2009.11.20

【NEW・完全版】 某会に猛者・勇者たちが集う!

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9月に行われた某会の新会員選考会で、数名の猛者たちが新たに「兄弟」に加わった。某会の規約では30歳以上が会員資格となってはいるが、勿論例外もある。
下はまだ20代、生きのいい若者から上は50代まで。極真空手歴35年!? 当然、実年齢とは思えない極真空手の熟練者である。某道場の師範代である。
機会ある毎に書いているが…。小学生の頃の私は家庭が複雑だった為、かなりの問題児であった。今では本格の稼業モンとして地元では怖い者知らずの「梁川」は相変わらず私の兄貴分である。実際、私は梁川の家に預けられていた時期も短くない。
そんな事情で私は名字も何度か変わった。私がまだ「コジマ」でなかった時代に同学年だった「悪友」がナント奇遇ながら新しい「兄弟」になった。
遅咲きながら彼も地元で極真会館に入門し、苦節10年頑張り抜いて黒帯を允許された。今は仕事の傍ら指導員として汗を流している。勿論空手は現役だ。
元気過ぎる程、元気な新会員の威勢に古くからの幹部も押され気味である。


確かに9月の選考会は厳しかった。187cm、110kgの某受験者は自分のガタイの良さとローカルな大会で何度か優勝した事に相当な自信があったようだ。だがルール無用の「ケンカ組手」に挑んだものの幹部に伸ばされ、顔面を真っ赤に腫らして這いつくばり、泣きながら「参りました」を連呼した。トドメを刺したのは倅だったが…。
次から次に続く「連続組手」に足を引き摺りながらも耐え抜いた勇者たち。まだ某会が専売とする「青水流」のサバキ柔術の洗礼は受けてはいないが、彼らならば挫折したり逃げたりしないだろう。


唯一残念だったのは、全員が極真空手の人間(極真空手を休んでキックや総合格技を学んでいる者もいるが)のみだった事だ。受験者も、合格した新会員も皆、極真空手を修行してきた人間だけだった。
選考会前は数人の芦原会館また過去、芦原会館に所属していた人間たちが某会のサバキ柔術に興味を示し、私に連絡をくれた。私はその勇敢さに感激した。
しかし結局、芦原空手関係者は誰1人として選考会に顔を出さなかった。ある者は明らかにビビリながら辞退を申し出、数人は当日ドタキャンした。礼儀知らずも程がある。
2代目芦原会館のトップがアホやから、下のモンが揃って礼儀知らずのアホばかりでもしゃーないわな!
そう心で叫んでみたものの、情けない限りである。

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私は常々、某会のサバキ柔術が芦原英幸「直伝」のサバキの系譜上にあると公言している。当然のように、そんな私の主張を批判する輩が山程いる。トップがバカ呼ばわりされているのだから、腹を立てるのはもっともではあるが。だが現在、全国の過半数の支部長が2代目館長の英典に不満を抱き批判の声が紛糾している事実は芦原会館関係者ならば皆知っているはずだ。
とはいえ…某会のサバキ柔術がインチキだとか、何が「直伝」だ! と陰で叫んだり深海で悪口言うのならば、そして我こそ芦原空手の実戦サバキを修行しているという誇りがあるならば、何故某会の選考会また稽古会でもいい、乗り込んでこないのか!?
以前、某会にも数名の芦原会館所属の会員がいた。自称黒帯、自称茶帯…。結局、稽古会の組手で完膚なき迄打ちのめされ、また「青水流」のサバキで骨折したり頭部を打って救急車の厄介になり、次々と逃げるように辞めていった。高知のS、熊本の…名前も忘れた。
改めて私は断言する。
某会の「青水流」は芦原英幸直伝のサバキを中心に、大日本武徳会系柔術(柔道)の系譜を引く技術で成り立っている。そのベースに極真空手があるのは言うまでもない。
それがウソだとかデタラメと言うのは勝手である。だが、批判または誹謗するならば、某会の稽古会に参加したらいい。見学でもいい。見てみればいい。もし「キチ○イを相手にするな」と上に言われても、それは体のいい逃げでしかない。戦えない弱虫の情けない屁理屈なのだ。
そんな度胸のないチキン連中の集団だ。某会の選考会を受ける事など所詮無理に決まっている。現在の2代目芦原会館はもはやカッコだけ、合気道以下に成り下がった空手モドキかサバキ遊びでしかない。
本当の芦原英幸のサバキを継承しているのは中元憲義氏と松本英樹氏くらいだ。そして某会の「青水流」のみ!!
現在は競技化されてはいるが正道会館のサバキの方が2代目芦原会館など比較にならない程進化している。安全性を確保した競技ルールに沿った形でサバキを駆使する技術では正道会館が確実に某会の「青水流」を凌駕している。
だが「青水流」のサバキこそは立ち技柔術の要素も含め、ルール無用の実戦や護身術として生き得る「最強」の技術の集約形である。私はそう確信するとともに自負している。
だから稽古会では怪我が絶えないのだ。安全性を如何に考慮してもサバキを修得したいと願うならば怪我は避けられない。12月の総会稽古も、事前に消防署に救急車の手配を依頼しておかなければならない。これは某会では恒例である。


話を戻す。
秋に入った新会員は、極真会館の「10人組手」に劣らない潰しの組手を耐え抜いた猛者ばかりである。頼もしい限りだ。願わくは、次の12月の選考会には極真会館以外の、特に芦原会館所属の人間(元会員も含め)から1人でも受験者が名乗り出る事を望みたい。
弱犬、負け犬の遠吠えならば誰でも出来る。
真の度胸があるならば、某会のサバキ柔術を体験してみて欲しい。


(了)

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