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部活動費で使途不明金の県立高教諭を停職処分/神奈川

2009年11月16日

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 県教育委員会は16日、部活動運営経費を不適切に取り扱い、使途不明金を生じさせたとして、県立鶴見高校の男性教諭(31)を停職6カ月の懲戒処分とした。校長ら上司4人も戒告処分などを受けた。教諭は同日付で依願退職した。

 県教委によると、教諭はバスケットボール部顧問とラクロス部副顧問を務めていたが、部員から集めた部費、合宿費、ユニホーム代などの部活動運営経費を自分の所持金と区別せず、職場の机の引き出しに入れるなど不適切に取り扱っていた。県教委は部費などの口座管理や出納簿作成などの基準を設けているが、教諭は怠っていたという。

 県教委の調査では、2008年度に約13万円の使途不明金があったほか、09年度も生徒から徴収した約87万円の一部を生活費やギャンブルなどに使用した可能性もあるという。教諭は「通帳を作るのが面倒だった。集めたお金は手元にあると使ってしまうので父親に預けていた」などと話しており、父親が全額(約100万円)を返済したという。

 県教委は「県立高校全校の部活動費を調査したが、他校では問題はなかった」としている。

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