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【名言か迷言か】「仕分け」で分かる民主党の本質 (1/4ページ)

2009.11.23 18:00
このニュースのトピックス民主党
行政刷新会議ワーキングチームの「事業仕分け」作業の評決結果を書き込む関係者=11日午後、東京・新宿区で大西史朗撮影行政刷新会議ワーキングチームの「事業仕分け」作業の評決結果を書き込む関係者=11日午後、東京・新宿区で大西史朗撮影

 今週の名言は、自民党の伊吹文明元幹事長が語ったこの言葉。

 「公の場で、悪代官をみんなで懲らしめる絵を作ろうとした知恵者は、大したものだ」

 

 19日に伊吹派総会で、普段は辛口の伊吹氏が褒めているのが、最近話題の「仕分け」だ。

 政府の行政刷新会議が実施している予算の無駄を仕分ける作業は「主語は誰ですか、主語は」「天下りは何人いますか」と迫る蓮舫議員の厳しい表情でも注目されている。

 伊吹氏はもちろん、この後に、こんな苦言を付け加えている。

 「しかし、民主党だけの価値観で無駄か無駄でないかと言うのは乱暴だ」

 「仕分け」には、さまざまな評価があるが、伊吹氏の冒頭の言葉には、仕分けの「3つのポイント」が含まれているから見逃せない。

 第1は「公の場で絵を作る」という部分だ。

 仕分けは、ニュースやWEB上のライブ中継が人気だが、この「公の場で絵を作る」すごさがいかんなく発揮されている。

 反対語を考えてみれば分かる。「公の場で」⇔「秘密の場で」、「絵を作る」⇔「見せない」。対義語は「秘密にして見せない予算編成」だ。

 予算編成という、これまで秘密(?)にしてみせなかった部分を、表に出して見せたことが最大のポイントだ。

 「今までは、秘密で予算を作っていたから、無駄ばかりがあった。白日の下で予算を決めれば、無駄は少なくなる」というイメージを振りまいたことは、仕分けの最大の勝利だろう。

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行政刷新会議ワーキングチームの「事業仕分け」作業の評決結果を書き込む関係者=11日午後、東京・新宿区で大西史朗撮影
GXロケット関連予算など、5日目の作業が続く行政刷新会議の事業仕分け=17日午前、東京都新宿区
行政刷新会議の事業仕分けは教員免許更新制土入にも影響している=16日午後、東京都新宿区
2日目を迎えた行政刷新会議の事業仕分け作業=12日午前、東京都新宿区
行政刷新会議の事業仕分けで、説明者の意見を聞く民主党の枝野幸男元政調会長(右端)=12日午後、東京都新宿区
「事業仕分け」作業の結果、「健康増進対策費」が「廃止」と評決されたことを示す張り紙=11日午前、東京都新宿区
「事業仕分け」初日の作業を終え、記者会見する民主党の枝野幸男元政調会長(左から2人目)ら=11日午後、東京・新宿区で大西史朗撮影

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