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仕分け人発言「遺憾に思う」/福山市長

2009年11月27日

 政府の行政刷新会議が進めている事業仕分けのまちづくり交付金をめぐる議論で、福山市が交付金を活用してJR福山駅前広場に建設中の地下送迎場が「無駄な公共事業」として取り上げられたことについて、羽田皓(あきら)市長は26日の定例会見で「限られたスペースの中で利便性や安全性を最大限確保するために計画した。市に問い合わせもなく、一方的な情報に基づいて発言されるのは大変遺憾」と述べた。

 この交付金に関する事業仕分けは12日にあり、仕分け人の一人が市の地下送迎場を例に挙げた。

 会見で羽田市長は「議会や専門家、市民の意見を十分に聴いて事業に着手した。交付金があったから突然、地下送迎場を整備したのではない」と反論。仕分けの結果、この交付金が「地方移管」と判定されたため、「当事業に影響が及ぶとは考えていない」としながらも「引き続き円滑に進捗(しん・ちょく)するよう願う」と話し、何らかの形で仕分け人にも理解を求めていく姿勢も示した。

 市は地下送迎場を含む駅前広場整備費約21億円のうち交付金を約8億7千万円充てる予定で、来年9月末の完成をめざしている。(吉田博行)

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