浜岡原発3号機で水漏れ、被ばく
[2009/12/02 11:49]
1日、御前崎市にある浜岡原発3号機で放射能を帯びた廃液が漏れるトラブルが発生しました。作業員29人が被ばくしましたが、法律の基準内で健康被害はなく、外部への放射能漏れもないということです。 1日午後4時ごろ、運転中の浜岡原発3号機で水漏れを示す警報が作動し、作業員が確認したところ3号機補助建屋の地下2階にある「放射性廃液」の濃縮貯蔵タンク室とその周辺4カ所で合わせて53リットルの「放射性廃液」が漏れているのが確認されました。漏れた「放射性廃液」には国への報告基準を約320倍の放射能が含まれていて、現場で対応に当たった作業員34人のうち29人が被ばくしましたが、法律の基準内で健康被害はないということです。 中部電力はトラブルを受けて2日午前、県に報告に訪れました。現場では当時、点検のためタンクにたまった「放射性廃液」を抜く作業をしていて、配管が何らかの原因で詰まり、逆流したことが考えられるということです。 中部電力では、今後、詳しく原因を調査するとしています。
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