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南砺市のすし店でフグ料理による集団食中毒が発生したことを受けて、県は、フグを取り扱う料理人を対象にした緊急講習会を今月9日と16日に開きます。
緊急講習会は、県内でフグを調理する資格がある料理人など2063人全員を対象に今月9日に富山市の県民会館で、16日には高岡文化ホールで開きます。
講習会ではフグの毒性に詳しい専門家を招き、改めてフグの毒や取り扱いなどについて指導を徹底します。
また、県厚生部はフグの取り扱いについて免許制への切り替えも含めて県内の制度の見直しを検討しています。
この集団食中毒は南砺市城端の「幸ずし」でフグ鍋を食べたグループのうち9人が入院し、うち男性2人が意識不明の重体となったもので、毒があるフグの肝臓を鍋に入れたとして店主が「営業禁止」の処分を受けています。
県によりますと重体となっていた男性のうち1人は30日、退院し、もう1人は意識は戻っていませんが、自力で呼吸ができるようになり、人工呼吸器が外されたということです。
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