代のブランド、ビバのデザイナーだったバーバラ・フラニッキに似てる風貌だと思ったのですが、彼女は知りませんでした。ビバは、マリークワントより数分の一の値段でワンピースをメール・オーダーで買える、という画期的なブランドでした。僕は、デッドストックのビバのルージュに関しては、そこそこのコレクターです、ちょっとマニアックですね。↑彼女の薄手のテロンとしたオリエンタルなドレスがとてもかっこよかったですね。日本だと中目黒あたりのヴィンテージショップにこの感じ売ってるのでしょうかね。


これは、ちょっと惹かれました。ジャムですね。スコーンにこれ付けて野外で食べてみたいですね。


今回のパーティーで、彼のベイビー・シェルのカフリンクスがロイヤルビンゴの景品で登場します。昨日ひさびさ会いました。目黒の純喫茶『ウエスト』にて。ドライケーキばかりではないです。原宿のパレロワイヤル・ビルのオーバカナルが大賑わいだったころも、僕は、こっそり静かなクラシックが流れていて、スポーツ新聞が読める地下のウエストで、シャルロットを食べるのが至福の時間でした。もし僕がロジャーをスタイリングするとしたら、B系の尖ったスタイルよりも、『ボストニアンの休日』といった、静けさのある、哲学的佇まいにしますね。


さて、ちょっと男くさい画像が続いたので、ここで 『エドワード』のパーティーでも登場する、ビューティー・コーチング、とりわけ『ファスティング・コーチング(断食コーチング)』の桃子コーチです。まあ、背も高くて、ビューティーで目立つ方ですね。イイ女に含有される“男前”な要素もあり、頼もしいですね。

頭皮をマッサージして、顔面皮膚のアンチ・重力効果を狙う、とか結構いろいろありますね。ロイヤルビンゴでの景品では、『桃子コーチの1時間ビューティー講習券』も当たります。↑上のロジャーと、ファッションショーではキャット・ウォークする予定なので、これは迫力ありますね。そん時は僕はカメラ小僧になりましょうかね。


2009/11/22

Bow tie ボウ・タイ


※Bow tie ボウ・タイ
蝶ネクタイの総称。登場は1860年代。乗馬用のストック・タイ(帯状の幅広ネクタイ)の前の部分。つまり蝶結びの部分だけが独立して蝶ネクタイとなったとされる。『男の服飾辞典(婦人画報社)』

パーティーの企画はほぼ固まり、仕上げ段階です。日常業務しながらなので結構たいへんです。参加者も予定以上にご好評いただき、すでに当初予定人数をクリアしており、まことにありがとうございます。

会場の最大キャパと優雅でいられる人数は違うので、今回はアグネスホテル(先日発行の最新ミシュランにも載りましたね、隠れ家ホテルにしてさすがですね!おめでとうございます☆)は初めてですし、できればいっぱいいっぱいに収容したくはないので、優雅でいられるイイ感じのソーシャル・ディスタンス(人と人の物理的距離) で今回はチューニングさせていただきました。もろもろ失礼申し上げた方々にはご了承願いたく存じます。すいません!

定期的に静かで落ち着きあるトラッド&セクシーのパーティーは今後ともコツコツ続けてやっていこうと思います。ひごろの感謝の気持ちを込め、英国王室御用達のビンゴ景品の用意も整いました。結構アイテムのレベル高いです。全部、僕が独り占めしたいくらいの感じです。

それから、パーティーまでの後約2週間は、こちらを情報案内掲示板にさせていただきます。今回ご参加されない方には少々失礼になりますが、さすがに一人一人にファックスで、というわけにもいかないので、それまでは、パーティーを10倍楽しむための案内板にさせていただきます。ご了承ください。

さっそく本日は、御参加の方にドレスコードについて訊かれました。『トラッド・アンド・セクシー』がキーワードなのですが、あまりむずかしく考えなくて結構です。そりぁ、クラシックなブラックタイのタキシードが一番カッコいいでしょうし、ゆくゆくはそれを定番のスタイルにしたいです。

今は、雑誌にしてもファッションコメンテーターの方々にしても、日本中のみんなが口をそろえて、『着崩す』ということを御提案されるのですが、まずは、正しいスタイル、敢えて崩さないスタイルというのも、新鮮かもと思います。とはいっても、ちょっとドレッシーなスーツに華やぎを加えるスタイルでも、ぜんぜん結構です。

ひらたく言うと、通常のホテルのレストランなどのコードにちょっとしたパーティーの楽しさを加えた感じです。たとえば、通常のホテルのレストランのドレスコード、『ジャケット着用』ですよね。ジャケットもちょっとトレッシーなタイプがいいです。そしてジーンズは今回はちょっと違うかなと思います。

できれば、ちょっと華やかなネクタイか蝶ネクタイ、そしてできれば、オッド・ベスト(ちょっとアクセントのあるベスト)などあると楽しいパーティーの感じですね。パーティーは、遊びですから、ご飯たべたり飲んだりしやすいのが基本です。タキシードでさえ、そもそも正礼装のモーニングやスワロー・テールコートとちがって、ご飯食べたり、飲んだりするための衣装ですからね。

しかしながら、神楽坂サロンで接客していて、お客様からボウ・タイの結び方を尋ねられましたが、僕自身普段感覚的にできていることが、違う状況(目の前のシャツ見本に結びつける)となると、結構さっとできなかったりして、ちょっと反省しました。膝でやったらすぐできましたが、ふだん感覚でやっているので説明するのが難しいですね。

