沖縄の普天間基地の移設問題で岡田外務大臣は5日、現在日米で合意されている移設先の地元住民らと意見を交わしました。
岡田外務大臣は、普天間基地の現在の日米合意の移設先である名護市で、民主党の支持者らと対話集会を開きました。
この中で出席者からは「拙速に結論を出さず、もっと地元の意見を聞き、県外、国外への移設を模索すべき」との声が上がったということです。
これに対し岡田大臣は「地元の意見に耳を傾ける」としたものの、時間がないことを強調したということです。
「(移設先が)辺野古ではないかと感じました。(問題解決に)時間がかかる、時間がかかるの一点張りでした。(合意から)13年間も待った沖縄県民はどうなるんですか」(出席者)
岡田大臣は会見で県民の思いは感じられたとしながらも、日米合意案の見直しは困難との認識を示しました。(05日20:55)