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飯豊の民家、女性の絞殺体 殺人事件と断定、捜査本部

2009年11月18日 15:20
 飯豊町添川で17日、無職佐原ナツエさん(75)が自宅で死んでいるのが見つかり、司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息死と分かった。県警捜査1課と長井署は18日午後、殺人事件と断定し、捜査本部を設置した。
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 県警によると、佐原さんは一人暮らし。佐原さんと連絡が取れなくなったことから、長女が実家を訪問し、遺体を見つけ、近所の人を通じて110番通報した。

 近所の人の話を総合すると、佐原さんは15日午後4時ごろに生存が確認されており、死亡したのは15日午後4時〜17日昼ごろの可能性がある。近くの女性(74)によると、15日午後2時ごろ〜4時ごろまで女性宅で佐原さんと世間話をした。その際、佐原さんは翌16日も女性宅に遊びに来る約束をしたが、16日は訪れず、連絡もなかったという。女性は佐原さんが「17日に手芸のクラブに行く」と楽しそうに話していたとし、「特別、悩んでいる様子はなかった」と振り返った。

 女性は17日午前11時ごろ佐原さん宅を訪問。その際、新聞受けに新聞が残っており、玄関の鍵は掛かっていた。呼び掛けにも応じなかったという。佐原さん宅に新聞を配達している男性も「17日朝に配達した時、16日の新聞が残っていた」と話した。

 一方、17日に110番通報した近くの男性(59)によると、17日昼ごろ、手芸クラブの関係者が車で佐原さんを迎えに来て、到着を知らせるクラクションを鳴らしたが反応がなかったため、佐原さんの長女(48)=同町在住=に連絡した。

 家に入った長女が「母が死んでいる」と言ったため寝室に入ったところ、佐原さんは「ベッドにあおむけで横たわっている状態だった」という。男性は「(手芸クラブに)行かない日は連絡を入れていた。それがなかったので不審に思った。(遺体の)顔の右ほお付近にあざがあった。腕を触ったが冷たい状態だった」と話していた。

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