できれば、これも作りつけ(出来合い)のものではなく、ちゃんと棒状のものから自分でクロスさせて結んでボウタイでやってみることをおススメいたしますね。

今回、英国王室御用足達系の景品のご紹介で来ていただく、ロンドンの最高峰の逸品を扱う、『VULCANIZE LONDON』の関係者の方もそうとうな深い造詣・蘊蓄をお持ちのプロフェッショナルなので、これもとても勉強とワクワクになると思います。お楽しみに。


2009/11/19

ダブルブレステッド・ディナー・ジャケット Double-breasted diner jacket

最近続けざまに2人のお客様がタキシードを発注されたので、ついつい一緒になってタキシードクロス(タキシード用の生地)などを選びまくっているうちに、ミイラ取りがミイラになるがごとく、僕自身が欲しくなってタキシード2着目を発注しました。ピークド・ラペル、ショールカラーときたので、ダブルブレステッド Double-breasted diner jacket ということにしました。パーティーに間に合います。

※ダブルブレステッド・ディナー・ジャケット Double-breasted diner jacket
両前型の準夜会服。ダブルのタキシードのこと。登場は1921年かその翌年、スペインのアルフォンソ13世がフランスのドービルで着たのがそのきっかけと のこと。英国でも当時のファッションリーダーであったウィンザー公の友人であったミュージカル俳優ジャック・ブキャナンがダブル型タキシードの先鞭を付 け、1925年ころから流行りだす。

アメリカでも20年代末あたりからパームビーチで着られだし、30年代に入って、一般化した。ノエ ル・カワード、コール・ポーター、ルシウス・ビービ、アンソニー・ドレクセル・ビードル、アドルフ・マンジューなど、当時は総じて痩せ型のしゃれ者にこと のほか好まれたようである。(※『男の服飾辞典』 婦人画報社)

さて、写真はまたしても何も脈絡ないものですが、最近、出会ってなんとなく感動したものです。↑は、夏のものですが、早朝明治神宮を散歩していて見つけたもの。『徳川邸行幸』とあって、“徳川邸で満開の桜をご覧になる光景1875年”とのこと。

“花ぐわし桜もあれど此のやどの代々のこころを我はとひけり”
と詠まれたとのこと。人物にくらべて、それを圧倒するように取り囲む桜が、ちょっとやりすぎなほど広い面積で描かれている点に、大きく感動しました。“華やか”な無常を見下ろす人物もまた、ゆく川の流れに流されているちっぽけな存在なんでしょうか。


↓『グラント将軍と御対話1879年』 ほんとうの歴史は、良くも悪くも一度読むと決して忘れないくらいドラマティックなんじゃないかと思います。一生懸命、暗記する類のものではないはずじゃないかと思います。ちなみに、このころは、日本人はあんまり洋服を“崩して”着ていないですね。



↓明治神宮はとても空気よくて好きなのですが、非常に不謹慎ながら、あの玉砂利のために、じょじょに歩くことが面倒くさくなっている自分にブルー入ります。なので、原宿駅側から入ってすぐ右に曲がり、アスファルトの道を歩くと、ウォーキングにはいいかもしれないと思いました。玉砂利の両端は、ちょっと砂利が少なく歩きやすいという話もあります。伊勢神宮の時も玉砂利道なのですが、あれが特別感をそそるということでもあるのでしょう。


夏の終わりころですかね、いや10月ごろですか、強風の後に行ったら空がきれいでしたね。空気が澄んでいたので、そのまんなジャック・タチの映画の“トラフィック?”でしたか、グラフィックにできるほど、直線的な風景でした。



おお~、まっすぐな線やな~と叫びながら撮影しました。



↓豊洲にて。マイケルジャクソンの『This is it!』を観に行きました。信頼できる友人2人から、あれは絶対観たほうがよいよ、と言われて即行きました。マイケルの曲で好きなもの順で言うと、1.ビリー・ジーン 2.ヒューマン・ネイチャー 3.イベリアン・ガール です。2もたっぷり聴けたかな。しかし、昔から認識しているマイケルそのままという感じでした。“まず、オリジナルに忠実にやろう!みんなはそれを期待しているからさ!”という部分が納得しました。しっかりと、ココっ!という満足のツボをきっちり押してくれる感があります。ビリー・ジーンの本物を観ていないのは、ちょっと後悔ですね。



お台場は、ひろびろしてて結構気持ち良いです。『ザ・デートスポット』という雰囲気もありますが、気持ち良いです。いっちょう、絵葉書みたいな写真を撮ってみようと、トライしました。コツは、とにかく手ぶれだけを完全になくすこと(笑)とにかくどこかに固定して撮りました(そりゃ、コツちゅうか、だれでもやっとるよ)。

いや~、この写真見てて思い出しました。誰かがみやげで買ってきたもので、実家にニューヨークのツインタワーのこの手の写真がピアノの上にあって、かちゃっかちゃっ、とスイッチをつけると内側から電気がついて、総天然色カラー立体写真、みたいなやつです。昭和なノスタルジック感あります。

カチャッ、カチャッ、


↓ 神楽坂アグネスホテル内のパティスリー“Le Coin Vert”です。ここでじっくり本物を見てチェックして、これ中で食べますから、と注文してホテル内の喫茶ルームで食べられます。(アフタヌーンティーのスイーツ類は本館でつくっています)マカロン、ギモーブ、きれいだしおいしいです。



