医療事故被害者の被害回復を目的に、埼玉医療問題弁護団(中山福二団長)は28日、「声をあげよう!医療事故~第10回医療事故全国一斉相談」を開催する。医療安全推進週間(22~28日)に合わせ、全国の弁護士会の傘下組織が窓口となり、隔年で開催している。
弁護団によると、医療事故や病院内のトラブルについて、弁護士と当事者らが調査を実施し、被害回復に努めているのが実態。国が第三者調査機関を設置すべきとの遺族や医療関係者らからの声を受け、厚生労働省は昨年、「医療安全調査委員会」(仮称)設置に向けて動き始めた。
電話相談後、希望者には弁護士による面談相談(初回無料)も行う。午前10時~午後3時。(電話048・839・3275)。【浅野翔太郎】
毎日新聞 2009年11月27日 地方版