医療過誤訴訟に取り組む弁護士で作る「大阪医療問題研究会」(事務局・大阪市)は28日、医療過誤の被害者からの電話相談(06・6312・2550)を実施する。無料。午前10時~午後3時。
医療事故被害の救済と防止を目的に活動している「医療事故情報センター」(名古屋市)が呼びかけ、医療訴訟に取り組む全国の弁護士が2年に1回実施している相談の一環。
近年は産科医や小児科医を中心に医療態勢の劣化が社会問題となり、医療過誤訴訟の増加がその一因と指摘されている。同研究会の岩本朗弁護士(大阪弁護士会)は「医療事故への対応が適切でなければ、医療の質は向上しない。患者側が真相を知るための手段が訴訟しかないのも現実」と話す。【日野行介】
毎日新聞 2009年11月28日 地方版