裏地の色、マカロン風ですね。そして、今回、贅沢にも僕がコレクションしてた大島紬のパーツをカラークロスにしました。



海島綿(シ―・アイランド・コットン)の白。一度着るとこれがスタンダードになってしまうシャツですね。




最近見つけて、ついついニヤニヤしてしまいます。イタリアンに囲まれて、押しまくられつつも、実は内心面白がっているんじゃないかな?のミスター・クラシック。

2009/11/12

クリスマスパーティー企画作り込み中、

ちょっとした御縁があって、今回エドワードのクリスマス・パーティーの司会をお願いしております。女優のこばやしあきこさんです。乃木坂にて彼女の迫力ある演技を観る機会があり、その強烈なエモーショナルな才能とエネルギーを感じ、お願いいたしております。

着物雑誌“七緒”でもよくモデルをされておられます。彼女のしとやかな京都弁の響きは、トラッド男と着物女たちの神楽坂らしいクリスマス・パーティーにはぴったりかと思います。自転車+着物って結構かわいいですね。

会場のアグネスホテル内のアグネスホールにて。なにしろサロンから近いもので、短時間の打ち合わせを細かく繰り返しております。次のイベントを思いつきました。『着物女と背広男の大ワルツ大会』ですよ。この床がフローリングということ、天井が高いということ、これはボールルームです。三拍子の優雅なワルツを踊りたいですね。

着モノでもワルツ踊れる、とこばやしさん言ってましたから、これはぜひやりたいです。ちょっとライトな鹿鳴館です。アグネスホテルの車寄せにT型フォードとか、旧式のロールズとか、ダイムラーのジャグアとかで乗り付ければ最高ですね。駐車場は完備しております。


『一眼レフで動画』という、もはや“エドワード・パーティークルー”であられるウメさんも会場チェックに来られました。彼はおしゃれですからね。タキシードでボウタイで決めて、以前キャナルカフェの水上から100人撮影してくれました。この写真が船の上からというスケールの大きなアクションながら、ぶれていない!んですよね。いつもタキシードでいてくださいませ。きれいに撮影するのが上手い方ですね。



以下の2つの仕組みを付けくわえました。

1. ブリッジ・パーソン 通称:『BLACK TIE』の役割を置くこと。

=徹底的に滅私奉公的に、しかしピリピリせず、おだやかでありつつも、パーティーにいる人々が深く・豊かに・楽しみ尽くせるように、気を配り続ける役目の人。一期一会の出会いを求めている人には、可能な限り、紹介のブリッジをする。それぞれの人が、肩書きで紹介されたいのか?熱中している趣味で紹介されたいのか?最近感動したことでつながりたいのかを判断して、空気を読みつつ、ブリッジをかける、という『BLACKTIE』の存在。

いつでも会える内輪同士身内同士の塊がつまらなくなった場合、場の雰囲気を見てから、シャッフル効果を行う人。未来型の黒服(ミスター・ブラック)。ホテルのスタッフは、飲み物、食べ物を運んでくるだけの人々ですから、プロのコミュニケーションのブリッジ役が必要と考えました。

※自分を滅して、ノブレス・オブリージュ的な役に徹する人間が、御馳走が食べるヒマなくっても、自分の名刺くばるヒマが全然なくても、それなりに、得るものは大きい、とも考えます。

2.『こどもパーティー会場』設置、
小さなお子様がいる若夫婦は構造的にパーティーにこれない。しかし、家族を大事にしているような人間こそが、人生にコミットメントしている深みを持った人間ともいえます。そういう方こそ良き語り相手かもしれません。というところで、エドワードのパーティーは、お子様連れなのに、御夫婦がセクシーでいられるような演出、といというチャレンジを行います。つまり、会場のコーナーにスタッフ2人(子供向けのベビーシッター・ブリッジ・パーソン二名(ここにも『BLACK TIE』二名を配備)置き、万全の体制を整えております。

2009/11/06

恋のスポット?スピードスナップ。


10月末は神楽坂にてお祭りで、街角のいたるところで和服姿の綺麗どころが、見てて気持ち良くなるようなハイレベルの着こなしを披露されていました。普通の週末もすでに“祭り状態”の神楽坂も特にこの土日のにぎやかさは格別でした。

しかしながら、ここ一週間で急に冷え込み、いよいよ夏も秋も終わったのだな、という2009年を惜しむ気持になりました。サロンの人の出入りも賑やかで、サロン内がエドワードヘアカットサロンになったり、バーになったり、宴会スポットになったり、恋のスポットになったり、楽しい限りでした。

ますます12月6日(日曜日)のアグネスホテルでのちょっと早めのクリスマス・パーティーに向けて準備をして企画を作り込んでいます。上品で大人 の 『TRAD & SEXY』 なパーティーにするべく、企画のトーンをバート・バカラックの 『That's What Friends Are For』と決めました。

100年に1度の不況だからこそ、気持で飲み込まれることなく、逆に張って行きたい、という気概が最高のクリスマスと新しい2010年を迎えられるものと思います。写真の文章は追って時間ある時書きます。(と、一旦やっとかないと、怠け者はなかなかブログを更新しないもので)

神楽坂は、奥が深いです。僕はだいたい行く店が早々に決まったらそこばっかり行くような定点観測に近いスタイルなので、ちょっと意識して違う店にいったりして行動範囲をひろげております。


エドワードは、『恋のスポット』とマッピングしております。理由は、ハートマークをつけたかったから、、、、。エドワードのピンク色(地図左一番下)とまったく色が同じピンク色。どうかんがえても一番ワクワクする色ですよね。実際のところ、恋が常に発生するとは限りませんが、カップルで来られても居心地良い場所だと思いますよ。僕も基本的に自分の役割は、お客様の気持ちを上げる、というものだと思っているので応援しております。


海外ではドライカット(シャワー使わず)で、自宅や宿泊先のホテルでカットするのが特別感あってステイタスらしいですね。ぼくも最近はひたすらフランス的ナチュラルカットで、スリーク・スタイル(なでつけスタイル)ではないのですが、自然さらさら系スタイルを気に入っています。

