広島県の藤田雄山知事は27日、任期満了の28日を前に、湯崎英彦新知事(44)に事務引き継ぎをした。広島県政史上最長の4期16年務めた知事は退任式に臨んだ後、職員約500人に見送られ、県庁を去った。
藤田知事は知事室で湯崎氏に事務を引き継ぎ、最後の局長会議に出席した。講堂での退任式では「16年間は国内外とも激動、変革の時代。こういう時代だからこそ県民が主役という原点に返り、10年、20年先を見通す長期的な視点に立って考え、行動してほしい」とあいさつした。
県庁本館の玄関前で秘書課の職員から花束を受け取り、拍手の中、公用車に乗り込んだ。
【写真説明】湯崎新知事(左)に事務引き継ぎをする藤田知事
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