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ペットボトルリサイクルの罠!


連絡先:TOSS宮崎のぼりざる/森 年樹

ゴミの分別を進める地方公共団体が増えてきた。
プラスチックごみ(ペットボトル)の分別回収も進んでいる。
プラスチックごみの分別回収を進めることで,ゴミを減らしている気持ちになる。
しかし,本当に「プラスチックのみ」は減ったのだろうかという投げかけを
ペットボトルに焦点をあてた授業である。

授業用サイトが必要な場合はメールで連絡してください 
 ←連絡先メール(森 年樹)
(授業サイトはフラッシュで作成しています!)


発問1:ゴミの分別をしていますか。

☆ 「ゴミの分別をしている」という児童が多いと思われる。

発問2:「商品の製造→消費→回収→再利用」このような流れを何と言いますか。
     カタカナ5文字です。(リサイクル)

☆ 答えが分かるように薄く提示する。

発問3:リサイクルすることで「ペットボトルのゴミ」は減ったと思われますか,増えたと思いますか。
    @ 減った  A増えた  B変わらない

発問4:ペットボトルの製造量を示したグラフです。平成10年以降はどのようになることが予想されますか。

☆ 「増えていく」ということが予想される。

発問5:平成9年までのペットボトルの回収量を示したグラフです。平成10年以降はどのようになることが
    予想されますか。    

☆ 「増えていく」ということが予想される。

発問6:ペットボトルのゴミは減ったのですか,増えたのですか。

説明1:「20万トン」と言われても,想像できないので,簡単な数字に直してみましょう。
    平成5年,ペットボトルを12本製造して,12本を消費し,12本がゴミとなっていました。
    平成14年,ペットボトルを51本製造して,24本を回収しました。27本はゴミになっているのです。
    さらに回収した24本のうち3本だけリサイクルしているので,残り21本もゴミになっています。
    つまり,ゴミの量は約5倍増えているということになります。

発問7:分別回収は進んでいます。ペットボトルのゴミは減ったのですか,増えたのですか。   

まとめ:「リサイクル」することで,本当にゴミが減っているのか,今一度考えてみる必要がありますね。 

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