シルエットの薄手カシミア・コート(今季エドワードでは、スポルベリーノの進化系として少々伊・キートンを意識したアンコンスタイルを提案しております※1)、カシミアのセーター、綺麗なハイトーンのフラノのパンツ、美しいブーツ、というナチュラルだけど上質な、軽さと抜けのあるトラッドスタイルに合うヘアスタイルだと思います。 

※完全な芯なしではなく、胸増し芯、襟芯も少し入れて美しいシルエットは確保しながら、しなやかで軽いものです。これは、ユニクロ、『ヒートテック』着用を前提としております。昨今は、ヒートテックによってシルエット重視のスタイルが可能になりましたね。


こちらは、クリストフの京都つながりでのご紹介のナイスガイF氏向けに使った、ロンドンの仕立て職人が一番仕立て映えする、と認識している生地。ミノヴァのトラディショナル・ヤーンカウント52・2。重すぎず、軽すぎず、大人の中庸の美学。イタリアものやスーパー○○のようなつやつやした生地ではなく、上質なもの、すべてお任せ、というリクエストに対して2日くらい考えてこれを選びました。



ちょうど、月末は着物で神楽坂そぞろ歩き、というイベントがあっていたので、一層賑やかな週末でした。写真に撮ってないものの、いったい何人何組がサロン遊びに来てくれたのか、わけがわからないほどの賑やかぶりでした。ほんとにありがとうございます。僕はお酒弱いのですが、酒びんを窓際に置いているので、アルコール依存症テーラーという感じですね。酔拳のような、お酒飲むとパフォーマンス上がるタイプの人格だったらもっとおもしろい人生歩めたんでしょうがね。


ちょっとバタバタしていて、積極的に営業はしていないのですが、レディスのオーダーも御用意しております。縫製、作り、丁寧だと思いますよ。個人的にパンツのシルエットはオリジナルで “ペンシル・シルエット” と呼んで、クラシックな雰囲気のある細身テーパードをおススメしております。



↓田丸屋の若女将と、エドワードの女将、となるのでしょうか(笑)一応、許可取ってますが肖像権もへったくれもないですね。地球上の人口70億人、狭い世界であれこれいってても、どうってことないですよ。世界中に日本の文化を上手に伝える着物大使が増えると良いですね。



エドサロン玄関先にて。端正なたたずまいのT氏。ブラウン・ヘリンボンの生地にて。上質・クラシック好みの氏の1着目はハリソンズのフロンティアの3ピースで、これまた相当ハマっていました。



↓いつブレイクするかと毎年言われているダブル・ブレステッドのスーツ。靴オーダーでも1足目からコレスポンデント・シューズをオーダーされた思い切りの良いT氏。今年ダブルで行きました。ストライプ巾26ミリという豪快な佇まいの生地を着こなします。凄いですね。正直、僕自身どうなるかな、そうとうなチャレンジだな、と思っていたのですが、完成系のイメージはご本人のほうがはっきり見えていたんでしょうね。カッコ良さははるかに僕の想定を超えてきました。



最近の世代の方々は、まずスタイルがいいですね。トラッドテイストが好きな青年たちは、ほんとこの時代カッコイイと感じます。むしろさらっとしつつとらえどころがない、深みを感じます。エドワードのサロン開店と、ダブル・ネームの記念に、ふらりと2001年物オーパス1ワインを小脇に抱えてやってきたM氏。氏からインスピレーションもらったり、おしえられることはものすごく多いです。


世界を旅されるY氏。モナコに住まれておられる際は、イタリアのタイ・ユア・タイでお買いものされることが多かったといいます。氏のアドヴァイスでエドワードのサロンの香りは『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のポプリを置いています。実際にハンティングもたしなみ、ジェントルマンの風格が漂います。僕も普通ではおそらく満足されないであろう氏のために、半ばリスキーかつ実験的なお仕立てをします。もし似合わなければ全て責任とろう、真剣勝負でやっているので結構良いものができます。



↓香港の金融人S氏。タケシ氏の紹介で今年夏、証券会社の代表氏や数人のポテンシャルな方々に会い、未来や生き方を語り合いました。銀座でブルガリにお連れした後、ダンヒルの隠れ家サロンにて手作りジンジャーエールを飲みながら、将来の話、おたがいの人生観を熱く語り合いました。香港の方々は携帯電話が似合いますね。しかし、セミリタイア中の氏は、スローライフを模索中。



本気でダイエットするなら、朝昼晩3・2・1のボリュームでご飯をたべるとすぐだ、とか眠い時の『鼻うがいテク』の話でした。



↓神楽坂をホームグラウンドにしてたくさんの名店を知っているTさん、ぐうぜんばったり度が高く、同じサイクルで生きているのかもしれません。先日渋谷で誕生パーティーだったマイク氏。ちょっとA入っていて、ユルオタというそうですね。(須田町のカフェ、イッサのあべくんから教えてもらいました)



神楽坂、阿波踊り仲間だった、T氏。九州男児の匂いがします。よかよか。



丸の内にブリックスクエアという素敵なスポットができましたね。この天井の高いパブが素敵だったので、ちょっと親孝行のまねごとで母を連れていきました。ちょっと梗塞の気がある感じで、飛行機乗せるのが厳しいため、本国イギリスに連れていくのは厳しいようで、丸の内で勘弁してもらいました。



エドワードのお客様の中で、ステキなシニアー世代のお二人です。10年ちかくお付き合いいただいたいるA嬢、Mくんの祖母祖父であられます。ご夫婦仲がよろしいのと、広く世界旅行をされておられる、それがこの若さの秘訣なのではなかろうか、と感じました。僕の持っているスポルベリーノのコートと似た色です。ロマンスグレイによく映えますね~フロントをカッタウェイにしてみました。



