2009/04/24
◆タナベ マネジメントレター◆(4/24)『 強い会社の社員とは 』
Presented by(株)タナベ経営 http://www.tanabekeiei.co.jp 2009/4/24 ■■■■■┃タ┃ナ┃ベ┃マ┃ネ┃ジ┃メ┃ン┃ト┃レ┃タ┃ー■■■■■ ■■■■■┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━■■■■■ ┃※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※┃ ┃※◆ ◆※ ◆◆◆※※★────────────────┐※※┃ ┃※◆◆ ◆※◆ ※※│Vol.434 <第1〜4金曜日発行> │※※┃ ┃※◆ ◆◆※◆ ※※│本情報の無断転載・配布を禁じます│※※┃ ┃※◆ ◆※ ◆◆◆※※└────────────────★※※┃ ┃※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※┃ ★Tanabe★Network★Club★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ▼▲▼Contents▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ □ 経営者・幹部必見『 強い会社の社員とは 』 □ 心に残る☆今週のひとこと □ 業績革新の着眼点『 粗利益こそ企業の競争力 』 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▼▲▼▲▼▲▼▲▼ ┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ┃◆┃ 経営者・幹部必見 『 強い会社の社員とは 』 ┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… 数多く会社のコンサルティングを実施している中で、強い会社(業績の 良い会社)の社員に共通している点が、いくつか挙げられる。逆に弱い会 社の社員にも同じことが言える。その中の何点かを次に示す。 ○原因自分論である ……………………… 強い会社の社員は目標が達成できなかったことについて、決して他人や 環境のせいにせず、自分自身にその原因を追究して対策を講じている。弱 い会社の社員はすぐに他人や環境のせいにしがちである。 ○後ろ向きの発言をしない ……………………………… これは会議に出席すればよくわかる。強い会社の社員は後ろ向きの発言 がなく、どうしたらできるのかといった前向きな発言が多い。弱い会社の 社員は「無理です」「できません」といった後ろ向きな発言が飛び交う。 ○数字(業績)に興味を持っている ………………………………………… 強い会社の社員は幹部・一般社員までの全員が、直近の会社の業績(売 上・利益)をよく知っている。弱い会社の社員は、営業部門の社員ですら 前月の売上高を知らない状態である。 ○価値判断基準が高い ………………………… 強い会社の社員は目標に対して100%達成することを常に目指してお り、最後まで妥協しない。弱い会社の社員は90%の達成でも「目標は達 成していないがよくやった」と妥協しがちである。 ○決めたことは必ず守る …………………………… 強い会社の社員は、自分で決めたことや会議で決まったことについて、 その期限や行動を必ず遵守する。弱い会社の社員は期限を守らず、誰かに 言われるまで行動しない。 ○問題に対する処理のスピードが速い …………………………………………… 強い会社の社員は気づき能力が高く、小さな問題の段階で処理する。弱 い会社の社員は問題が大きくなるまで放っておき、誰かが処理するだろう といった考えがある。 ○陰口を言わない …………………… 強い会社の社員は意見や提案があれば、会議や面談の際に意見具申をす る。弱い会社の社員は何も言わず、陰でマイナス発言をする組織破壊者が 多い。 以上のような点が挙げられる。しかし、これは強い会社の社員が優秀で、 弱い会社の社員が優秀ではない社員ということではなく、経営者・経営幹 部の方々にも問題があるといえる。 経営者・経営幹部のリーダーシップのもと、方針の徹底や社員教育の実 施、あるいは上下間のコミュニケーションができているかどうかで差が出 てくる。あなたの会社の社員はどちらに当てはまりますか? (大阪本部:藁田 勝) 以 上 ☆彡┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐☆彡 ★彡│☆│心│に│残│る│☆│今│週│の│ひ│と│こ│と│☆│彡│★彡 ☆彡└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘☆彡 ★ ★ ☆ 経営者は目標を公表し、有言実行すべし。 ☆ ★ ★ ☆ ☆ ┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ┃◆┃ 業績革新の着眼点 『 粗利益こそ企業の競争力 』 ┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… 国内マーケットが縮小していく中で、企業がこだわるべきものが「粗利 益」である。トップ企業は例外なく粗利率が高い。ユニクロを展開するフ ァーストリテイリングの粗利率は約50%である。一方、業態の違いはあ るが、しまむらの粗利率は約30%。家電量販店でいうと、トップのヤマ ダ電機の粗利率は23%に対し、コジマは17%と差が開いている。 確かにスケールメリットを活かした、仕入先に対する価格交渉力の強さ もあるが、粗利率の高い企業には「考える習慣」が身についており、仕入 れ交渉力、商品開発力、販売企画力などを徹底的に磨いている結果が、高 粗利につながっているのではないだろうか。 では、スケールメリットが活かしづらい中小企業において、いかに粗利 率を高めていけいばいいのか。そのポイントは以下の3点である。 1.価格は自社が決めるという考えを持つ 法律で規制された商品以外は、自社で商品の価格を決めることが出来る。 適正価格とは、「顧客が納得して購入してくれる価格」のことであり、安 易に「安売り」に走らず、「どれだけ高く売ることが出来るか」というこ とを真剣に考えることがスタートラインである。「安売り慣れの脳死状態」 になっていないか確認していただきたい。 2.粗利が取れる商品を開発(仕入)する 粗利が取れる商品とは、顧客が価格を知らない商品である。そのために は常にアンテナを高く持ち、情報収集することが必要である。 今の時代、顧客が知らない商品を探すのは難しいテーマであるが、掃除 機機能とエアコンを組み合わせたパナソニックの「おそうじロボエアコン」 のように、「既存技術(商品)」の組み合わせによって新しい商品を生み 出すことは十分可能である。 3.提案と情報を付加する 顧客に対して「商品説明が必要な商品」は、その分高く販売することが 出来る。化粧品もスーパーやコンビニで売られている商品は安いが、百貨 店で美容部員が接客すると高く売れる。ポイントは、買い手より売り手の 方が情報を持っていることである。 そういった商品に重点を絞り、自社の社員の提案力と情報力の強化を図 りながら、高粗利商品を販売できる人材力を磨くことも必要である。 これらのポイントを踏まえ、粗利率を高めることに対して、今一度意識 していただきたい。 (東京本部:川島 克也) 以 上 ************************************************** □発行・編集 (株)タナベ経営 ネットワーク本部 □〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-3-41 URL http://www.tanabekeiei.co.jp MAIL nw@tanabekeiei.co.jp ************************************************** Copyright(C)Since2000 Tanabe Management Consulting Co.,Ltd. All Right Reserved メールの内容のいかなる部分も、複製または転送等を行わないよう お願い致します。