穴吹工務店が更生法申請 社長解任、マンション大手マンション分譲大手の穴吹工務店(高松市)は24日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。同日午後の取締役会で穴吹英隆社長を解任した。負債総額は関連会社2社を含め約1500億円。 東京商工リサーチによると、負債総額は5月に破綻した不動産開発会社ジョイント・コーポレーションに次いで今年5番目。四国では過去最大の倒産。 同日の取締役会では、役員12人中、穴吹社長だけが欠席した。他の役員と経営再建をめぐって意見が対立、10月には社長を除く役員の解任を提案、1週間で撤回するなど経営が混乱していた。 穴吹工務店は1905年の創業で、自社ブランドの分譲マンション「サーパス」を全国展開。市況の冷え込みなどで業績が低迷、東京本社を廃止し、経営再建を進めていたが、資金繰りが急速に悪化したため事業継続は困難と判断した。 【共同通信】
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