お二人とも横浜在住。この土地には粋な紳士淑女多いですね。氏の靴こコレクション見てびっくりしました。磨きこまれたチャーチ、グリフォーニ、そしてマーク・ジェイコブスのダークブラウンのレザースニーカー、、、、全部すばらしくお手入れされていました。理想ですね。



これは、小岩駅です。強風の次の日の空はものすごく透明感があってきれいですね。ホームページの地図が小岩のままなんですが、とりあえず近々神楽坂の地図に変えます。ほったらかしにも程がありますね!すいませんです。




2009/10/24

President of Harrisons of Edinburgh Mr.James

先日、22日木曜日は、私が今年2月に渡英し、ロンドン・セヴィルロウ詣でにてお世話になったハリソンズ代表のジェームズ氏が神楽坂エドワードに寄ってくれました。ハンツマンをはじめアンダーソン・シェパードにおいても、セヴィルロウのほとんどのテーラーにて、ハリソンズの生地バンチが目立つところに置かれていました。クラシックな佇まいと、シュアーな品質で、上質で信頼感のおける生地です。

最近3~4日連続でお世話になった方々をお連れしております、artdish(アーディッシュ) にお連れしました。ランチも良心的で野菜がとても美味しい。神楽坂でお気に入りのカフェです。元祖美ジョガーでもあられ、野菜ソムリエでもある彼女もお気に入りの店です。

さて、ハリソンズは、勝負スーツに良いと思います。最近では先日22日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた、天皇皇后両陛下主催の『秋の園遊会』に若くしてご招待されたT氏のお仕立てをしました。

今回、“Premier Cru” 330gms(wool99,cashmere1)を選び、3ピース。ダーク・ネイビーのヘリンボン織。しっとりした打ち込みと光沢。底艶。さらに、白 シャツはエジプト綿のこれまたヘリンボン織で、ダブルカフスに、シンプルな白蝶貝のカフリンクス。

上品で優雅です。会のお土産は菊の御紋入り「とらや」の残月とのことで、紋入りのタバコを今度、記念にプレゼントしていただけるとのこと、うれしいです。

氏の場合、完全に英国好みということもあって、最初の一着もハリソンズ(グレンチェック)を選んでおられました。以前彼にプレゼントした“林勝太郎著“英国の流儀Ⅱ”もしっかり読まれてました。

林氏の文章には仕様に固執しがちの日本におけるモノ文化に対して、生活になじんだ自然な風通しの良さ、努力では得難いセンス、鷹揚さの美徳を感じます。

服を愛するよりも、まずじぶんの人生をロマンティックに愛する人。結果的に、それが一層スタイリッシュに装える、服もよろこぶコツ。健康的な距離感。恋愛 と一緒かもしれません。

服をおいかけるより、服(テーラーともいう?)に自分の人生をおいかけさせる、というほうが、リアルでかっこいいのではないで しょうか。

ヤバい、ちょっと饒舌ですね、朝からコーヒー(神楽坂坂下の不二家上ドトール、3フロアで広くて静かで良いですがゆえにちょっと心配)沢山飲んでますから頭がムダに活性化しています。あしからず。

2009/10/23

Gentlemans @KAMAKURA

9月、10月は忙しいでした、まことにありがたい限りです。9月末から記しておきたい素敵ネタが行列してしまっていて、さて、どれから書いとくかなと迷っているうちに時間がたちました。眠い時には、文章を書く気になれないです。2009年9月、10月は、忘れがたくすてきな経験でした、美しいものとの出会い、メイド・トゥ・メジャーにおける特殊な進化、魅力的なお客様との出会い、、、、思い返しながらも、あっという間に時は過ぎていきます。そうこうしているうちに季節感がぜんぜんリンクしなくなったりして、やっぱ感度がフレッシュなうちに日記は書くものですね。さて、休日前、モノローグ的にぽつぽつブログを再開。画像は10月6日@鎌倉にて。テキストは追って。



ちょっとノスタルジックな気持ちになりきました。日本に住んでいる普通の日常のシーンだったはずですね。しかし今では特別な風景となりました。


晴れた日は、家族みんなで太陽の下でブランチをして、、、夏休みの午後は一人で読書、、、これ以上の気持ち良い日々はないですよね。


高層ビルのワンフロアよりも、こういう場所がオフィスでも最高ですね。こんな半外空間でミーティングやったりして、クライアント集めてちょっとしたガーデンパーティーですね。


主のN尻氏。英国人好みのちょっと浅い色調の美しいスーツをお召しでした。端正で上品なスーツ、シルエットを見ると、心が穏やかになると同時に、目に滋養をいただいて、たいへん気持ち良くなります。


顔を出す気配がなかった月は最後までご機嫌ナナメでしたが、贅を尽くされたフードとシャンパンそしてワインによって、愉しい語りの宴へと誘われました。小津映画かと見紛う、和室のスタティックな光景(紳士たち込み)に見とれて庭を歩きながら歌の一句も詠む気分です。





ケイドのY氏、ユニオンワークスのN氏。いぜんの大人数時のジェントルマンズ・サミットの際にあまり話せなかったのですが、じっくりお二人とはお話できました。連れて行った妻とY氏がなぜか盛り上がっていて、そして今や妻はすっかりY氏の大ファンとなりました。氏は思った通り、最高のお人柄でした。こういう男が増えると、日本も骨のある、足腰のしっかりした良い国になると思いました。帰りの電車で、熱さと酔いも手伝ってか、話も盛り上がり、渋谷で降りるところが、勢いのあまり錦糸町まで一緒というあたりのY氏天然ぶりも最高ですね。

