勤務する信用金庫から約1200万円をだまし取ったとして、兵庫県警明石署は4日、日新信用金庫(同県明石市)の元林崎支店副課長、杉内章吾容疑者(36)=懲戒解雇=を詐欺容疑で逮捕した。杉内容疑者は架空の定期預金を紹介するなどの手口で顧客から8年間に約6億3400万円をだましとり、約6400万円を着服したことが社内調査で判明しており、同署は他の被害の裏付けを進める。
容疑は05年3月31日、客が国債購入のため預金の現金化を希望しているとの虚偽の申し入れを同信金西明石支店にし、明石市の無職男性(81)の口座の1200万円をだましとったとしている。容疑を認め、「ギャンブルに使った」との内容の供述をしているという。
杉内容疑者は顧客に商品を紹介し、現金を補てんするという“自転車操業”を繰り返していたとされる。【米山淳】
毎日新聞 2009年11月4日 12時35分(最終更新 11月4日 13時27分)
11月16日 | 詐欺容疑:未公開株話で8億円、12人を逮捕 警視庁 |
11月10日 | 詐欺容疑:占い団体の代表者逮捕 祈とう料名目で現金 |
11月5日 | 詐欺容疑:パソコン50台詐取 専門学校元教員を逮捕 |
11月4日 | 詐欺容疑:元信金副課長を逮捕 兵庫・明石 |
10月28日 | 詐欺容疑:公庫融資不正引き出し 数人を逮捕 |