2009年11月25日

京セラ名誉会長稲盛和夫氏が日本を動かす

本日の天木直人氏のメルマガの表題です。

稲盛氏が主催した会食で、2か月ぶりに鳩山総理と小沢幹事長が面会しただけでなく、菅副総理や山岡国対委員長、岡田外務大臣、前原国土交通大臣、輿石参議院会長が勢ぞろいしたそうです。 


天木氏は「かつて一財界人が、時の政権の中枢ともいえるこれだけの政治家を一堂に集めたことがあったか。」と記していますが、確かに、日本中が「ビックリ」してもいいような出来事ではあります。 


ご存じのように、稲盛氏は元々政権交代論者であり、民主党を力強くバックアップされてきました。天木氏が言うように「民主党政権は稲盛氏の存在なくしてはあり得なかった」のは事実でしょう。 


さて、私が本日書きたいことの要点を最初に記します。 


◇鳩山首相と小沢幹事長が会わなくても政権が「邁進」できているのは、同じ政治道徳である「友愛」を共有しているからである。

◇稲盛氏の思想は「敬天人愛」「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉に凝縮されるが、この思想は「友愛思想」、「ディズニー思想」とピタリと一致する。

 


つまり、民主党政権は「友愛稲盛イズム」が基本ソフト(OS)になっており、政策形成作業や内閣の「発言」は、すべてこのOS上で動いているのです。 


稲盛氏の思想は「天を敬い、人を愛す」「利己ではなく利他」というまさに「友愛」思想です。稲盛氏は、著書「成功」と「失敗」の法則に、このように書かれています。 


<引用開始>
心に善き思いを持ったとき、それは善き力となって出ていき、善き結果を連れて戻ってくる、一方邪悪な思いを抱けば、それは邪悪な力となって発現し、悪しき結果を引き連れて返ってくるというのです。 

なぜ善き思いを抱けば、善き結果を得ることができるのでしょうか。 

それは、この宇宙が、善き思いに満ちているからです。宇宙を満たす善き思いとは、生きとし生けるものすべてを生かそうとする、優しい思いやりにあふれた思いです。わたしたちが、この優しい思いやりに満ちた思いを抱けば愛に満ちた宇宙の意思と同調し、必ず同じものが返ってくるのです。 

利己から利他へ利己にとらわれない正しい判断基準、価値観を持つことができるようになってはじめて、私たちは「足るを知る」ことができ、心から「豊かさ」を実感することができるようになるのです。
<引用終了> 


さらに稲盛氏は、「情けは人のためならず」という言葉を引用し、「あなたが差し出した愛は、必ずあなたに返ってきて、あなた自身を幸福にしてくれるのです。」と書かれています。 


皆さん、想像してみてください。これまでの日本をつくってきた邪悪な人たち(これまで族)に変わり、「友愛稲盛イズム」という思想基盤の上で人と人が支え合う「新しい公共」づくりを目指す、平成維新に果敢に挑戦する人たち(今から勢力)の姿を。私は、素晴らしく美しいものを想像いたします。 


私は、この会食の話に接し、政権という縦の人間関係に対し、「友愛稲盛イズム」という一本の力強い「思想の横串」が入ったと実感しました。


 
さらに私は、この「友愛稲盛イズム」という「思想の横串」が、全世界のディズニーランドの(日本の一部経営陣を除く)全キャストが共有する「ディズニー思想」と同じであることも知っています。 


つまり、「友愛思想」も「稲盛思想」も「ディズニー思想」も全く同じものであり、「ディズニー思想」がほとんどの日本人に受け入れられたように、「これから勢力」が共有する「友愛稲盛イズム」も、ほとんどの人に受け入れられるに違いありません。 


最後に皆さん一人ひとりに問いかけたいと思います。 


あなたは、今後「これまで族」か「今から勢力」のどちらを選択することが、ご自身の幸せにつながると思いますか。 


マスコミや自民党は、邪悪な心に支配された「これまで族」です。新政権を後押しする「今から勢力」に豹変されることを望まずにいられません。