ユニオンワークスのN氏、英国靴への思いが圧倒的で、さすが国内の純製リペアのパイオニアだけあって、レーザービームのようなこだわりを感じました。国内ものづくりもリスペクトはされつつも、英国靴の直接仕入れを氏からアドヴァイスされ、まじめに思案中です。


N尻氏の、“さて、みゆき夫人(鳩山夫妻)が到着しました。。。。”のアナウンスに、ぼくは正直10秒前後、マジ信じました。やばい、こんなアスコット・タイなんかしてる場合じゃなかったよな、、、そんな主旨だった?この会って、、、、と思いましたから(笑)

いや、まいりましたよ。それにしても、白洲正子さんとみゆき夫人足して2で割ったかんじでした。いつもお綺麗で、なんというかワンダー・ウーマン的ですね。いつも爽やかでセクシーでいらっしゃいますね。

N氏奥様とブリフトアッシュのH氏。基本的にぼくは自分で磨きたい派ですが、近々一度、僕の纏足的足型を決定させたグレンソン靴を持って、磨きシーンを見にいくつもりです。友愛的な時代をひっぱっていかれる風貌をされています。

みな、美しい着こなしを目にすること自体に快感を感じるジェントルメンなのだと思いました。フェラーリのオーナーズクラブの集まりと同じ心境だと思います。トラッドで美しい着こなしを見ると、素直にほっとして気持良くなってきます。まっとうで、ある意味、とことん普通の着こなしなのですが、世の中のビジネスマンは、普通でない、じゃっかん不協和音を感じさせるアクセントを付けた着こなしが今やほとんどなので、このような端正でまっとうに背広を着こなし、丹精な靴に合わせている紳士となるともはや、10000人に1人以下の割合ではないでしょうか。


この写真、ちょっと怖くないですか?将校の幽霊ではないですよ。

バタク・メイドの軍服をお召しの軍人の方でした。英国セヴィル・ロウのギーブスもヘンリー・プールももとは軍服でしょうから、そもそも軍服は英国背広のルーツといえます。凛々しくやわらかい紳士でした。ちょっと三島っぽいニュアンスが宴に不思議なエキゾチズムを与えていました。レイフ・ファインズ主演の映画、『上海の伯爵夫人 The White Countess (2005)』でも出てきましたが、最高のバーには、政治的緊張感もほしいところ、、、、というセリフと思いだしました。


ロジャーは、Iフォンでセピア写真を撮りまくってました。




ぼくは、まだ夏を惜しむスタイルで行きました。今年は夏が早かった気がするんですよ。

ケイドのお客様。美丈夫の紳士ですね。ちょっとしたスタローン的肉体の持ち主。ドロップは10界隈というから相当なものですね。クールなバチェラーライフを送ってられる模様です。


すばらしい宴のお礼に、ここで一句、

秋しぐれ 宵の月影 杯の中

N尻氏。氏のニュートラルなスタンス、そしてそのコヌスールぶり。(connoisseur―【名】【C】 〔美術品などの〕鑑定家,目きき; くろうと。)日本にはつくづく、クリティークの文化が必要だと思います。そのためには氏のような人間の存在が必要だと感じます。彼が健在である限り、ビスポーク・スーツが、単なる販売商品としてでなく、ひとつの紳士文化としての存在の重みを持つ、と思える気がします。

2009/09/29

神楽坂にはコーレスポンデント・シューズが良く似合う、


【コーレスポンデント・シューズ】 (Co-respondent shoes), コンビネーション・シューズ、スペクテイター・シューズ、コンバインド・オックスフォード、カントリー・クラブ・シューズ、コンボス・シューズ、ツートン・シューズ、、、、2色コンビのオックスフォードを示す英国式呼称。原型は1840年代のクリケット用中深靴。その後1880年代には、スポーツクラブ、およびリゾート用としてはかれだし、1920年代の大流行した靴(※男の服飾辞典より)

こちらも、エドワードと年間契約をいただいているのお客様に、クラシックで上品なリゾート用として、いかなる国際的なリゾートの舞台でも通用する優雅な佇まいとして。ちょっとスパイスを効かせて“コガシのタンレザー”でお誂えしました。内側には、ご本人の特注イニシャルが刺繍されています。淡い色調のハウンド・トゥース柄のエドワードのトラウザーズ。秋冬のスペシャルなエドワードのオリジナルのコート、そしてカシミア・ニットも製作中。


近所の美容室サロンにて最近髪を切ってくれているクリストフさんとマイクさん、時々遊びによってくれます。日・英・仏、刺激になります。クリストフさんは本拠地は京都で、月に何日か神楽坂サロンに来ている模様。僕が誕生日の前日に切って、ナイスタイミングで、コルドンブルーの先生が開いたレストランのパーティーに誘ってくれました。

数年前、道端に、なにかきれいな卒業証書が落ちていたことがあって、拾ったて開けたらそれがコルドンブルーの卒業証書だったことがありました。さぞ、こんな素敵な証書をなくして悲しんでいるだろうな、と思って、住所をしらべて代官山まで届けたことがありました。不思議な邂逅ですね。


Chez olivierというお店。市ヶ谷にあります。しかしフランス人が自由自在に(あたりまえなんだけど)フランス語話しているのを見ていると、非常にうらやましくなります。少々、酔っぱらっていたのと勢いで、マダム&マデェマゼルの数人の前で、『ぼくは、電車の通勤往復一時間だけの勉強で一年後にはフランス語マスターできますよ』と自信満々宣言してしまったので、9月22日当日に買ったフランス語の教科書をそれ以降、毎日受験生のように勉強開始しております。

