中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 愛知 > 11月25日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【愛知】

刑法犯事件が435件 ネットカフェや漫画喫茶

2009年11月25日

 県内のインターネットカフェと漫画喫茶で今年1〜10月、窃盗や強盗など刑法犯事件が計435件発生したことが、県警の調査で分かった。ネットカフェなどでの事件の実態が明らかになるのは初めて。

 県警によると、窃盗が全体の7割強を占めており、うち最多は置引で188件。車上狙い(28件)や、寝込んだ被害者の財布などを盗む仮睡者狙い(14件)も目立つ。

 ほかに無銭飲食などの詐欺が80件。凶悪事件は強盗が3件発生した。8月には岡崎市の漫画喫茶に若い男が押し入り、店員を刃物で脅し37万円を奪う事件が起きている。

 全国の警察は刑法犯事件を以前から発生場所別に分析しているが、出店が目立つネットカフェなどを今年、新たに項目に加えた。

 県内で同時期に発生した刑法犯事件は約12万件。他の場所別では、コンビニエンス店が1770件、パチンコ・マージャン店が1195件、ゲームセンター518件、カラオケボックス134件などだった。

 県警地域安全対策課は「ネットカフェで置引などの被害が多発するなら、店側に注意を呼び掛ける必要があるかもしれない。引き続き発生動向に注目したい」と話している。 

 (今村実)

 

この記事を印刷する

広告
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