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もんじゅ廃炉求めデモ 敦賀で全国集会

2009年12月06日

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もんじゅ近くの白木海岸から、もんじゅの廃炉を求めデモ行進する参加者ら。後方にもんじゅが見える=敦賀市の白木1丁目

 1995年12月8日に起きた日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)のナトリウム漏れ事故から14年になるのを前に、もんじゅの廃炉を求めた「’09年もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が5日、もんじゅに近い同市白木地区の白木海岸などであった。白木海岸から、もんじゅのゲート前までデモ行進した後、同機構職員に抗議文を手渡した。

 全国集会は事故が起きた日に近い週末に毎年開かれてきた。今回は市民団体の原子力発電に反対する県民会議や原水爆禁止日本国民会議、原子力資料情報室、ストップ・ザ・もんじゅ、反原発運動全国連絡会の呼びかけで開催。

 同機構が2010年2〜3月の運転再開工程を示したこともあり、白木海岸での集会には、「もんじゅを廃炉へ!」「とめよ! もんじゅの運転再開」などと書かれた横断幕やのぼりを持った参加者ら約千人が集まった。「事故で14年間も止まっていた炉を動かすなど世界に例がなく、自殺行為と言っても過言ではない」などとする抗議文を採択した。

 この後、「危険なもんじゅを廃炉にしろ」「運転再開、反対」「住民の命を危険にさらすな」などとシュプレヒコールをあげながら、ゲートまでデモ行進。その後、同市の市民文化センターでも集会を開いた。

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