言ったからには、真面目に取り組まんといかんと思い、当日買ったテキストが、ちょうど200ページだったので、4分割にして、5冊に製本して毎日1冊は読み切る、口ぱくする、という方法でゴールをめざしております(笑)なので、電車の中では、あまり声かけないでくださいね。結構集中していますので(笑)

2009/09/19

御仕立て \81,000 から \20,000,000まで。

今年の発注生地傾向を参考までに、載せます。これは、以前の記事で書きましたが、これが、ダイドー・リミテッドの『コンフォート(皺になりにくい生地)』 これらは、当エドワードでは、Aレ ンジ価格帯としてCVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)\81,000、スーツ上下(べストなし)\68000でお仕立てです。これは、出来上がりには直接関係ないですが、生地ミミも美しいです。

『エドワード』のお客様は、ほとんど、僕がその方向けに考えてセレクトしてご提案した生地でお仕立てされます。すべてをお任せ、スタイル決定、生地、値段までオマカセ(しかし私が考える常識の範囲で決めます)、という方も結構おられます。天然のめんどくさがり屋だが、洋服が、スーツが、というより、本質的な美意識を大事にしているお客様が多いようです。

これも国産、ニッケの『カシミア・タスマニア・スーパー120's ウール94%、カシミア6%』他、ニッケのピン・ストライプの一部の生地。先月、関係者に訊いたところ、正直英国T&L以上のクオリティのものも あると感じる、とのこと。これもAレンジ価格帯としてCVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)\81,000、スーツ上下(べストなし) \68000。

↑この底艶は禁じ手、という感じの風合い、Ermenegildo Zegna 15 Milmil 15です。スーパー表示だと180'sという、一見フツーに見えて、かなりラグジュアリーでエクストリームな生地です。スマートにフィットして上品で美しいシルエット以外、なにも特徴のない(やらかしていない・手がかりのない)ものに仕上げることが一番セクシーである、と感じます。

↑このY氏からは、スケールの大きなオーシャンビューを眼下に、ラフロイグ(のソーダ割り)をごちそうしていただきつつ、『ハンティング』の話を聴かせていただきました。

友人が南フランスにカントリー・ハウスを購入された。そこで、数十平方㌔におよぶ屋敷、敷地内には湖がある。まず、そこの湖の自然にしっかりと愛情を注ぎ、手を掛け、育て、魚達が育つようになるまでに育んで行く。そうすると、方々から水鳥たちがやってくる。そうすると水鳥たちを求めて、動物たちが湖のまわりに集まってくる、敷地には野禽類が増えてくる。生態系チェーンの一番最初のアクションが敷地内全体の豊かな生態系を完成させる。

さて、ハンティングの季節、ネズミが住みこんでしまったようなボロボロのレンジローバーで、仲間達が集まってハンティングに出かける。早朝まだ夜といっても良い時間。目的地まで到着すると、皆はそれぞれのスポットにばらばらに分かれる。みなひとりひとり、足音を殺して、手頃な木の上に陣取る。ひたすら沈黙、息を静かに殺し、時を待つ。

しんとした森が、少しずつ白ばんでくる。夜明けだ。2時間ほど静かに時を待つ。ほとんどその時、みな自然と自分との完全な調和、限りなく穏やかな瞑想状態を味わっている、という。自身が手を入れ、生態系を育み、豊かな自然を作り出した。そして、自分が今その豊かな自然の中にいる。究極の瞑想といわずして、何というだろうか。

やがて、壮大なストーリーのグランド・フィナーレがやってくる。運命、いや宿命の動物が現われる、、、、生態系の最期の一撃で、動物は“獲物”となった。古代からの人間、とりわけ男の本能的、DNA的充実感を全身に満たして、屋敷に引き揚げる。さて、もはやジビエ料理を愉しみつつ、祝杯を上げ、みなの成果ねぎらいつつ、命をいただく。。。

野趣溢れつつ、ストイックばかりではない、人生を楽しむ姿勢、佇まいを持ったジャケットとベスト(ベストは国際線の飛行機の中でエアコン対策として、たいへん重宝、とのことです)、そして氏の大好きな夜の静かな海を思わせる、ロロ・ピアーナのミッドナイト・ブルーのスーツと。



このヴィンテージっぽいチェックは特別感あります。淡い色、ロロ・ピアーナ、フランネル、クラシックなテイスト。柔らかく、美しく、スマートなシルエットで。


一見フツーに見える生地も同じテイストで見くらべてみると、違いはわかります。年間契約をしているF氏。氏は(グローバル・コンサルティングファーム役員)ビジネス上、戦略的自己ブランディングが必要となる仕事柄、頭の先からつま先まで、すべてお任せで、年間のワードローブ・コンストラクションを行っております。ビジネス、プライベート、旅、パーティーすべてのシーンをお任せいただき、氏自身の個性を尊重しつつ、『トラッド&セクシー』なワードローブ一式には、予想以上の評判と御満足をいただきました。ありがとうございます。


さ~て、8桁の数字ですね、、、、。残念ながら、スーツではありません。先週、すっかりお友達の近所、神楽坂の呉服屋田丸屋の若女将と日曜日行った着物の催事です。結城紬ですね。りっぱなクオリティ、りっぱな、堂々たる価格、すばらしい、ぜひこれを世界の粋人の元に売りに行きたいもんです。

繭から真綿、そして紡いで、、、と延々やっていくわけですね。さわっていて、気持ち良くてちょっととりこになりました。しかし、今ここにハマるとヤバい。ヤバすぎる。しかしイイものをいろいろとことん観ておくのは大事。茨城県結城市、鬼怒川温泉ツアーをぜひ計画したいですね。作っているところをぜひ見たいものです。



おばあちゃんが唾をつけてながら紡ぐらしいですね、と訊くと、いややぱりお茶沢山飲みながらね、やるんですよ~、、、、おおおお。本物のオーガニックですね。スーツも唾の接着芯とかあると凄いですね、ちょっと弾力と粘りがあってストレッチ効くんですよ、とか、、、ないないない。もっと真面目に見学しましょう!


