県教育委員会は24日、生徒の積立金40万円を使い込んだとして、県立三郷工業技術高校の大井僚介教諭(38)を免職とするなど教員2人を免職、1人を減給の懲戒処分にした。
県教育局によると、大井教諭は5月、検定料などに使うために集めた生徒からの積立金6万円を飲食代に流用した。さらに、使い込み分を取り戻そうとパチンコ代に34万円をつぎこんだ。
県南部の高校に勤める臨時教諭の男性(29)は5~6月に計2回、校内で女子生徒にわいせつな行為をさせたとして免職処分を受けた。男性教諭は今月11日付で、青少年健全育成条例違反罪でさいたま簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
県立上尾高校の定時制男性教諭(59)は、6月に出版した教え子の詩を掲載した詩集に、詩の解説として教え子の承諾を得ず家族や仕事など個人情報を掲載したとして、減給1カ月(10分の1)を受けた。【西田真季子】
毎日新聞 2009年11月25日 地方版