8回にわたり中国当局から帰国拒否されている中国人男性、成田空港で抗議の寝泊まり
2009年6月以降、8回にわたり中国当局から帰国を拒否されている中国人男性が、11月4日から成田空港で抗議の寝泊まりをしている。
奇妙なシャツを着て、成田空港内を歩く男性の胸には、「中国国民が、8回にわたって中国に戻ることを拒否されている」という、怒りの文字が書かれていた。
2009年6月以降、8回にわたり中国当局から帰国を拒否されているのは、人権活動家・馮正虎さん(55)。
11月20日まで、成田空港の入国手続きエリア前で、抗議の寝泊まりを続けている。
馮正虎さんは「中国に戻りたいね、一番」、「日本へ入国したくないので、成田空港で泊まっています」と話した。
馮正虎さんは入国審査場の裏にあるソファで、11月4日から寝泊まりを続け、20日で17日目になる。
食べ物をどうしているかについて、馮正虎さんは「中国、香港、台湾、いろんな人が食品を持って来てくれる」と話した。
差し入れで、飢えをしのいでいるという。
馮正虎さんは「わたしのこのニュースを知った中国国民が、そのままほったらかしにしないと思う。遠くないうちに、中国へ帰れると信じています」と話した。
(11/20 20:18)