若女将、購入。これ縁起良いし、色もちょっとボルドーっぽくてエレガントでいいですよ、とプッシュしました(笑)さて、季節遅れながら、神楽坂の阿波踊り記事も懲りずに上げたいです。若女将が運動部のマネージャー女子のように、こちらがトランス状態で踊っている中、ずっとフォローしてくださり、ジュース差しいれだとかなんとか、ホントに心強くありがたく感じました。すばらしい夏の思いで体験させていただき感動ました。

古今東西、スーツから着物から、魅力あるものは、人を惹きつけて離しませんね。

2009/09/11

肌にキモチよい、楽しいタオル



涼しい風がさらさら流れる季節となりました。秋冬モノもベイシックライン、ハイエンドラインともに順調です。時々、ぐっと寒い日もあったりしますので、それでみなさま秋冬の寒い季節をイメージして、そろそろ用意しなきゃ、と思い出されるのでしょう。

近々の季節、涼風が通り抜けてとても気持良いEサロンですが、4、5月ごろサロンの店内什器をいろいろ揃えたりしてるときに、風水鑑定士の方で、HSBCの香港本店の建設プロジェクトで鑑定した実績あるAさんに、サロン内をきちんと鑑定していただいたのですが、その時のアドヴァイスをまだ一部実行していませんでした。

トイレをもっと華やかに!とのアドヴァイス。このたび、ちょっと前進しました。ちょっと話題になっている“七福タオル”さんの商品です。売り切れ続出で手に入らないというレアなアイテムらしいですが、たまたまの出会いでいくつか入手しました。こういうちょこちょこっとした珍しいモノたちを日常的ギフトアイテムにすると素敵ですね。

ブラッド・ピットがこのグレーのバージョンを愛用しているとのこと、手触り吸水性抜群です。メイドインジャパンのすばらしさを認識します。

2009/09/07

ほぼ出揃った生地をチェックしながら、



神楽坂界隈、それにしても飽きません。今日はほとんどお店に篭りっきりで仕事していましたが、ちょっとランチに外に出るだけで充分な気分転換です。インプット作業は、近所の白金公園のベンチにて、アウトプットはお店にて。そろそろ涼しくなってきたので、蚊や苦手な蜂の来襲もありません。

それにしても、ほったらかしのホームページをなんとかしないといけないということで、2010年元旦を完成目標にやっとテキストを書き始めました。この機に、せっかくなので、エドワードの目指しているゴールと、少々大袈裟ながらミッション・ステイトメントを明確にしようと思います。

今日は、生地を全部チェックしつつ、お客様用にあれこれ夢想しつつ集中していると、あっという間に一瞬で2、3時間経ってしまいました。老舗生地“ハリソンズ・オブ・エジンバラ”も全シリーズそろっています。新作『CONQUEST CVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)¥102,000』から『MULTI-MILLIONAIRE CVP ¥550,000』まで。

ドーメルも、この2009秋冬はほぼ揃えました。すべてのラインナップで、ロマンティックな生地、風合い、色使いです。そして、ゼニアは『HERITAGE CVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)\137,000』がコスト・パフォーマンス的におススメですね。

その他、おもしろいところでは、ロバート・ノーブル(ジャケットで\56000)、お買い求め安いところではグアベロ、ルイジ・ボット、タリアデルフィノ、フィンテス、スーパー180'sまで揃えたチャールズ・クレイトン、チェルッティ、カノニコ、、、。

そして、今季は、国産生地もかなり高いクオリティで登場しております。ダイドー・リミテッドの定番高級ライン『ミリオンテックスシリーズ』、そして、『コンフォート(皺になりにくい生地)』これらは、当エドワードでは、Aレンジ価格帯としてCVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)\81,000、スーツ上下(べストなし)\68000でお仕立ていたします。

もうひとつ国産で、クオリティに感心した生地が、ニッケの『カシミア・タスマニア・スーパー120's ウール94%、カシミア6%』他、ニッケのピン・ストライプの一部の生地。先月、関係者に訊いたところ、正直英国T&L以上のクオリティのものもあると感じる、とのこと。これもAレンジ価格帯としてCVP(上ジャケット・中ヴェスト・下トラウザーズ)\81,000、スーツ上下(べストなし)\68000。

いずれも、触ったら欲しくなる生地でした。今年はある意味、日本元年。頑張って欲しい日本の生地づくり・モノ作り、というところで、国産品に限って、ご購入の際時にエドワード・5000円割引券をお渡しすることにします。なので、上の金額マイナス5000円×1.05(tax)という計算になります。僕も今年は一着は国産のものを選んで作ります。(※写真はドーメルですが。単純に、色のコントラストが綺麗だったので撮りました)

EDWARD、2009秋冬のキーワードとしては、『TRAD & SEXY』。英国(正統派タイド・アップしたビジネススタイルながらしなやかさ・スマートさを感じさせる)、少しフレンチ・シック(少々ハイファッション、美しいカシミア、美しいブーツ)、カントリー・ハウス(端正ながら、自然の素直に美しい風合い)という総合的ニュアンスでおススメいたします。