富岡製材協組で横領／元女性職員を逮捕

富岡町の富岡地区製材協同組合の横領問題で、富岡署は２日午前８時４５分ごろ、浪江町権現堂字佐屋前の元職員の無職、吉田麻奈美容疑者（４５）を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。

同署の調べでは、吉田容疑者は平成１９年９月ごろ、同組合のパソコンに虚偽の情報を入力し組合口座から吉田容疑者名義の口座に約５８万円を振り込んだ疑い。

同署は同様の手口で４０数回、合わせて約１５００万円を吉田容疑者の口座へ振り込みを確認している。

吉田容疑者は容疑を認めているという。

横領した金は高級バッグや化粧品の購入やギャンブルに使ったという。

同組合によると吉田容疑者は同年１月の採用後、経理を担当していた。

同２月から今年５月までに組合の資金約３４００万円を横領したという。

７月に懲戒免職となり組合には８００万円以上を返還している。

組合は九月に業務上横領の疑いで吉田容疑者を刑事告訴、民事訴訟も検討している。