東松山市は25日、医師不足のため休止していた市立病院の救急診療を来年1月10日から日曜日のみ再開すると発表した。午前8時半から翌日の同時刻までで、24時間対応。救急診療には内科、外科系の医師各1人と看護師1人を充てる予定で、今年度分の人件費551万円を12月定例市議会に提案する。
同病院は02、03年度は最多で31人の医師がいたが、04年度から始まった大学病院への医師引き上げなどで急減。07年12月に救急診療を休止し、昨年度末時点で12人に減少した。
同病院は独自で募集などを行い、現在、常勤的に働ける医師は15人にまで増加。現スタッフのほか、新たに日曜日のみ医師を確保することで救急診療が出来ると判断した。【鷲頭彰子】
毎日新聞 2009年11月26日 地方版